コンテンツにスキップ
Wikipedia

ゲームジニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?"ゲームジニー" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
(2012年12月)
The NES Game Genie

ゲームジニー(Game Genie)は、ゲーム機チートを行うための最初期の周辺機器 [注 1]

概要

[編集 ]

この機器はCodemastersが開発し、Camericaまたはルイス・ガルーブ・トイ (英語版)が販売したチート用のカートリッジシステムである。チートしたいゲームのROMカートリッジとゲーム機本体との間に咬ませる形で接続する[1] 。この機器は一時的にゲームのデータを書き換えることでチートを有効にし、裏技の使用や未使用データの表示などを可能にする[1] Nintendo Entertainment System(海外版ファミコン)向けの周辺機器として発売された同製品は、後にSNES(スーパーファミコン)、ゲームボーイ、Genesis(メガドライブ)、ゲームギアなど、あらゆるハードでリリースされた。ゲームジニーはユーザーがゲーム機でチートを有効にすることのできる最初の製品であり、世界中で500万台が販売された[2] 。ゲーム機第五世代用の多くのエミュレータはゲームジニーをサポートしており、当時の実機で実際に使用されていたのが3本から6本くらいのチートコードだったのに対し、比べ物にならないくらいの大量のゲームジニー用コードを用意している。

ゲーム機第6世代ではゲーム・ジニーは発売されなかったが、Code BreakerGameSharkから似たようなチート用製品が発売された。2012年現在、Hyperkinが「ゲーム・ジニー」のブランドを利用したチートシステムを販売している。

法的問題

[編集 ]

NES用ゲームジニーが発売された際、任天堂は著作権法の違反を理由に販売元のルイス・ガルーブ・トイ (英語版)を訴えた[1] 。この訴訟はルイス・ガルーブ・トイ対米国任天堂 (英語版)として知られている。裁判の間、アメリカでのゲームジニーの販売は差し止められたが、カナダでは差し止められなかった[3] ため、ゲーム・ジニーは当時のゲーム雑誌で出稿していた広告で"Thank You Canada!"と表示した。結局ゲームジニーは著作権法に違反しているとはされず、任天堂はアメリカでのゲームジニーの販売を止めることはできなかった[4] 。訴訟が行われる前、Galoobは任天堂の公式ライセンスを申請していたが、却下されている。

ゲームジニーの販売が合法との判断が下されたため、任天堂は以降のゲームタイトルではROMチェックサムを用いてチートを判別することで対抗した。ROMチェックサムは一時的には効果を収めたが、チェックサムによるチートのチェックをさらに別のチートコードで迂回する対策が取られた。

一方、セガは任天堂とは対照的に、ゲームジニーに公式ライセンスを与えた一方、『ファンタシースター』や『シャイニングフォース』などのセーブ機能を持ったゲームではゲームジニーを使えなくすることを要求した。

参考文献

[編集 ]
新聞(業界紙を含む)
  • "ゲームマシン 383号". アミューズメントプレス (1990年7月1日). 2020年3月14日閲覧。
    • 「NESソフト改造デバイスでガルーブ社を相手どり」、1ページ

脚注

[編集 ]

注釈

[編集 ]
  1. ^ 「ゲームマシン 383号」の記事内ではゲームジーニーと呼ばれている[1]

出典

[編集 ]

関連項目

[編集 ]

外部リンク

[編集 ]
ウィキメディア・コモンズには、ゲームジニー に関連するカテゴリがあります。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /