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トラップ (音楽のジャンル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(Trap musicから転送)
Trap
主なトラップビート
様式的起源 サザン・ヒップホップ, ハードコアヒップホップ, クランク
文化的起源 1990年代、アメリカ合衆国にて。
使用楽器 FL Studioシンセサイザードラムマシンキーボードサンプラー
関連項目
フットワーク(Footwork)
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トラップ(Trap)とは、ハードコア・ヒップホップから派生したヒップホップの1つ。トラップのビートにイギリス発祥のダブステップの要素を取り込んだダンスミュージック(ベースミュージック)のジャンルも存在する。アメリカ合衆国を中心に、その人気を拡大した。

歴史

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2000年代前半に、サザン・ヒップホップクランクから派生して生まれたジャンルである。重低音を強調したビートに、トラップ特有のハイハットの連続音や、派手な電子音を加えるスタイルが一般的。トラップとは、「コカイン密売所」を表すスラングで、アトランタが、このジャンルの発祥地とされている[1] 。先駆者とされるアーティストは、2003年以降に活躍したT.I.ヤング・ジージーだが[2] 、2010年代に入ってからも2チェインズリック・ロスワカ・フロッカ・フレイム、フューチャーらのヒットにより、トラップ人気が継続した[3] 2 Chainzの2012年発表のアルバム『Based on a T.R.U. Story』は、全米で50万枚以上を売り上げ、ゴールドディスクを獲得した。近年はシンセサイザーを用いたテクノ色の強いサウンドや、ダブ・ステップ寄りのサウンドまで登場しており[4] 、独創的で退廃的な世界観で人気を博しているオルタナティブ・ヒップホップ勢と比べ、流行を意識したメインストリーム寄りのサウンドが多い。代表的なプロデューサーとして、ワカ・フロッカ・フレイムグッチ・メインの楽曲を多く手掛けたレックス・ルガー等がいる[4] 。また、EDMのジャンルではトラップステップフューチャーベースなどがクラブで人気のジャンルとなっている。EDMトラップの代表的なプロデューサーとしては、DJ Snake、Major LazorDiplo等がいる。

代表的なアーティスト

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2000年代

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2010年代

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代表的なプロデューサー

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主な楽曲

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脚注

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  1. ^ Real Trap - residentadvisor.net
  2. ^ Trap Music - urbandictionary.com
  3. ^ 「ギャングスタ・ラップ」 p.149
  4. ^ a b Trap Music - stoneyroads.com
文化
歴史
サブジャンル
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
融合ジャンル
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
影響を与えたジャンル
楽器、技術
一覧
地域別
アメリカ合衆国 (en)
北アメリカ (en)
ラテンアメリカ (en)
アフリカ (en)
ヨーロッパ (en)
中東 (en)
アジア (en)
オセアニア (en)
年代別ジャンル
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
その他


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