スタッフ
名誉教授
平島健司 (1957- )
専門分野
比較政治・ドイツ=ヨーロッパ政治
主要業績
- 『ワイマール共和国の崩壊』東京大学出版会, 1991年.
- 「歴史的パースペクティヴにおけるネオ・コーポラティズム論:西ヨーロッパの政治発展に関する一考察」『社会科学研究』43(6): 169-85頁, 1992年.
- 「政治発展論再考:19世紀ヨーロッパ近代とリベラリズム」『社会科学研究』45(2): 235-51頁, 1993年.
- 『ドイツ現代政治』東京大学出版会, 1994年.
- 「連邦制と政党制の変容」坂井栄八郎・保坂一夫(編)『ヨーロッパ=ドイツへの道』東京大学出版会: 101-27頁, 1996年.
- 「欧州統合と民主的正統性:国家を越える民主的ガヴァナンスの試み」東京大学社会科学研究所(編)『20世紀システム5 国家の多様性と市場』東京大学出版会: 277-303頁, 1998年.
- 「第9章 分断国家の成立・安定・変容」「第10章 統一ドイツ」木村靖二(編)『ドイツ史(新版世界各国史シリーズ13)』山川出版社: 335-409頁, 2001年.
- “Coping with Fiscal Burdens: A Comparative Institutional Analysis of Japanese and German Fiscal Policy in the 1990s”, Ulrich Teichler; Gisela Trommsdorff (eds.), Challenges of the 21st Century in Japan and Germany, Papst Science Publishers: Lengerich: pp.37-61, 2002.
- 「政治構造の変容と政策変化:欧州統合の中のドイツ」日本比較政治学会(編)『EUのなかの国民国家』早稲田大学出版部: 25-46頁, 2003年.
- 『ヨーロッパ比較政治発展論』(ゲルハルト・レームブルッフ著・平島健司(編訳))東京大学出版会, 2004年.
- 『EUは国家を超えられるか』岩波書店, 2004年.
- “Political Immobilism, Economic Malaise, and Institutional Changes: Japan's Political Economy in the Lost Decade”, Gesine Foljanty-Jost (ed.), Japan in the 1990s, Lit Verlag: pp.119-132, 2004.
- “Regime Shift in Japan?”, Swiss Political Science Review, 10(3): pp.31-54, Autumn 2004.
- 「政体の観点からEUを考える:国家を離れて「独特の」政体を語ることは可能か」中村民雄(編)『EU研究の新地平』ミネルヴァ書房: 29-50頁, 2005年.
- 『ヨーロッパ政治史 新訂』(飯田芳弘と共著)放送大学教育振興会・日本放送出版協会, 2005年.
- 「企業・政府間関係:グローバル化の中の銀行政策—日独の比較—」工藤章・橘川武郎・グレン・D.フック編『現代日本企業 企業体制 (上)』有斐閣: 316—340頁, 2005年.
- “Die Reformpolitik in Japan und Deutschland im Vergleich”, in György Szell und Carmen Schmidt (hg.), Veröffentlichungen der Forschungsstelle Japan, 16, Universität Osnabrück: pp.5-19, 2005.
- “The Emergence of European Employment Policy: Mechanisms of Policy Change in Multiple Actor Systems”, University of Tokyo Journal of Law and Politics, 5 (Special Issue on Policy System Framework): pp.38-51, Spring 2008.
- 「全体と部分:政府間関係と政策システム」(森田朗・金井利之と共著)城山英明・大串和雄(編)『政策革新の理論 政治空間の変容と政策革新』東京大学出版会: 37-66頁, 2008年3月.
- 『国境を越える政策実験・EU』(編著)東京大学出版会、2008年9月.
- Germany and Japan after 1989. Reform Pressures and Political system Dynamics. (Ed. with Roland Czada.), ISS Research Series No.33, February 2009.
- 『改訂新版 ヨーロッパ政治史』(飯田芳弘と共著)放送大学教育振興会, 2010年2月.
- “European Integration in a Historical Perspective: How Did It Begin and What Are the Lessons for Asia?”, Tamio Nakamura (ed.), East Asian Regionalism from a Legal Perspective, Routledge: London & New York, 2009, pp.107-21.
- 『ヨーロッパ政治ハンドブック 第2版』(馬場康雄と共編著)東京大学出版会, 2010年5月, 364頁.
- Governance of Contemporary Japan. ISS/Shaken International Symposium.(Symposium Committee ed.), ISS Research Series No. 47, December 2011.(編集を担当し、序論とR・チャーダ教授の報告に対するコメントを執筆)
- 「二大政党と社会国家のゆくえ」『ドイツ研究』第47号(2013年), 99-113頁.
- 「歴史の長い影-ビスマルク型福祉国家改革の政治過程-」『社会科学研究』66巻1号(2014年),139-161頁.
- 「ガバナンス・アプローチとEU研究」東京大学社会科学研究所・大沢真理・佐藤岩夫編『ガバナンスを問い直す I 越境する理論のゆくえ』東京大学出版会, 2016年, 67-88頁.
- 『ドイツの政治』、東京大学出版会, 2017年3月刊.
- 「黒と赤-ドイツにおける二大政党の黄昏?-」『学士会会報』No. 929(2018年3月), 27〜31頁.
- Japanese Pathway to Fiscal Consolidation: The Rock of Sisyphus or a Lack of Commitment?, Carmen Schmidt and Ralf Kleinfeld (eds.), The Crisis of Democracy: Chances, Risks, and Challenges in Japan (East Asia) and Germany (Europe), Cambridge Scholars Publishers, 2019, 387-402.
- 「ドイツにおけるアイデンティティをめぐる政治-ヨーロッパの文脈から」、日本比較政治学会編『アイデンティティと政党政治』日本比較政治学会年報第21号(2019年8月)、ミネルヴァ書房、1-24頁.
- 「西中欧の政治を考える」、東京大学社会科学研究所『社会科学研究』第71巻1号(2020年6月)、121-138頁.
- 「ライン川流域における近代国家の成立」『社会科学研究』第72巻第1号,207-227頁.
- 「自由主義と立憲国家-西中欧における自由主義の遺産-」『社会科学研究』第73巻第1号,75-94頁.
- 「分断国家の成立・安定・変容(第9章)」,「統一ドイツ(第10章)」木村靖二編『セレクションシリーズ 各国史ドイツ史 下』(2022年6月),148-214頁,215-237頁.
- 「自由主義と『文化闘争』-西中欧におけるカトリック政党の登場-」『社会科学研究』第74巻、1-20頁.
経歴
1986年1月 - 2000年3月 | 東京大学社会科学研究所助教授 |
1987年8月 - 1989年8月 | コンスタンツ大学(DAAD奨学生) |
1997年10月 - 1998年3月 | マックス・プランク社会研究所客員研究員 |
1998年8月 - 1999年8月 | コーネル大学東アジアプログラム客員研究員 |
2000年4月 - 2023年3月 | 東京大学社会科学研究所教授 |
2005年4月 - 2005年7月 | オスナブリュック大学客員教授 |
2011年6月 | パリ・社会科学高等研究院(EHESS)客員教授 |
2023年6月 | 東京大学名誉教授 |