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吉原忠男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(海庭良和から転送)
吉原 忠男(よしはら ただお)
ペンネーム 海庭 良和
誕生 (1935年07月08日) 1935年 7月8日(89歳)
日本の旗 日本 青森県 三戸郡 三戸町
職業 医師
推理作家
言語 日本語
最終学歴 東京慈恵会医科大学医学部
代表作 『太陽連合』(1962年)
『ハーレムのサムライ』(1981年)
主な受賞歴 作家として
月刊放送ドラマ新人賞(1959年)
月刊SFマガジン新人賞(1962年)
第3回ハヤカワ・SFコンテスト佳作(1964年)
オール讀物新人賞(1981年)
医師として
医療功労賞(2006年)
日本対癌協会賞(2010年)
旭日小綬章(2011年)
デビュー作 シナリオ『雪の中の声』(1959年)
活動期間 1959年 -
配偶者 あり
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(よしはら ただお、1935年7月8日[1] -)は、日本医師(外科学)、推理作家医学博士埼玉県医師会元会長[2]

経歴・人物

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青森県 三戸郡 三戸町出身。1960年東京慈恵会医科大学 医学部卒業。1962年医師国家試験合格(医籍174945号)。同大学第一外科学教室助手を経て、1968年埼玉県 浦和市(現・さいたま市)で吉原医院を開設。1970年、医学博士(東京慈恵会医科大学)。

埼玉県医師会常任理事を経て、2004年4月から2010年まで埼玉県医師会長。2006年医療功労賞(読売新聞社主催)を受賞。2011年4月、旭日小綬章を受章[3]

現役の開業医として地域の保険・医療活動に力を入れながら、合間を縫って海庭良和(かいば よしかず)のペンネームにて豊富な医学知識を生かしたミステリー作品の執筆活動に取り組む。日本ペンクラブ会員。

1964年『太陽連合』にて第3回ハヤカワ・SFコンテスト佳作。1975年『走る人たち』にて「文學界新人賞」候補。1981年『ハーレムのサムライ』にて「オール讀物新人賞」受賞。また同年『ジーザスの夏祭り』にて「野性時代新人賞」候補となった。

著書

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海庭良和名義

  • 『B型肝炎殺人事件』(徳間書店、1989年)
  • 『巨構の殺意 多喜二の伝説』(現代書林、1989年)
  • 『「おくのほそ道」殺人紀行 女外科医・草加部景子』(徳間ノベルス、1991年)
  • 『ノルウェーの石蟹: 味紀行』(森林書房、1991年)
  • 『禽獣の殺意 女外科医・草加部景子』(徳間書店、1992年)
  • 『トンガル殺人紀行』(郁朋社、2002年)
  • 『ニューヨーク小景 味紀行』(郁朋社、2004年)
  • 『冬の鎖 秩父夜祭殺人事件』(埼玉新聞社、2006年)
  • 『カルチェ・ラタンの食鬼(グルマン)たち』(合同フォレスト、2012年)
  • 『マンハッタン冬歌』(合同フォレスト 2014年)

脚注

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  1. ^ "【医療制度改革を考える】埼玉県医師会顧問 吉原忠男". www.saitama.med.or.jp. 埼玉県医師会. 2020年9月7日閲覧。
  2. ^ "埼玉県医 現職の吉原会長が3選". 日刊薬業 (2008年2月25日). 2020年9月6日閲覧。
  3. ^ "海庭良和│プロフィール". HMV&BOOKS online. 2020年9月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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