知っていますか?白楊って凄いんです! 「生物資源科では古代米を栽培しています」
生物資源科3年生の「栽培技術」では、「古代米」の栽培研究もやっているんですよ。知っていましたか?
「古代米」は、古代から栽培していた品種や古代の野生種の性質が残っている品種です。児玉白楊高校では、種の保存のために7種類の古代米を栽培しています。
実は、白米に比べ、古代米はたんぱく質やビタミン、ミネラル類を多く含んでおり、健康食として今、注目されていいます。
その中から今日は4種類を御紹介します。
【黒米(もち種】アントシアニンを含む品種のお米です。薬膳料理にも多く使われています。「薬米」という別名もあります。
【赤米(もち種、うるち種】タンニンを含む種類のお米です。昔から神事やお祭りの席でも用いられています。
【緑米(もち種)】もち米の一種で、粘り気と甘みが強く、クロロフィルが多く含まれています。
【香米(うるち種)】玄米に香りを持つ品種です。香ばしいポップコーンのような香りがします。
皆さん、アントシアニン、タンニン、クロロフィル等、どこかで聞いたことがあるかと思います。
アントシアニンは、抗酸化作用、がん予防効果、視機能改善作用があるとされています。タンニンは、その抗酸化力によりコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化などの生活習慣病を防ぐ効果が期待されています。また、肌を引き締める効果があることから化粧品にも使われています。クロロフィルにも抗酸化作用があり、高コレステロールや高血圧の改善等、生活習慣病の改善に効果があるとされています。
食べ方は、お米2合くらいを炊く際に、大さじ1杯くらいを足して一緒に炊きます。
古代からの知恵と資源を後世に伝えるのも、生物資源科の「学び」の一つなんですよ!