阪神基地隊
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(紀伊警備所から転送)
| 阪神基地隊 | |
|---|---|
| 創設 | 1953年(昭和28年)9月16日(大阪基地隊) |
| 再編成 | 1968年(昭和43年)3月30日(阪神基地隊:改称) |
| 所属政体 | 日本の旗 日本 |
| 所属組織 | 海上自衛隊 |
| 部隊編制単位 | 隊 |
| 兵種/任務 | 掃海、沿岸海域防備、艦艇支援 |
| 所在地 | 兵庫県 神戸市 |
| 編成地 | 神戸 |
| 上級単位 | 呉地方隊 |
| 担当地域 | 大阪湾、紀伊水道及び四国沖周辺 |
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阪神基地隊(はんしんきちたい、英称:Sub Area Activity Hanshin)とは、海上自衛隊の呉地方隊隷下の基地隊のひとつである。本部は兵庫県 神戸市 東灘区 魚崎浜町37に所在している。略称は阪基(はんき)。
概要
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阪神基地隊は大阪湾、紀伊水道及び四国沖の防衛警備を任務として、任務達成に必要な訓練のほか、海中で発見された不発弾等爆発性危険物の処理や災害への対応にあたっている[1] 。
基地隊本部は、神戸港の東部海面第三工区埋立地の南東部に置かれている。1995年(平成7年)1月に発生した阪神・淡路大震災により庁隊舎・岸壁とも多大な損害を受けたが、2年数ヶ月に及ぶ工事により、機能を大幅に強化し復旧した[2] 。
沿革
[編集 ]- 1952年(昭和27年)
- 1953年(昭和28年)9月16日:大阪航路啓開隊が廃止。「大阪基地隊」が新編、呉地方基地隊隷下に編入。
- 1954年(昭和29年)
- 1955年(昭和30年)12月16日:仮屋磁気測定所を新編。
- 1957年(昭和32年)3月31日:淡路警備所を新編。
- 1959年(昭和34年)5月1日:神戸基地分遣隊を新編。
- 1961年(昭和36年)3月31日:第5掃海隊が廃止。
- 1963年(昭和38年)6月15日:第2港湾哨戒隊を編入。
- 1968年(昭和43年)3月30日:大阪基地隊本部が神戸市に移転し「大阪基地隊」から「阪神基地隊」に改称。神戸基地分遣隊が廃止、大阪派遣隊を新編。
- 1970年(昭和45年)
- 1972年(昭和47年)3月31日:第31掃海隊が廃止。第2掃海隊群から第33掃海隊を編入。
- 1974年(昭和49年)8月28日:第33掃海隊が廃止。第1掃海隊群から第41掃海隊を編入。
- 1975年(昭和50年)12月1日:淡路警備所が廃止。紀伊警備所を新編。
- 1986年(昭和61年)3月27日:第41掃海隊が廃止。第45掃海隊を編入。
- 1990年(平成02年)11月28日:第45掃海隊が廃止。第15掃海隊を編入。
- 1992年(平成04年)10月20日:第2港湾哨戒隊が廃止。第1港湾哨戒隊を編入。
- 1997年(平成09年)3月19日:隊番号の改正により第15掃海隊を第42掃海隊に改称。
- 1998年(平成10年)6月22日:第1港湾哨戒隊が廃止。
- 2013年(平成25年)6月3日:紀伊警備所が廃止。
- 2024年(令和06年)3月12日:第42掃海隊の「つのしま」が除籍となり[3] 、函館基地隊第45掃海隊から「あおしま」が編入[4] 。
部隊編成
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主要幹部
[編集 ]| 官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
|---|---|---|---|---|
| 阪神基地隊司令 | 1等海佐 | 桐生宏幸 | 2024年08月01日 | 海上幕僚監部人事教育部補任課長 |
| 副長 | 1等海佐 | 久保哲也 | 2023年10月03日 | ちよだ艦長 |
| 代 | 氏名 | 在職期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 大阪航路啓開隊司令 | ||||||
| 1 | 白川 次 | 1952年8月1日 - 1953年9月15日 | 海経19期 | 佐世保地方総監部経理補給部長 | 1等警備正 | |
| 大阪基地隊司令 | ||||||
| 01 | 山口正之 | 1953年9月16日 - 1954年9月19日 | 海兵58期 | 横須賀地方総監部防衛部長 | 1等警備正 | |
| 02 | 白石信秋 | 1954年9月20日 - 1956年5月6日 | 海兵58期 | 舞鶴地方総監部防衛部長 | 第11護衛隊司令 | 1等海佐 |
| 03 | 山上龜三雄 | 1956年5月7日 - 1958年7月31日 | 海兵55期 | 舞鶴練習隊司令 | 第1掃海隊群司令 | 1等海佐 |
| 04 | 千種定男 | 1958年8月1日 - 1962年3月31日 | 海兵58期 | 防衛大学校訓練部長 | 海上自衛隊幹部学校付 →1962年12月31日 退職 |
就任時1等海佐 1961年7月1日 海将補昇任 |
| 05 | 瀬間 喬 | 1962年4月1日 - 1964年8月15日 | 海経20期 | 海上幕僚監部総務部厚生課長 | 海上幕僚監部付 →1965年7月1日 退職 |
就任時1等海佐 1963年1月1日 海将補昇任 |
| 06 | 高橋 敏 | 1964年8月16日 - 1966年6月30日 | 海兵62期 | 海上自衛隊幹部学校教育部長 | 海上自衛隊幹部学校副校長 | 就任時1等海佐 1965年7月1日 海将補昇任 |
| 07 | 大野広司 | 1966年7月1日 - 1968年3月29日 | 海兵63期 | 防衛大学校教授 | 阪神基地隊司令 | |
| 阪神基地隊司令 | ||||||
| 01 | 大野広司 | 1968年3月30日 - 1968年4月15日 | 海兵63期 | 大阪基地隊司令 | 海上幕僚監部付 →1968年6月30日 退職 |
|
| 02 | 市瀬 信 | 1968年4月16日 - 1969年12月15日 | 海兵65期 | 海上自衛隊第1術科学校副校長 兼 生徒教育部長 |
第2掃海隊群司令 | 就任時1等海佐 1968年7月1日 海将補昇任 |
| 03 | 関 清栄 | 1969年12月16日 - 1971年3月31日 | 海兵65期 | 第2掃海隊群司令 | 海上幕僚監部付 →1971年7月1日 退職(海将昇任) |
|
| 04 | 大堀 正 | 1971年4月1日 - 1972年3月31日 | 海兵69期 | 在トルコ 防衛駐在官 →1970年12月21日 海上幕僚監部調査部付 |
海上自衛隊少年術科学校長 | 就任時1等海佐 1971年7月1日 海将補昇任 |
| 05 | 三輪隆夫 | 1972年4月1日 - 1974年3月15日 | 海機49期 | 木更津航空補給所長 | 海上幕僚監部付 →1974年7月1日 退職 |
|
| 06 | 前田夘一郎 | 1974年3月16日 - 1975年12月31日 | 東京帝国大学・ 4期予備学生 |
海上自衛隊幹部候補生学校副校長 | 退職 | 就任時1等海佐 1974年4月1日 海将補 終戦時中尉 |
| 07 | 田中春雄 | 1976年1月1日 - 1977年6月30日 | 海兵72期 | 海上自衛隊幹部学校研究部長 | 海上幕僚監部付 →1977年10月5日 退職 |
就任時1等海佐 1976年4月1日 海将補昇任 |
| 08 | 吉田承澄 | 1977年7月1日 - 1979年4月1日 | 高等商船学校 | 沖縄基地隊司令 | 海上幕僚監部付 →1979年7月1日 退職 |
|
| 09 | 鮫島哲郎 | 1979年4月2日 - 1981年6月30日 | 海機55期 | 海上自衛隊第2術科学校副校長 | 海上幕僚監部付 →1981年10月1日 停年退官 |
|
| 10 | 山澄 暉 | 1981年7月1日 - 1982年10月25日 | 海兵75期 | 呉地方総監部幕僚長 | 退職 | |
| 11 | 遠藤峻生 | 1982年10月26日 - 1984年12月16日 | 早稲田大学・ 3期幹候 |
防衛大学校訓練部長 | 海上自衛隊第1術科学校長 | 1984年8月1日 海将昇任 |
| 12 | 後川恒郎 | 1984年12月17日 - 1987年7月6日 | 海保大2期・ 6期幹候 |
海上自衛隊第1術科学校副校長 | 退職 | |
| 13 | 伊藤金二 | 1987年7月7日 - 1989年3月19日 | 海保大4期・ 9期幹候 |
自衛隊高知地方協力本部長 | ||
| 14 | 高山雅司 | 1989年3月20日 - 1990年8月12日 | 防大1期 | 防衛大学校教授 | ||
| 15 | 野尻勝馬 | 1990年8月13日 - 1992年3月15日 | 防大5期 | 第2護衛隊群司令 | ||
| 16 | 三成裕二 | 1992年3月16日 - 1994年6月30日 | 防大8期 | 潜水艦隊司令部幕僚長 | 横須賀地方総監部幕僚長 | |
| 17 | 仲摩徹彌 | 1994年7月1日 - 1996年6月30日 | 防大10期 | 統合幕僚会議事務局 第4幕僚室長 |
教育航空集団司令官 | |
| 18 | 上田愛生 | 1996年7月1日 - 1997年6月30日 | 防大11期 | 統合幕僚学校副校長 | 海上幕僚監部監察官 | |
| 19 | 明野充功 | 1997年7月1日 - 1998年12月7日 | 防大10期 | 大湊地方総監部幕僚長 | 潜水艦隊司令官 | |
| 20 | 坂上芳洋 | 1998年12月8日 - 1999年12月9日 | 防大11期 | 第1護衛隊群司令 | 退職 | |
| 21 | 古庄幸一 | 1999年12月10日 - 2001年3月26日 | 防大13期 | 海上幕僚監部監察官 | 護衛艦隊司令官 | |
| 22 | 小林秀至 | 2001年3月27日 - 2003年6月30日 | 防大15期 | 第1航空群司令 | 退職 | |
| 23 | 袴田忠夫 | 2003年7月1日 - 2005年7月27日 | 防大17期 | 海上幕僚監部調査部長 | 第1術科学校長 | |
| 24 | 志賀洋介 | 2005年7月28日 - 2007年3月27日 | 防大16期 | 第1航空群司令 | 退職 | |
| 25 | 佐々木孝宣 | 2007年3月28日 - 2008年3月25日 | 防大21期 | 練習艦隊司令官 →2006年12月6日 海上幕僚監部付 |
防衛大学校訓練部長 | |
| 26 | 永田美喜夫 | 2008年3月26日 - 2009年3月23日 | 防大20期 | 大湊地方総監部幕僚長 | 潜水艦隊司令官 | |
| 27 | 村川豊 | 2009年3月24日 - 2010年7月25日 | 防大25期 | 海上幕僚監部総務部副部長 | 海上自衛隊第4術科学校長 | |
| 28 | 山本高英 | 2010年7月26日 - 2011年8月4日 | 防大21期 | 第2航空群司令 | 退職 | |
| 29 | 金久保和司 | 2011年8月5日 - 2012年7月25日 | 防大22期 | 海上幕僚監部監察官 | ||
| 30 | 高橋忠義 | 2012年7月26日 - 2013年8月21日 | 防大23期 | 第5航空群司令 | ||
| 31 | 髙島辰彦 | 2013年8月22日 - 2014年12月14日 | 京都大・ 35期幹候 |
舞鶴地方総監部幕僚長 | 統合幕僚監部総務部長 | |
| 32 | 佐藤壽紀 | 2014年12月15日 - 2015年11月30日 | 防大26期 | 第4護衛隊群司令 | 退職 | |
| 33 | 山崎浩一 | 2015年12月1日 - 2017年7月31日 | 防大29期 | 自衛艦隊司令部作戦主任幕僚 | 退職(海将補昇任) | |
| 34 | 深谷克郎 | 2017年8月1日 - 2019年7月30日 | 広島大学・ 37期幹候 |
舞鶴教育隊司令 | ||
| 35 | 寺田博之 | 2019年7月31日 - 2020年7月30日 | 防大33期 | 海上自衛隊幹部学校 防衛戦略教育研究部長 |
横須賀教育隊司令 | |
| 36 | 佐藤広憲 | 2020年7月31日 - 2022年3月31日 | 防大32期 | 第1潜水隊群司令 | 退職(海将補昇任)[5] | |
| 37 | 吉田圭司 | 2022年4月1日 - 2023年7月31日 | 防大33期 | 掃海隊群司令部幕僚長 | 退職(海将補昇任)[6] | |
| 38 | 黒田全彦 | 2023年8月1日 - 2024年7月31日 | 防大34期 | 情報本部情報官 →2023年3月30日 海上自衛隊幹部学校 |
自衛隊情報保全隊情報保全官 | |
| 39 | 桐生宏幸 | 2024年8月1日 - | 防大43期 | 海上幕僚監部人事教育部補任課長 | ||
脚注
[編集 ]- ^ 海上自衛隊阪神基地隊ホームページ 阪神基地隊について
- ^ 海上自衛隊阪神基地隊HP 阪神基地隊本部
- ^ 海上自衛隊 呉地方総監部【公式】 [@jmsdf_krh] (2024年3月13日). "令和6年3月12日(火)、呉基地において掃海艇「つのしま」の自衛艦旗返納行事を行いました。". X(旧Twitter)より2024年3月13日閲覧。
- ^ 海上自衛隊 阪神基地隊【公式】 [@jmsdf_hanki_pr] (2024年3月26日). "函館基地隊の掃海艇「あおしま」が阪神基地隊への所属変更となり、第42掃海隊は「なおしま」と「あおしま」の2隻となりました。". X(旧Twitter)より2024年3月26日閲覧。
- ^ 自衛隊法第65条の13の規定に基づく令和4年度若年定年等隊員の就職の援助の実施結果の公表について (PDF)
- ^ 自衛隊法第65条の13の規定に基づく令和5年度若年定年等隊員の就職の援助の実施結果の公表について (PDF)
関連項目
[編集 ]外部リンク
[編集 ]ウィキメディア・コモンズには、阪神基地隊 に関連するカテゴリがあります。
座標: 北緯34度42分17.6秒 東経135度17分11.4秒 / 北緯34.704889度 東経135.286500度 / 34.704889; 135.286500