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ファン・カルロス・レベコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファン・カルロス・レベコ
基本情報
本名 ファン・カルロス・レベコ
通称 Cotón
階級 フライ級
身長 157cm
リーチ 162cm
国籍 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
誕生日 (1983年08月25日) 1983年 8月25日(41歳)
出身地 メンドーサ州 マラルグエ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 46
勝ち 41
KO勝ち 20
敗け 5
テンプレートを表示

ファン・カルロス・レベコ(Juan Carlos Reveco1983年 8月25日 - )は、アルゼンチンプロボクサーメンドーサ州 マラルグエ出身。元WBA世界ライトフライ級王者。元WBA世界フライ級レギュラー王者。世界2階級制覇王者。

来歴

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2004年4月23日、プロデビュー。11連勝で12戦目にはWBAフェデラテンライトフライ級王座を獲得した。同王座は2度の防衛に成功した。

2007年6月22日、メンドーサ州ラス・ヘラスのポルデポルティーボ・ビセンテ・ポリメニでWBA世界ライトフライ級王座決定戦としてWBA同級3位のネスラ・サシプラパと対戦し、8回2分38秒KO勝ちで王座獲得に成功した。

2007年10月13日、ブエノスアイレスエスタディオ・ルナ・パルクでWBA世界ライトフライ級12位のウンベルト・プールと対戦し、5回0分57秒KO勝ちを収め初防衛に成功した。

2007年12月8日、フランス アルプ=マリティーム県 ル・カネのラ・パライストラでWBA世界ライトフライ級4位のブライム・アスロウムと対戦し、12回0-3(113-116、113-115、112-116)の判定負けを喫し、王座から陥落、連勝記録も17でストップした。

2008年10月17日、空位のWBAフェデラテンライトフライ級王座を再度獲得した。

2009年8月15日、メキシコ キンタナ・ロー州 コスメルのパラシオ・ムニシパルで行われたWBA世界ライトフライ級暫定王座決定戦でWBA世界ライトフライ級3位のフランシスコ・ロサスと対戦し、12回2-1の判定勝ちを収めて王座を獲得した[1]

2009年12月18日、メンドーサ州フニンのポルデポルティーボ・ラ・コロニアでWBA世界ライトフライ級14位のロナルド・バレラと対戦し、3回KO勝ちで初防衛に成功した[2]

2010年7月17日、ウルグアイ マルドナドのコンラッド・プンタデルエステ・リゾート&カジノでWBA世界ライトフライ級15位のアルマンド・トーレス(大関一郎)と対戦し、5回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した[3]

2010年8月28日、正規王者ジョバンニ・セグラスーパー王座認定に伴いレベコは空位となった正規王座に認定された。

2011年1月、WBA世界ライトフライ級王座を返上してフライ級に転向した[4]

2011年6月10日、メンドーサ州ラス・ヘラスのポルデポルティーボ・ビセンテ・ポリメニでWBA世界フライ級暫定王者ジャン・ピエロ・ペレスと対戦し、2回2分47秒KO勝ちを収め、王座の獲得に成功し、2階級制覇を達成した[5] [6]

2011年8月31日、レベコ自身が病気の治療に専念。WBAから休養王者に認定された。暫定王者での休養は初めてのケースになった。

2012年5月11日、病気が完治しての復帰戦。コルドバ州 コルドバのスペル・ドモ・オルフェオでWBA世界フライ級5位のカリム・ゲルフィと対戦し、12回3-0(2者が116-112、115-112)の判定勝ちを収め、初防衛に成功した。

2012年11月10日、メンドーサ州マラルグエのポルデポルティーボ・ムニシパルでWBA世界フライ級14位のフリアン・リベラと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[7]

2012年11月17日、正規王者エルナン・マルケスに統一戦で勝利したWBO世界フライ級王者ブライアン・ビロリアがスーパー王座に認定されたことに伴い、レベコは暫定王者からレギュラー王者に認定された[8]

2013年2月27日、川崎市とどろきアリーナでWBA世界フライ級9位の黒田雅之と対戦し、12回3-0の判定勝ちで3度目の防衛に成功した[9]

2013年6月22日、メンドーサ州ヘネラル・アルベアールのエスタディオ・デポルティスタス・アルベアレンセスでWBA世界フライ級15位のウリセス・ララと対戦し、8回2分52秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した[10]

2013年10月12日、メンドーサ州サン・マルティンのポリデポルティーボ・グスタボ・トロ・ロドリゲスでWBA世界フライ級11位リカルド・ヌネスと対戦し、8回負傷判定勝ち(3者共に80-71)を収め5度目の防衛に成功した[11]

2014年3月21日、ブエノスアイレスのヴィラ・ラ・ナータ・スポーティング・クラブでWBA世界スーパーフライ級12位のマヌエル・ヴィデスと対戦し、2回2分40秒KO勝ちを収め6度目の防衛に成功した[12] [13]

2014年6月6日、ブエノスアイレスのヴィラ・ラ・ナータ・スポーティング・クラブでWBA世界ライトフライ級6位のフェリックス・アルバラードと対戦し、12回3-0(115-112、115-110、112-109)の判定勝ちを収め7度目の防衛に成功した[14]

2014年10月31日、メンドーサ州サン・マルティンのテアトロ・グリエゴ・ファン・パブロIIでWBA世界フライ級暫定王者ヨーッモンコン・ウォー・センテープと対戦し、団体内王座統一による8度目の防衛を目指す予定だったが、レベコが左腕上腕の筋肉を裂傷した為、試合は中止となった[15] 。元々この試合は10月17日に予定されていたのが、延期となっていた[16]

2014年12月19日、レベコの左腕上腕の筋肉の裂傷により再延期となっていた団体内王座統一戦をメンドーサ州サン・マルティンのテアトロ・グリエゴ・ファン・パブロIIでWBA世界フライ級暫定王者のヨーッモンコン・ウォー・センテープと行い、2回に右フックでダウンを奪われるも5回に右ボディフックでヨーッモンコンからダウンを奪いあわや悶絶寸前まで追い詰め、最後は連打をまとめて相手陣営のセコンドがレフェリーに棄権を申し出て試合終了。5回1分40秒KO勝ちを収め団体内王座統一に成功するとともに8度目の防衛に成功した[17] [18] 2015年1月17日、WBAの2014年12月度の月間優秀選手賞に選出された[19] [20]

2015年4月22日、大阪府立体育会館で元世界2階級制覇王者でWBA世界フライ級3位の井岡一翔と対戦し、12回0-2(113-115、113-116、114-114)の判定負けを喫し9度目の防衛に失敗、王座から陥落した[21]

2015年5月20日、WBAは井岡一翔とファン・カルロス・レベコに対し再戦するよう指令を出した。30日以内に対戦交渉が合意に至らなかった場合は入札となり、試合報酬は井岡に60%、レベコに40%の割合で分配となった[22] [23]

2015年12月31日、大阪府立体育会館でWBA世界フライ級レギュラー王者の井岡一翔と再戦し、プロ初のKO負けとなる11回1分57秒TKO負けを喫し7ヵ月ぶりの王座返り咲きに失敗した[24]

2016年12月2日、メンドーサ州マラルグエでディエゴ・ルイス・ピカルド・リリアーノとIBFラテンアメリカフライ級王座決定戦を行い、10回3-0(3者共100-89)の判定勝ちを収め王座獲得に成功、再起した[25] [26]

2017年4月21日、ブエノスアイレスのエスタディオ F.A.Bでヘスス・バルガスと南米スーパーフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(120-108が2者、120-110)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[27] [28]

2017年9月8日、メンドーサ州ヘネラル・アルベアールでエータワン・クルンテープトンブリとIBF世界フライ級挑戦者決定戦を行い、12回3-0(117-111、118-110、120-108)の判定勝ちを収めドニー・ニエテスへの挑戦権獲得に成功した[29] [30]

2018年2月24日、カリフォルニア州 イングルウッドザ・フォーラムで行われた「SUPER FLY2」でIBF世界フライ級王者のドニー・ニエテスと対戦し、7回53秒KO負けを喫し王座獲得に失敗した[31] [32] 。この試合でレベコは3万ドル(約320万円)、ニエテスは4万ドル(約430万円)のファイトマネーを稼いだ[33]

獲得タイトル

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  • WBAフェデラテンライトフライ級王座
  • WBA世界ライトフライ級王座(防衛1)
  • WBA世界ライトフライ級暫定王座(防衛2)
  • WBA世界ライトフライ級王座(防衛0)
  • WBA世界フライ級暫定王座(防衛2=レギュラー王座に認定)
  • WBA世界フライ級レギュラー王座(防衛6)
  • IBFラテンアメリカフライ級王座
  • 南米スーパーフライ級王座

脚注

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  1. ^ こちらも暫定 レベコがWBA・L・フライ級ゲット ボクシングニュース「Box-on!」 2009年8月16日
  2. ^ レベコ、バレラをKO WBA・L・フライ級暫定戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年12月21日
  3. ^ レベコ、大関一郎をTKO! WBA・Lフライ級暫定防衛 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年7月18日
  4. ^ レベコがフライ級に転向 ゴンサレス正規王者へ WBA・L・フライ級 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年2月6日
  5. ^ "Juan Carlos Reveco Stops Perez in Two, Wins WBA Belt". Boxing Scene.com. 2011年6月11日閲覧。
  6. ^ レベコ、"暫定"2階級制覇 WBAフライ級 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年6月11日
  7. ^ レベコ完封勝利 WBAフライ級暫定 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年11月12日
  8. ^ WBA公式サイト WBA Official Ratings as of November 2012参照
  9. ^ 黒田がレベコに判定負け WBAフライ級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年2月27日
  10. ^ レベコ、5度倒しストップ勝ち WBAフライ級 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年6月23日
  11. ^ レベコ負傷判定で防衛 WBAフライ級 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年10月13日
  12. ^ Reveco retains WBA belt with 2nd round KO WBA公式サイト 2014年3月22日
  13. ^ レベコ、ヴィデスを撃沈、V6成功 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月22日
  14. ^ レベコ、アルバラード撃退V7成功 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月7日
  15. ^ レベコ負傷、WBAフライ級タイトル戦は中止 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月24日
  16. ^ ラウンドアップ レベコvsヨドモンコン2週間延期 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月16日
  17. ^ ダウン応酬 レベコがヨドモンコンをTKO Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月20日
  18. ^ Reveco retains WBA flyweight title in thriller WBA公式サイト 2014年12月20日
  19. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年1月17日
  20. ^ 内山高志がWBA月間MVP、拳四朗と長嶺克則が対戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年1月19日
  21. ^ 井岡一翔、レベコに判定勝ちで3階級制覇達成 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年4月22日
  22. ^ WBA orders Ioka vs Reveco rematch WBA公式サイト 2015年5月20日
  23. ^ WBAが井岡一翔とレベコの再戦をオーダー Boxing News(ボクシングニュース) 2015年5月21日
  24. ^ 井岡一翔がレベコ返り討ち、WBAフライ級V2 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月31日
  25. ^ Juan Carlos Reveco Bounces Back With Wide Points Win Boxing Scene.com 2016年12月4日
  26. ^ 山中慎介がWBC総会出席、大平剛はタイで再起戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月5日
  27. ^ Juan Carlos Reveco, Jorge Sebastian Heiland Win Big in Argentina Boxing Scene.com 2017年4月22日
  28. ^ テテがWBOバンタム級暫定王者に、M級クルツィゼも Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月23日
  29. ^ 20歳ベナビデスがWBC王者に、IBF最新ランキング Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月9日
  30. ^ Juan Carlos Reveco Wins; Abell Shocks Zimnoch By Knockout Boxing Scene.com 2017年9月10日
  31. ^ Nietes KOs Reveco, retains IBF fly title Fightnews.com 2018年2月24日
  32. ^ ニエテスがレベコを7回TKO、ビロリアは敗れる Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月25日
  33. ^ "Purses: Rungvisai 250ドルK, Estrada 100ドルK, Cuadras 25ドルK". Boxing News 24 (2018年2月24日). 2020年6月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
亀田興毅 WBA世界ライトフライ級王者

2007年6月22日 - 2007年12月8日

次王者
ブライム・アスロウム
暫定王座決定戦 対戦者
フランシスコ・ロサス WBA世界ライトフライ級 暫定王者
2009年8月15日 - 2010年8月28日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
ジョバンニ・セグラ WBA世界ライトフライ級王者

2010年8月28日 - 2011年1月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ローマン・ゴンサレス
前暫定王者
ジャン・ピエロ・ペレス WBA世界フライ級 暫定王者
暫定:2011年6月10日 - 2012年11月17日
休養:2011年8月31日 - 2012年5月11日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
エルナン・マルケス WBA世界フライ級王者

2012年11月17日 - 2015年4月22日

次王者
井岡一翔

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