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杉原行里

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
すぎはら あんり

杉原 行里
生誕 (1982年05月07日) 1982年 5月7日(42歳)
日本の旗 日本埼玉県
出身校 Ravensbourne University London
職業 経営者起業家アートディレクタークリエイティブ・ディレクタープロダクトデザイナー、Webメディア編集者
団体 (株)RDS代表取締役
HERO X編集長
受賞

グッドデザイン金賞(2013年)
渋沢栄一ビジネス大賞ベンチャースピリット部門奨励賞(2013年)
クールジャパン・マッチングアワード (2019年)
準グランプリ CYBER SPORTS(サイバースポーツ)(2019年)
A’ Design Award & Competition(2020年)
グッドデザイン賞(2020年)
A’ Design Award & Competition(2021年)
グッドデザイン賞(2021年)

A’ Design Award & Competition(2022年)
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杉原 行里(すぎはら あんり、男性、1982年 5月7日 - )は、日本の経営者。株式会社RDS代表取締役。HERO X編集長

YouTube
チャンネル
活動期間 2021年 -
登録者数 2530人
総再生回数 316,000回
チャンネル登録者数・総再生回数は
000000002022-06-15-00002022年6月15日時点。
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経歴

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埼玉県 所沢市出身。15歳で単身渡英、イギリスの全寮制高校に進学をした[1] 。その後、Ravensbourne University Londonに進み、プロダクトデザインを専攻[2] 。入学当初は建築デザインや自動車などの工業デザインに傾倒していたが、在学中に医療福祉のデザインに関心を持つようになり[3] ユニバーサルデザイン医療機器関係のデザインを学んだ。

大学卒業後、ロンドンの大学院に進む準備を進めていたが、父親が創業した株式会社RDSがリーマン・ショックの影響で経営危機に陥った為に帰国を決意。2008年、株式会社RDSの専務取締役クリエイティブ・ディレクターとして医療・福祉関連(医工連携分野)のデザインにも着手し、会社存続の立て直しを図った[4]

2010年、素材で遊ぶプロダクトを展開する株式会社AMIREX代表取締役に就任。翌年にはRJCカー・オブ・ザ・イヤーの選考委員[5] に選出される。2012年、株式会社セイタロウデザイン山崎晴太郎とともに医療・福祉プロダクトメーカー、株式会社メディカルチャープラスを設立。プロデュースを手掛けた世界最軽量の「ドライカーボン 松葉杖」が、2013年度のグッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞[6]

2014年には人類初の月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に挑戦している日本発の民間月面探査チーム『HAKUTO』とサポーティングカンパニー契約を締結した[7] [8] 。同年、遠藤謙為末大とともにトップアスリート向け競技用義足「Xiborg Genesis(サイボーグ ジェネシス)」の開発を行う企業「Xiborg(サイボーグ)」を立ち上げ[9] 、現在はアドバイザリーボードを務める。2017年6月には「HERO X」というメディカルテクノロジースポーツに焦点を当てた新たなメディアをウェブ上で立ち上げ、自ら編集長についた[10]

そして、2018年3月に開催された平昌パラリンピックでは森井大輝選手、夏目堅司選手、村岡桃佳選手のオフィシャルサプライヤーを株式会社RDSが務め、主にチェアスキーシートの開発を手掛けた[11] [12] 。さらに、ロンドンパラリンピック後に現役を引退していた伊藤智也選手と意気投合し、東京2020復帰に向けてRDS社による「伊藤モデル」(車いす陸上用マシン)の開発に従事している[13] [14]

2018年6月、株式会社RDS代表取締役に就任。2019年1月より「HERO X RADIO」におけるラジオパーソナリティとしての活動をスタートした。2019年6月、RDSはF1チームであるレッドブル・トロロッソ・ホンダとスポンサー契約を締結した。2019FIAフォーミュラ・ワン世界選手権の第8戦フランスGPより、オフィシャルパートナーとしてRDSのロゴがF1マシン「STR14」に表示される[15] [16]

また同年9月18日には、東京五輪2020大会で金メダルを目指す伊藤智也選手(57)をバックアップすると発表。[17] この発表は東京都内でプロジェクト発表会が行われ、ボーダーレスな未来を描く3つの最先端プロダクトとして、(1)アスリート向け車いすレーサー「WF01TR 」、(2)最適なシーティングポジションの検討に役立つシミュレーター「SS01 」、(3)通信対戦が可能なVRレーサー「CYBER WHEEL X 」を発表した。[18]

2020年5月、世界最高峰のデザインアワード「A’ Design Award & Competition」にてアワード最高評価のプラチナを獲得。「RDS WF01」「RDS WF01TR」「RDS SS01」のエントリー全プロダクトが入賞。「RDS WF01」はカテゴリー最優秀賞となるプラチナを獲得。「RDS WF01TR」はGOLD、「RDS SS01」はBRONZEを受賞している。[19] 同じく2020年にGOOD DESIGN AWARDでも「RDS WF01TR」「RDS SS01」「RDS WF01」「Cyber Wheel X」も受賞。[20]

自身が代表を務める株式会社RDSではJALの機内誌に特集も掲載される。[21]

2021年には全世界で各デザイナーが受賞したデザイン賞の数で順位を決定する世界のベストケアデザイナー「DAC」にて世界2位を獲得。[22] また、すべての国とすべての分野が含まれており、世界的に受賞したデザイン賞の数でランキングされているR+DESIGN RANKINGでは124位を獲得。[23] 同じく2021年にはGOOD DESIGN AWARDでも「幼児カート [RDS ガーバ]」も受賞。

また2021年5月、2年連続で「A’ Design Award & Competition」にてゴールドを受賞。[24] 同2021年には上智大学非常勤講師に就任する。[25] 伊藤智也選手をバックアップするプロジェクトは「news every.」でも特集され東京パラリンピックで伊藤選手は自己ベストを叩き出した件についても紹介された[26]

2024年5月、F1レーサー 角田裕毅とのパートナーシップを発表。発表に合わせて杉原行里と角田裕毅の対談動画も公開された[27]

受賞

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出演

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テレビ番組

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ラジオ番組

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トークショー

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書籍

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インターネットメディア

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雑誌

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新聞

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  • 企業の取組みについて掲載(読売新聞)2020年1月28日朝刊
  • 車いす陸上代表 伊藤智也 56歳、若手技術者と二人三脚(産経新聞)2020年2月24日朝刊
  • 体と一体カッコイイ車いす(朝日新聞)2021年8月23日朝刊

脚注

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  1. ^ "【インタビュー・レポート】株式会社RDS代表取締役社長杉原行里氏 NTT西日本ルセント、2019年1月23日". 2019年2月5日閲覧。
  2. ^ "新たなヒーローが生まれる場を創造したい【HERO X編集長インタビュー】HERO X、2017年9月7日". 2019年2月6日閲覧。
  3. ^ "ニッポンチャレンジドアスリート、ニッポン放送、2017年10月9日". 2019年2月6日閲覧。
  4. ^ "新たなヒーローが生まれる場を創造したい【HERO X編集長インタビュー】HERO X、2017年9月7日". 2019年2月5日閲覧。
  5. ^ "RJC会員情報、自動車研究者ジャーナリスト会議". 2019年2月6日閲覧。
  6. ^ "GOOD DESIGN GOLD AWARD 公益財団法人日本デザイン振興会". 2019年2月5日閲覧。
  7. ^ 「首都圏ネットワーク」NHK総合、2014年1月30日放送
  8. ^ "【インタビュー・レポート】株式会社RDS代表取締役社長杉原行里氏 NTT西日本ルセント、2019年1月23日". 2019年2月6日閲覧。
  9. ^ 『ロボティクス最前線』、日経産業新聞 編、日本経済新聞出版社、2016年1月5日、第1版第1刷、94-98頁、ISBN 978-4-532-32050-8
  10. ^ "【インタビュー・レポート】株式会社RDS代表取締役社長杉原行里氏 NTT西日本ルセント、2019年1月23日". 2019年2月6日閲覧。
  11. ^ 「朝ズバッ!」TBS、2014年3月5日放送
  12. ^ "ギリギリの闘いを勝ち残れ!不動のアスリート魂で挑む「雪上のF1」【夏目堅司:2018年冬季パラリンピック注目選手】(文・岸由利子)HERO X、2017年7月13日". 2019年2月8日閲覧。
  13. ^ "「57歳の東京パラで金メダルを 陸上車いす伊藤智也」(文・込山駿)元気ニッポン!、読売新聞オンライン、2017年11月14日". 2019年2月6日閲覧。
  14. ^ "「北京の金メダリスト伊藤智也。東京2020へ、現役復帰宣言!」(文・岸由利子)、HERO X、2017年8月1日". 2019年2月6日閲覧。
  15. ^ "Toro Rosso welcomes RDS to the team". 2019年6月24日閲覧。
  16. ^ "レッドブル・トロロッソ・ホンダ F1チーム、日本のRDSとスポンサー契約(Impress Watch)". Yahoo!ニュース. 2019年6月21日閲覧。
  17. ^ "親子で楽しむスーパーフォーミュラ 日帰り観戦バスツアー開催". 自動車情報誌「ベストカー」 (2019年9月14日). 2019年10月8日閲覧。
  18. ^ "感覚を数値化した車いすレーサーの開発とその先の未来を見据えるRDSの挑戦". MONOist. 2019年10月8日閲覧。
  19. ^ "世界最高峰のデザインアワード「A’ Design Award & Competition」RDSがアワード最高評価のプラチナを獲得、2020年5月14日". 2020年5月14日閲覧。
  20. ^ "Good Design Award". Good Design Award. 2022年6月15日閲覧。
  21. ^ "JAL機内誌 SKYWARD10月号 | RDS". 2022年6月15日閲覧。
  22. ^ "Care Design Classifications". www.designclassifications.com. 2021年1月15日閲覧。
  23. ^ "Designer Rankings". www.designerrankings.com. 2021年1月15日閲覧。
  24. ^ "イタリアで開催される世界最高峰の国際デザインコンペティション「A’ Design Award & Competition」 RDSが2年連続でゴールドを受賞". プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年7月14日閲覧。
  25. ^ "ガートナー データ & アナリティクス サミット 2022 (東京、日本)". Gartner. 2022年6月15日閲覧。
  26. ^ "価格.com - 「news every.」で紹介されたイベント情報 | テレビ紹介情報". kakaku.com. 2022年6月15日閲覧。
  27. ^ "F1レーサー 角田裕毅とパートナーシップ". プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2024年5月14日). 2024年8月14日閲覧。
  28. ^ "渋沢栄一ビジネス大賞受賞企業について、埼玉県ホームページ、2019年1月11日". 2019年2月5日閲覧。
  29. ^ "クールジャパン・マッチングアワード2019". クールジャパン・マッチングアワード2019事務局. 2020年3月23日閲覧。

外部リンク

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