ヤマフジ
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤマフジ Wisteria brachybotrys |
---|
Wisteria brachybotrys Wisteria brachybotrys
|
分類 (APG III) |
階級なし
:
被子植物 Angiosperms
階級なし
:
コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし
:
真正バラ類I Eurosids I
種
:
ヤマフジ W. brachybotrys
|
学名 |
Wisteria brachybotrys Siebold et Zucc. (1839)[1] |
和名 |
ヤマフジ(山藤)、ノフジ(野藤) |
品種 |
|
ヤマフジ(山藤[3] 、学名: Wisteria brachybotrys)は、マメ科 フジ属のつる性 落葉 木本。別名、フジ(藤)[3] 、ノフジ(野藤)[4] ともいう。
特徴
[編集 ]落葉藤本[3] 。つる性の植物で、他の木に巻きついて大きく成長する。蔓は上から見ると左回り(左巻き)で[3] 、フジ(ノダフジ)とは逆である。葉は奇数羽状複葉で、小葉が4 - 6対つく。小葉は長さ4 - 6センチメートルの卵状長楕円形[3] 。
花期は4 - 5月[3] 。花は淡紫色で、花序はフジ(ノダフジ)に比較して短いが花色は濃く、やや大きい[3] 。花序は長さ10 - 20センチメートル、花は20 - 30ミリメートルの蝶形花[3] 。果期は9 - 10月[3] 。果実は豆果で、長さ15 - 20センチメートルになる[3] 。
花色が白い品種にシロバナヤマフジ(白花山藤)、園芸品種にムラサキカピタン(紫花美短)、シロカピタン(白花美短)がある[3] 。
なお、フジの野生品、あるいは山にあるフジ、ということでフジのことをヤマフジという事例があり、ネット上ではそのような誤用が結構見られるので注意を要する。
分布・生育地
[編集 ]日本 固有種 [4] で、本州中部地方以西・四国・九州(暖帯)の山野に自生する[3] 。観賞用に庭などにも植えられる[3] 。
利用
[編集 ]脚注
[編集 ]- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). "Wisteria brachybotrys Siebold et Zucc. ヤマフジ(標準)". BG Plants 和名−学名インデックス(YList) . 2022年12月24日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). "Wisteria brachybotrys Siebold et Zucc. f. albiflora (Makino) J.Compton et Lack". BG Plants 和名−学名インデックス(YList) . 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 23.
- ^ a b 『樹に咲く花 離弁花2』、96頁。
参考文献
[編集 ]- 西田尚道監修 学習研究社編『日本の樹木』学習研究社〈増補改訂ベストフィールド図鑑 5〉、2009年8月4日、23頁。ISBN 978-4-05-403844-8。
- 茂木透写真『樹に咲く花 離弁花2』高橋秀男・勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2000年、96-97頁。ISBN 4-635-07004-2。
- 尼川大録、長田武正『検索入門樹木 : 総合版』保育社、2011年(原著1988年)、340頁。ISBN 978-4-586-31055-5。
関連項目
[編集 ]外部リンク
[編集 ]ウィキメディア・コモンズには、ヤマフジ に関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズにヤマフジ に関する情報があります。
- "Wisteria brachybotrys". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語). (英語)
- "Wisteria brachybotrys" - Encyclopedia of Life (英語)
- 波田善夫. "ヤマフジ". 植物雑学事典. 岡山理科大学総合情報学部. 2012年2月11日閲覧。
- 福原達人. "フジとマメ科の蝶形花". 植物形態学. 福岡教育大学教育学部. 2012年2月11日閲覧。
スタブアイコン
この項目は、植物に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:植物/Portal:植物)。