2016年4月 - 2019年3月
黄色ブドウ球菌増殖を伴う皮膚炎自然発症モデルマウスを用いた皮膚炎発症機構解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
Tmem79-/-マウスを作成・解析した結果、Tmem79-/-マウスは3〜4週に皮膚炎が悪化するがその後に皮膚炎症状が改善し、12週以降に再度皮膚炎が悪化する二相性の皮膚炎を発症することを明らかにした。抗生物質を用いた解析により二相性の皮膚炎症状が改善したことから、Tmem79-/-マウスでの皮膚炎発症には細菌叢異常が関与していることが示唆された。Tmem79-/-マウスでの皮膚細菌叢解析の結果、二相とも皮膚細菌叢異常が起きており、特に二相目は非常に多くのS.aureusが増殖していることを明らかにした。
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- 課題番号 : 16K10175
- 体系的番号 : JP16K10175