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書簡集 (プラトン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プラトンの著作
(プラトン全集)
初期
ソクラテスの弁明 - クリトン
エウテュプロン - カルミデス
ラケス - リュシス - イオン
ヒッピアス (大) - ヒッピアス (小)
初期(過渡期)
プロタゴラス - エウテュデモス
ゴルギアス - クラテュロス
メノン - メネクセノス
中期
饗宴 - パイドン
国家 - パイドロス
パルメニデス - テアイテトス
後期
ソピステス - 政治家
ティマイオス - クリティアス
ピレボス - 法律
第七書簡 - 第八書簡
偽書及びその論争がある書
アルキビアデスI - アルキビアデスII
ヒッパルコス - 恋敵 - テアゲス
クレイトポン - ミノス - エピノミス
書簡集 (一部除く) - 定義集
正しさについて - 徳について
デモドコス - シシュポス
エリュクシアス - アクシオコス
アルキュオン -

書簡集』(しょかんしゅう、: Ἐπιστολαί: Epistulae: Epistles)は、プラトン名義の13通の手紙を集めてまとめたもの。真作と偽作が混ざっている。

一覧

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書簡集に収められた13の手紙の概要は、以下の通り。

名称 想定執筆年代 宛先 内容 真偽判定[1] 文量・長さ
第一書簡 紀元前359年 ディオニュシオス2世 [2] 決裂 ×ばつ
第二書簡 紀元前358年 ディオニュシオス2世 和解模索 しろまる
第三書簡 紀元前357年 ディオニュシオス2世 非難 にじゅうまる
第四書簡 紀元前355年 ディオン 戒め しろまる
第五書簡 紀元前364年 ペルディッカス3世 助言 しろさんかく
第六書簡 紀元前349年 ヘルメイアスと、その友人エラストス、コリスコス 友好奨励 しろまる
第七書簡 紀元前352年 ディオンの身内と、同志諸君 諌め (+自叙伝) にじゅうまる [3]
第八書簡 紀元前352年 ディオンの身内と、同志諸君 第七書簡の補足 にじゅうまる
第九書簡 紀元前388年-紀元前367年 アルキュタス 私信 しろさんかく
第十書簡 紀元前352年 アリストドロス[4] 激励 しろまる
第十一書簡 紀元前360年 ラオダマス 助言 しろまる
第十二書簡 紀元前388年-紀元前367年 アルキュタス 私信 ×ばつ
第十三書簡 紀元前365年 ディオニュシオス2世 友好 しろまる

日本語訳

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脚注

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  1. ^ 『プラトン全集14』岩波書店を参考。
  2. ^ シュラクサイの僭主。
  3. ^ 『書簡集』全体の半分以上を占める。
  4. ^ ディオンの同志。

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