2017年4月 - 2019年3月
臨床応用を目指した表皮バリア機能の統合システム解析手法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究では各表皮バリアモデルマウスの多角的な表皮バリア解析から、いくつかのバリア異常状態の存在が示唆された。各表皮バリアパラメータ間のネットワーク解析、および表皮バリアパラメータ異常の推移と皮膚組織内発現分子動態を関連解析することで、表皮バリア破綻を評価するのに有用なパラメータの選定と皮膚バリア異常病態の詳細な理解につながると予想された。また表皮バリア評価パラメータの一部と皮膚表面画像の変化が関連する可能性が示唆された。私たちはヒト健常人およびアトピー性皮膚炎患者の皮膚症状と皮膚表面形状データ、画像データの連続的系統的収集を進め、本研究知見との比較相関解析を行い実臨床での応用へつなげていく。
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- 課題番号 : 17K16350
- 体系的番号 : JP17K16350