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四角錐

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(2016年11月)
四角錐
四角錐
斜四角錐
斜四角錐

四角錐(しかくすい、: Square pyramid)とは、底面四角形錐体である。四角形は多角形なので、四角錐は角錐でもある。

種類

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  • 長方錐(ちょうほうすい) - 底面が長方形である四角錐。
  • 方錐(ほうすい) - 底面が正方形である四角錐。
  • 正四角錐(せいしかくすい) - 直錐である(頭頂点から底面への垂線が底面の重心を通る)方錐。いわゆる「ピラミッド型」である。しばしば斜錐の存在を考慮せず、方錐と正四角錐を同義と説明することがある。
  • 斜方錐(しゃほうすい) - 斜錐である方錐。(右下図)

側面が正三角形である正四角錐は、ジョンソンの立体の1番目である。ジョンソンの立体となる角錐は四角錐と五角錐のみである。(三角錐は正四面体、六角錐は正三角形だと重なってしまう。)

性質

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四角錐

長方錐の底面の横の長さを a, 縦の長さを b, 高さを h としたとき、底面積 A は自明なことに A = ab体積 V は錐体の体積の公式から V = Ah / 3 = abh / 3 で与えられる。直錐の場合、側面積 S

S = a b 2 + 4 h 2 + b a 2 + 4 h 2 2 {\displaystyle S={\frac {a{\sqrt {b^{2}+4h^{2}}}+b{\sqrt {a^{2}+4h^{2}}}}{2}}} {\displaystyle S={\frac {a{\sqrt {b^{2}+4h^{2}}}+b{\sqrt {a^{2}+4h^{2}}}}{2}}}

となる。

任意の正四角錐は、適当な直交変換により、以下の方程式に変換できる。

| X | k + | Y | k | Z | = 0 {\displaystyle {\frac {|X|}{k}}+{\frac {|Y|}{k}}-|Z|=0} {\displaystyle {\frac {|X|}{k}}+{\frac {|Y|}{k}}-|Z|=0}

ここで k {\displaystyle k} {\displaystyle k} は、この正四角錐を平面 Z = 1 で切断したときの、断面の境界(正方形)の一辺の長さになる。

ジョンソンの立体となる正四角錐

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正四角錐 (ジョンソンの立体)
四角錐
種別 ジョンソンの立体、角錐
J92J1J2
面数 5
面形状 正三角形: 4
正方形: 1
辺数 8
頂点数 5
頂点形状 1(34)
4(32, 4)
対称群 C4v
双対多面体 自己双対
特性 凸集合

展開図の例
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性質

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  • 高さ: 一辺を a {\displaystyle a} {\displaystyle a}とすると h = a 2 {\displaystyle h={a \over {\sqrt {2}}}} {\displaystyle h={a \over {\sqrt {2}}}}
  • 表面積: 一辺を a {\displaystyle a} {\displaystyle a}とすると S = ( 3 + 1 ) a 2 {\displaystyle S=({\sqrt {3}}+1)a^{2}} {\displaystyle S=({\sqrt {3}}+1)a^{2}}
  • 体積: 一辺を a {\displaystyle a} {\displaystyle a}とすると V = a 3 3 2 {\displaystyle V={{a^{3}} \over {3{\sqrt {2}}}}} {\displaystyle V={{a^{3}} \over {3{\sqrt {2}}}}}

近縁な立体

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関連項目

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外部リンク

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一様多面体
正多面体
半正多面体
星型正多面体
その他
カタランの立体
ジョンソンの立体
ゾーン多面体
星型多面体
ねじれ正多面体
面の数による分類
その他

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