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たった2分で涙の量を激増させる呼吸法老眼も眼精疲労もこれで防衛できる...眼科医直伝どんなに忙しい人でも毎日続けられる"両目の自己回復習慣"

目の自己回復力を高めてくれる生活習慣は何か。眼科医の綾木雅彦さんは「目を最適にうるおすのは自分の涙が一番。きれいな涙液を増やす生活習慣を日頃から身につけるといい」という――。
仕事で疲れた目を抑えるビジネスマン
写真=iStock.com/Zephyr18
(注記)写真はイメージです

「あいう・まばたき」&「い・まばたき」で涙液量アップ

前回に続き、今回はビジネスパーソンに向けた視力防衛習慣についてご紹介します。

上まぶたと下まぶたを、しっかりとくっつける。そうすることで、刺激を受けた涙腺から涙液(涙)が出て、古い涙と新しい涙の交換が行なわれ、目にとって理想的な状態をキープできる。それが、「完全まばたき」の効果です。

実は、完全まばたきの効果をさらに上げるコツがあります。

あくびをすると、目に涙がにじんできませんか? これは、顔の表面が大きく動くことで起きる現象です。この仕組みを利用して、涙の量を簡単に増やすことができるのです。

完全まばたきを行なう前に、「あ・い・う」の形に口を大きく動かし、「擬似あくび」をしてから完全まばたきをしてみてください。

いかがでしょう。顔の筋肉が大きく動くことで、涙腺や涙の保管庫である「涙囊るいのう」が圧迫され、涙が搾り出されるように、通常よりも多く産出されるはずです。

実験の結果、とくに「い」の口は涙の量を増やすことがわかりました。そこで、「あいう・まばたき」の簡易版として「い・まばたき」を、忙しいビジネスパーソンの方々にはおすすめします。

目のかゆみには「ぱっちんまばたき」

花粉症の季節など、目がかゆくなると思わず目をこすってしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、目のかゆみというのは皮膚のかゆみと同様、かけばかくほど、かゆくなります。

その原因は、細胞から分泌されるヒスタミンというかゆみ物質。かくほどにヒスタミンが分泌されてかゆみ増してしまうのです。目に異物が入っている場合は、かくことで角膜を傷つけることにもなりかねません。

したがって、かゆみを止めるためには、かかないこと。

その代わりに、まばたきをしましょう。まばたきで、異物やごみを目から洗い流すだけでも、症状はかなりおさまります。

おすすめは、「ぱっちんまばたき」。上下のまぶたを強くくっつけることを意識しながら、連続して5回ほど、しっかりとまばたきしてください。

「ぱっちん」なんて名前の響きはとぼけていますが、効果は絶大。完全まばたきよりも、よりうるおいを感じられるはずです。

涙が分泌されたら、ティッシュでやさしく拭き取ります。かゆみのもとである異物やごみは両目の目頭や目尻にたまるので、取り去ってください。

掲載: PRESIDENT WOMAN Online

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