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アジ化銅(II)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アジ化銅(II)[1]

Copper(II) azide

識別情報
CAS登録番号 14215-30-6
ChemSpider 21106430  チェック
  • [N-]=[N+]=[N-][Cu+2][N-]=[N+][N-]
  • [Cu+2].[N-]=[N+]=[N-].[N-]=[N+]=[N-]
  • InChI=1S/Cu.2N3/c;2*1-3-2/q+2;2*-1 チェック
    Key: SXHYOTRZGGGMEV-UHFFFAOYSA-N チェック
  • InChI=1/Cu.2N3/c;2*1-3-2/q+2;2*-1
    Key: SXHYOTRZGGGMEV-UHFFFAOYAL
特性
化学式 Cu(N3)2
モル質量 147.586 g/mol
外観 茶色の斜方晶系結晶
密度 2.6 g/cm 3
危険性
EU分類 毒性(T)
爆発性(E)
NFPA 704
4
3
4
関連する物質
その他の陽イオン アジ化鉛(II)
アジ化銀
アジ化ナトリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アジ化銅(II)(あじかどう(II)、copper(II) azide)は、組成式がCu(N 3)2の無機化合物である。衝撃や摩擦に敏感で非常に爆発しやすいため起爆剤に使われる[2] 。還元されやすい物質であり、ヒドラジンなどの還元剤と反応してアジ化銅(I)となる[2] 。

合成

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硝酸銅(II)とアジ化ナトリウムとの複分解により得られる[2] 。

Cu ( NO 3 ) 2 + 2 NaN 3 ⟶ Cu ( N 3 ) 2 + 2 NaNO 3 {\displaystyle {\ce {{Cu(NO3)2}+ 2NaN3 -> {Cu(N3)2}+ 2NaNO3}}} {\displaystyle {\ce {{Cu(NO3)2}+ 2NaN3 -> {Cu(N3)2}+ 2NaNO3}}}

脚注

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  1. ^ Lide, David R. (1998), Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.), Boca Raton, FL: CRC Press, pp. 4–55, ISBN 0849305942  
  2. ^ a b c 井口昌亮 著、化学大辞典編集委員会(編) 編『化学大辞典』 1巻(縮刷版第26版)、共立、1981年10月、63頁頁。 

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