1年生物基礎「実験 細胞の観察」
今週、1年生物基礎の授業で「細胞の観察」の実験を行いました。
生物基礎では、最初に生物の共通性ということで細胞について学習します。今回の実験では、核を持つ真核細胞と核を持たない原核細胞を観察しました。真核細胞はタマネギのりん片の表皮、原核細胞はイシクラゲを見ていきます。イシクラゲとは、ネンジュモ属の真正細菌の一種で、身近なところでは校庭の端の方にワカメのような見た目をして生息していたりします。今回観察したイシクラゲは、本校の岩石庭園の近くで採取したものです。
タマネギの細胞とイシクラゲの細胞を比較すると、核の有無もありますが大きさがかなり違います。タマネギの細胞は細胞ごとに差はありますがおよそ400μm、イシクラゲはおよそ5μm。生徒たちはピントを合わせることに苦労しつつも、しっかりと細胞を見つけてスケッチをしていました。また、細胞の多さに驚く声もありました。
今回観察したことから、生物の共通点や相違点について考えてもらえたら嬉しいです。
400倍で見たタマネギの表皮
400倍で見たイシクラゲ
丸い細胞が数珠のように連なっている
写真中央の黒っぽい
ものがイシクラゲ
洗って乾燥させた
イシクラゲ
400倍の写真を拡大したイシクラゲ
丸い一粒一粒が一つの細胞