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青井夏海

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曖昧さ回避 タレントの「葵夏美」とは別人です。

(あおい なつみ、女性、1960年 [1] -)は、日本推理作家

来歴

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千葉県生まれ[2] 神奈川県在住[2] 。既婚で息子がいる[2] 慶應義塾大学 経済学部卒業[1] 。詳しい経歴や、本名等は明らかにされていないが、推理小説を書き始めたのは20歳過ぎからだという[3] 1994年に野球ミステリ『スタジアム 虹の事件簿』を自費出版した[3] 。出版の際、本づくりそのものに興味を抱き、同書の出版社に就職[3] 同書はパ・リーグ応援団体等に配られた。ところが、同書がインターネット上の有名ミステリ書評サイト(「Uncharted Space」、「猟奇の鉄人」等)で「幻の名著」として取り上げられるようになり、好評を聞いた東京創元社から創元推理文庫の一冊として2001年に出版され、広く知られるようになった[要出典 ]

その後、自身の助産院での出産経験をヒントにした助産師(当時は助産婦)探偵シリーズを発表、その第1作『赤ちゃんをさがせ』はNHKのテレビドラマにも採用された[3]

『そして今はだれも』では安楽椅子探偵スタイルから一歩を進め、巻き込まれ型探偵及び主人公が、名門高校での陰湿な事件に立ち向かう。

作品リスト

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助産婦(師)探偵シリーズ

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その他

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  • スタジアム 虹の事件簿(1994年1月 発行:MBC21・発売:東京経済 / 2001年4月 創元推理文庫)
  • 陽だまりの迷宮(2004年5月 ハルキ文庫)
  • そして今はだれも(2005年9月 双葉社 / 2010年10月 双葉文庫)
  • 星降る楽園でおやすみ(2006年8月 中央公論新社 / 2008年8月 中公文庫)
  • 雲の上の青い空(2007年8月 PHP研究所 / 2011年1月 PHP文芸文庫)
  • せせらぎの迷宮(2008年9月 ハルキ文庫)
  • シルバー村の恋(2009年7月 光文社文庫)
  • 丘の上の赤い屋根(2010年7月 PHP研究所 / 2013年9月 PHP文芸文庫)
  • からくりランドのプリンセス(2013年11月 原書房)

アンソロジー

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「」内が収録されている青井夏海の作品

  • 蒼迷宮(2002年3月 祥伝社文庫)「大空学園に集まれ」
  • 本格ミステリ03(2003年6月 講談社ノベルス)
    • 【改題】論理学園事件帳(2007年1月 講談社文庫)「別れてください」
  • ベスト本格ミステリ2012(2012年6月 講談社ノベルス)「払ってください」
    • 【改題】探偵の殺される夜 本格短編ベスト・セレクション(2016年1月 講談社文庫)
  • エール!1(2012年10月 実業之日本社文庫)「金環日食を見よう」

映像化作品

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テレビドラマ

脚注

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  1. ^ a b "会員名簿 青井夏海". 日本推理作家協会. 2017年7月26日閲覧。
  2. ^ a b c "自己紹介". oceanfront. 2017年7月26日閲覧。
  3. ^ a b c d 青井夏海(インタビュアー:三好菜穂子)「作家・青井夏海さん 『赤ちゃんをさがせ』『赤ちゃんがいっぱい』著者」『REBORN』http://www.web-reborn.com/interview/aoi.htm 2017年7月26日閲覧 

関連項目

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外部サイト

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