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ニューヨーク市地下鉄R46形電車

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(2018年9月)
ニューヨーク市地下鉄R46形電車
F線を走るR46
(アベニューP駅・2015年7月27日)
基本情報
運用者 ニューヨーク市地下鉄
製造所 プルマン
製造年 1975年 -
製造数 754両
運用開始 1975年
主要諸元
編成 4両編成
軌間 1,435 mm (標準軌)
電気方式 直流625V
(第三軌条方式)
最高運転速度 90 km/h
起動加速度 4.0 km/h/s
減速度(常用) 4.8 km/h/s
減速度(非常) 5.1 km/h/s
車体 ステンレス
台車 ペデスタル式ボルスタ付き
主電動機 直流電動機
1257E1
主電動機出力 85 kW
駆動方式 WN平行カルダン駆動方式
制御方式 抵抗制御
制御装置 17KG192AH1
制動装置 電磁直通ブレーキ(SMEE)
保安装置 打子式ATS
デッドマン装置
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ニューヨーク市地下鉄R46形電車ニューヨーク市地下鉄で使用されている通勤形電車である。

概要

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R44をベースとしたプルマン製の車両である。1975年から1978年にかけて754両が製造された。4両編成と2両編成が在籍し、1989年から1992年にかけて室内を中心とする改修工事が施工された。その後、全車両に改番を実施している。

構造

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車体

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ステンレス製22.7メートル級の車両で、片側に4か所両開き扉を備える構造である。R44は腰板部に灰色の帯が貼られているのに対し、本系列にはその帯がないので、側面を見れば2系列の判別は容易である。

走行機器

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抵抗制御ゼネラル・エレクトリック製である。台車はペデスタル軸箱支持のボルスタ構造である。

車内

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セミクロスシート構造となっており、座席はバケットシートである。

運用

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以下の路線で運行されている。

ピトキン車両基地207丁目車両基地所属車両
コニー・アイランド車両基地所属車両

INDクイーンズ・ブールバード線のCBTC導入準備のため、ジャマイカ車両基地所属のR46形は2020年までにR160形と入れ替わりでコニー・アイランド車両基地に移籍した。なお、ジャマイカ車両基地所属時代は以下の系統で運用されていた。

事故

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1986年E系統で運用中の際(ジャマイカ-179丁目駅付近)に壁に激突した車両のうち、2両(1054及び941)が大破し、翌1987年に廃車された[1] 。その後全車に改番を行った際はこの2両分は飛ばして改番を行った。

2014年 5月2日F系統で運用中の5742-5745が脱線した。その後2016年2月に運用に復帰している。

2017年 6月27日に今度は125丁目駅北側で脱線事故が起きた。今回はA系統で運用していた6150-6153の4両が大破[2] [3] [4] し、破損がひどい6150と6151が廃車となった[5] 。その後、長らく余剰となっていた6206・6207と6152・6153で新たに4両編成を組み運用に就いている。

2020年 9月20日14丁目駅にてA系統で運用していた6062-6065の4両が脱線した。うち6062は前面を損傷しそのまま廃車となった。残りの6063-6065は6062の代わりに6212を編成に組み込んで運用に復帰し、6214が休車となった。脱線の原因は乗客が線路内に悪戯で部品を置いたためだった。

置き換え

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本形式は、2023年度から、新型車両R211形により順次置き換えられる予定である[6]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ "R46 (Pullman-Standard, 1974-1975)". www.nycsubway.org. November 2, 2017閲覧。
  2. ^ "NYC subway derailment blamed on ‘human error’" (英語). TODAY.com. July 16, 2017閲覧。
  3. ^ Santora, Marc; Ferré-sadurní, Luis (June 27, 2017). "Subway Derailment in Manhattan Injures Dozens" (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 . https://www.nytimes.com/2017/06/27/nyregion/subway-train-derails-in-manhattan.html June 27, 2017閲覧。 
  4. ^ "MTA: Unsecure Rail Stored on Tracks Caused Harlem Subway Derailment". NY1. (June 27, 2017). オリジナルのJune 28, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170628092936/http://www.ny1.com/nyc/all-boroughs/transit/2017/06/27/a-train-derailment-cause-mta.html June 29, 2017閲覧。 
  5. ^ Rivoli, Dan (October 5, 2017). "MTA to add more space on L line by retrofitting train cars" (英語). NY Daily News. http://www.nydailynews.com/new-york/mta-add-space-line-retrofitting-train-cars-article-1.3544197 October 9, 2017閲覧。 
  6. ^ "Capital Program Oversight Committee Meeting". 2023年10月1日閲覧。

外部リンク

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現行
Aディビジョン
Bディビジョンスタテンアイランド鉄道
導入予定
Aディビジョン
Bディビジョン
廃形式
(ニューヨーク市保有)
IRT (Aディビジョン)
IND / BMT (Bディビジョン)
廃形式
(民間事業者)
IRT
高架線
  • マンハッタンEL車
  • MUDC車
地下鉄線
  • 複電圧車
  • ギブス高電圧車
  • デックルーフ高電圧車
  • ヘドリー低電圧車
  • スタインウェイ低電圧車
  • フリバー低電圧車
  • スタンダード低電圧車
  • 万博用低電圧車
BMT・スタテンアイランド
高架線
  • Bu車
  • C形
  • Q形クイーンズ車
地下鉄線
  • AB標準車
  • ブルーバード・コンパーメント車
  • D形トリプレックス車
  • MSマルチ・セクション車
  • SIRT ME-1形
試作車両
事業用車
計画のみ
  • R39形
  • R55形
  • R83形
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