がみがみ女
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がみがみ女(英: Common scold)は、1967年までイングランドおよびウェールズの法制度において存在した犯罪類型。隣人と見境無く喧嘩をおこして騒ぎ立てる人物がこれに該当した。その多くが女性既婚者で未亡人が対象となることは少なく[2] 、男性も罰せられた。
この罪に対しては懲罰椅子に縛り付けて川に沈める刑罰が行われていた。
革のくつわをはめて公衆の面前を歩かせる恥辱刑が行われていたとする説もあるが、公式記録が確認できないため後の創作とする説もある。
イギリスでは、1967年刑法法 (英語版)の13条により刑法からは廃止。アメリカ合衆国ニュージャージー州では、1972年に刑法から取り除かれるまで存続した[3] 。
出典
[編集 ]- ^ "Scolds Bridle" (英語). NEN Gallery. 2023年5月27日閲覧。
- ^ Bardsley, Sandy (2006). Venomous tongues : speech and gender in late medieval England. Philadelphia. pp. 123–25. ISBN 978-0812239362. OCLC 891396093
- ^ "State v. Palendrano" (英語). Justia Law. 2023年5月27日閲覧。
関連項目
[編集 ]- 誹謗中傷、名誉棄損、強要罪
- ゴシップ
- 秩序を乱す行為 (英語版)
- カレン (スラング) (英語版) - 怒りっぽく他人に迷惑をかけやすい偏狭な女性を示す用語。男性の場合はKenが使われる。
- ネックバイオリン (英語版) - 口論で捕まった人にかけられる首輪と手錠を一体化した拘束具。shrew(がみがみ女、気の荒い女性)のフィドル(バイオリンの英語名)とも呼ばれる。
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