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九州リースサービスプレゼンツ STORY 未来に残したい故郷の風景 毎週日曜午後5:55〜

放送内容

「光の組み立て」(福岡県那珂川市)

2024年09月15日

グラスアーティストとして38年間、光とガラスの作品に携わってきた後藤ゆみこさん。
現在は、那珂川市の山里に「WAVE−Gグラス工房」を構えていて、併設されているギャラリーには、あらゆる光の作品が展示されている。
そこはまるで日常から別世界に迷い込んだような心地よい空間だった。

撮影日は完全オーダーメイドのステンドグラスを作っていた。
20枚以上の様々な色や形のガラスを使用して組み立てていくその作品は、窓として使用されるという。
だが、単純に「美しい窓」というわけではなく、見せたくない景色を見せないようにする工夫が施されており、生活を穏やかにする光の演出も盛り込まれていた。

窓などの大きなステンドグラスを作るときは、オーダーを受けた家を訪れて、採寸と一緒に、どのくらい日の光が当たるのか確認するそうだ。
もちろん四季のうつろいによって光の角度や強弱は変わるが、その光の変化を後藤さんはイメージをする。
そのイメージの先に、凹凸のあるガラス、ゆがみのあるガラスなど、様々なガラスを頭の中で組み立てて、作品を生み出しているのだ。

そんな後藤さんが未来に残したい風景は「那珂川市の南畑地区」。
自然に囲まれた南畑地区は、夜になると「シーン」という音が聞こえるほど、静かな時があるそうだ。グラスアーティストとして、自然からのアイデアを享受しながら、ガラスと向き合う時間は欠かせないそうで、それを「孤独な時間」だと後藤さんは話してくれた。
だがそれは「良い意味の孤独」であり、その孤独を愛おしく感じられるのは、南畑地区が自然豊かな里山だからなのだろうと思った。

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WAVE-G グラス工房

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