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アクリルゴム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アクリルゴム(: Acrylic rubber)は、アクリル酸エステルを主成分に持つ合成ゴムの総称。アクリル酸エステルと2-クロロエチルビニルエーテルとの共重合体はACM、アクリル酸エステルとアクリロニトリルとの共重合体はANMの略号で呼ばれる。

性質

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耐熱油性、耐熱老化性、耐候性に優れ、自動車用オイルホースガスケットなどに用いられる。標準グレードではモノマーには主にアクリル酸エチルが使われ、耐寒性は-15°C程度であるが、超耐寒グレードではアクリル酸ブチルやアクリル酸メトキシエチルが用いられ、-35°C程度までの使用に耐えうる。耐熱性は約180°Cであり、ポリジメチルシロキサンを使用したACMではさらに耐熱性が向上する。

参考文献

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  • 田中康之・浅井治海『ゴム・エラストマー』大日本図書、1993年。ISBN 4-477-00395-1 

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