人権教育
本日は1,2年生を対象として人権教育を実施しました。
2年生では「火垂るの墓」、1年生では人権教育映画「クリームパン」を観賞し、その中での気づきをまとめる活動を行いました。
生徒はかなり真剣な面持ちで鑑賞していました。2作とも内容的にかなり重層的な作品であったこともあり、様々なことが読み取れたと思います。
人間は現実に存在しないことを物語という形で作り出す力に長けています。国や法律や人権をあたかも現実に存在するかの如く扱うことができるのも、マナーや規範を守ることができるのも、他者の心を思いやれるのも、この力によるところが大きいです。だからこそ、小説や映画という物語を通して、人の心の機微や社会の問題を感じ取り、自分事として考えるという活動は、非常に意味のあることだと考えています。
児玉高校では、今後もこうした人権教育を取り入れ、豊かな情操と他者に対しての想像力を欠かさない生徒の育成に努めてまいります。
また、明日は3年生を対象とした「就職差別をなくすために」を実施予定です。