多和駅
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多和駅 | |
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たわ Tawa | |
◄標茶 (2.7 km) (10.0 km) 泉川 ► | |
所在地 | 北海道 川上郡 標茶町字多和 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 標津線 |
キロ程 | 2.7* km(標茶起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1961年(昭和36年)4月10日 [1] |
廃止年月日 | 1989年(平成元年)4月30日 [1] |
備考 |
標津線廃線に伴い廃駅 *キロ程は実キロ(営業キロは最後まで設定されなかった) |
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多和駅(たわえき)は、北海道 川上郡 標茶町字多和にかつて設置されていた北海道旅客鉄道(JR北海道)標津線の駅(廃駅)である。
歴史
[編集 ]- 1961年(昭和36年)4月10日:日本国有鉄道(国鉄)標津線の多和仮乗降場 (局設定)として、標茶駅 - 泉川駅間に開業[1] 。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR北海道に継承。同時に駅に昇格し、多和駅となる[1] 。
- 1989年(平成元年)4月30日:標津線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1] 。
駅名の由来
[編集 ]地区名より。釧路川の東支流の名称でもある。名称由来についてアイヌ語研究者の山田秀三は丘陵線のたわんだところを指す和語「たわ」による[2] [3] 、とした上で、「松浦図[注釈 1] にそれらしい川名があるのでアイヌ語かもしれない[2] 」としている。
アイヌ語由来説については、一説には樺太アイヌのことばでキハダの実を採る木かぎを表すとされる「タパ(tapa)」が変化したものとされている[3] 。
駅構造
[編集 ]単式ホーム1面1線を有する無人駅(地上駅)で、元々は仮乗降場だったことから、木造木板張りの簡易型ホームが北西側(標茶方面に向かって右側)に、ホームへの階段手前に待合室が設けられていた。なお、この駅の近くには釧網本線が走っているものの、釧網本線側に当駅が設けられることはなかった。
駅周辺
[編集 ]多和の集落がある。
- 北海道道13号中標津標茶線
- 標茶町有バス「多和集会所」停留所
- 阿寒バス「多和」停留所
隣の駅
[編集 ]脚注
[編集 ][脚注の使い方]
注釈
[編集 ]出典
[編集 ]- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、926頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 山田秀三 (2018年11月30日). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 272. ISBN 978-4-88323-114-0
- ^ a b 本多 貢 (1995年01月25日). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 56. ISBN 4893637606. OCLC 40491505 . https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2019年1月6日閲覧。