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HERO (Mr.Childrenの曲)

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Mr.Children > HERO (Mr.Childrenの曲)
「HERO」
Mr.Children シングル
初出アルバム『シフクノオト
B面 空風の帰り道
リリース
規格 マキシシングル
録音 OORONG TOKYO STUDIO
ジャンル
時間
レーベル トイズファクトリー
作詞・作曲 桜井和寿
プロデュース
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン)
  • 2002年12月度月間1位(オリコン)
  • 2003年度年間9位(オリコン)
  • Mr.Children シングル 年表
    Any
    (2002年) HERO
    (2002年) 掌/くるみ
    (2003年)
    シフクノオト 収録曲
    タガタメ
    (11) HERO
    (12)
    血の管
    (7) 空風の帰り道
    (8) Any
    (9)
    EANコード

    EAN 4988061890654
    (初回限定盤、TFCC-89065) EAN 4988061890661
    (通常盤、TFCC-89066)

    ミュージックビデオ
    「HERO」 - YouTube
    テンプレートを表示
    映像外部リンク
    ライブ映像
    「HERO」 (2013)

    HERO』(ヒーロー)は、日本バンドMr.Childrenの24枚目のシングル。2002年12月11日にトイズファクトリーより発売された[1]

    概要

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    初回限定盤と通常盤の2形態で発売。初回限定盤は飛び出す絵本のような仕様となっている。桜井和寿小脳梗塞から復帰した後に発売された、前作から約5か月ぶりのシングルアートディレクター信藤三雄

    チャート成績

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    オリコンチャートで32週チャートインするロングヒットとなった。2003年度のオリコン年間シングルランキングで9位にランクインし、13thシングル『Everything (It's you)』以来6年ぶりに年間TOP10入りを果たした。Mr.Childrenはこの年から6年連続でシングル年間TOP10入りを果たしている[注 1] 。初週31.5万枚、累計売上は55.3万枚。

    収録曲

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    全作詞・作曲: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.「HERO」桜井和寿 桜井和寿
    2.「空風の帰り道」桜井和寿 桜井和寿
    合計時間:

    楽曲解説

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    1. HERO
      • NTTドコモ『NTT DoCoMo Group 10th Anniversary』キャンペーンCMソング [1]
      • アメリカ同時多発テロ事件の際にアメリカ独特のヒロイズムに疑問を抱いた桜井和寿が、「子供を公園で遊ばせているお父さんやお母さんのほうが、その子にとってのヒーローなんじゃないか?」と感じたことから生まれた楽曲[2] 。親の目線で書いたという[3]
      • 10thアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』制作時には存在していた。桜井は「『IT'S A WONDERFUL WORLD』はなるべく歌い手の顔が見えないアルバムにしたいなと思っていたんですよ。リスナーがそれぞれ、自分を投影できる曲の集まりにしたかった。そういう意味でいうと、『HERO』はすごく歌い手の顔が見える曲なので、前のアルバムには入れないほうがいいだろうなと。」と語っている[4]
      • ラスサビ前の「残酷に過ぎる〈中略〉嬉しい 愛しい」の部分のみ、桜井が小脳梗塞発症後に書かれたものである[5]
      • レコーディングは活動休止中の9月中旬に行われた。桜井は「自分のコンディションがよかったこともあって、ぜひレコーディングしたいって言いました。それでスッキリしたいという気持ちもあったし、どうしても今年中に出したいとも思ってましたから。それに、こういう病気になったことで〈中略〉リスナーの方や一般の人たちは僕の病気のことと重ねて聴くだろうな、と。だったらそれはそれで逆に出しちゃった方がより重みを持つんじゃないか、という読みもあった。」と述べている[6] 小林武史は「桜井はまだサビを張って歌うのはムリだっていうんで、ファルセットでやって、1番2番、それがすごく良くて、でも最後の最後で地声でサビを歌った。その時、僕もう、心をワシづかみにされた。」とコメントしている[7]
      • ミュージック・ビデオはMr.Childrenでは初のクレイアニメで制作された。監督はアニメーション作家の村田朋泰。『SPACE SHOWER Music Video Awards 03』で「BEST ANIMATION VIDEO」を受賞し、本楽曲を披露した。2003年3月26日発売のライブ・ビデオ『wonederful world on DEC 21』、2012年5月10日発売のベスト・アルバムMr.Children 2001-2005 <micro>』の初回限定盤、2018年3月21日発売のライブ・ビデオ『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』に収録されている。
      • 2024年7月、漫画『ONE PIECE』の109巻発売記念でスペシャルコラボムービー<『ONE ×ばつMr.Children「HERO」〜きみの味方〜>が公開された[8] 。本バンドが『ONE PIECE』とコラボしたのは2009年に「fanfare」が『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の主題歌となって以来である。
    2. 空風の帰り道
      • 桜井が療養中に書いた楽曲[9]
      • 彼女と一緒にいる時間が追い風で短縮され、独りきりの帰りが向かい風で長く感じる、という構成になっている。桜井は高校時代に当時の彼女を送って帰る情景を思い浮かべながら歌詞を書いたという[10]
      • 桜井は「今の自分たちに感謝する気持ちというのがたくさん繋がっていけば、悲しい事件も減るかもしれないと思うんです。まあ、そこまで深く考えたわけじゃないけども、そういう想いも自然に込めて書いた曲だと思います。」と語っている[9]
      • ライブでは、野外音楽イベント『ap bank fes '07』で初めて演奏された。
      • 11thアルバム『シフクノオト』にも収録された。この曲以降、カップリング曲がオリジナルアルバムに収録されるのは2007年発売の31stシングル『旅立ちの唄』のカップリング曲である「羊、吠える」まで途切れることとなる。

    テレビ出演

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    病気から復帰したばかりだったためリリース当時はテレビ番組で披露されなかったが、後に2008年の『FNS歌謡祭』でバンドとして初めて演奏された。

    番組名 日付 放送局 演奏曲
    クリスマスの約束2003 [注 2] 2003年12月25日 TBS HERO
    タガタメ
    言葉にできない
    2008 FNS歌謡祭 [11] 2008年12月3日 フジテレビ HERO
    HANABI

    ライブ映像作品

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    曲名 作品名
    HERO wonederful world on DEC 21
    Mr.Children Tour 2004 シフクノオト
    ap bank fes '06
    Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field-
    Mr.Children Tour 2011 SENSE
    Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-
    Mr.Children [(an imitation) blood orange] Tour
    空風の帰り道 ap bank fes '07

    収録アルバム

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    カバー

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    脚注

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    注釈

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    1. ^ 2004年度:26thシングル『Sign』と25thシングル『掌/くるみ』、2005年度:27thシングル『四次元 Four Dimensions』、2006年度:29thシングル『しるし』、2007年度:31stシングル『旅立ちの唄』、2008年度:33rdシングル『HANABI
    2. ^ 桜井がソロで出演し、小田和正と共に歌唱した。

    出典

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    1. ^ a b "HERO | Mr.Children". ORICON NEWS. 2020年11月1日閲覧。
    2. ^ 別冊カドカワ Mr.Children』角川書店、2004年、30頁
    3. ^ MUSICA』FACT、2010年1月号、19頁
    4. ^ 『BREaTH』ソニー・マガジンズ、2004年5月号、27頁
    5. ^ 『SWITCH』スイッチ・パブリッシング、2003年2月号、34頁
    6. ^ 『SWITCH』スイッチ・パブリッシング、2003年2月号、33頁
    7. ^ 『別冊カドカワ Mr.Children』KADOKAWA、2007年、58頁
    8. ^ "「ONE ×ばつMr.Children「HERO」、くまの人生を重ねたコラボムービー". ナタリー. ナターシャ (2024年7月4日). 2024年7月4日閲覧。
    9. ^ a b 『Talkin' Rock!』京阪神エルマガジン社、2004年5月号、41頁
    10. ^ 『別冊カドカワ Mr.Children』角川書店、2004年、35頁
    11. ^ "Superfly、Perfumeが「FNS歌謡祭」初登場". 音楽ナタリー (2008年11月21日). 2020年12月19日閲覧。

    外部リンク

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    桜井和寿 - 田原健一 - 中川敬輔 - 鈴木英哉
    シングル
    Mr.Childrenのシングル
    CD
    1990年代
    92年
    93年
    94年
    95年
    96年
    97年
    98年
    99年
    2000年代
    00年

    18. 口笛 - 19. NOT FOUND

    01年
    02年

    22. 君が好き - 23. Any - 24. HERO

    03年
    04年

    26. Sign

    05年
    06年

    28. 箒星 - 29. しるし

    07年
    08年

    32. GIFT - 33. HANABI

    09年

    -

    2010年代
    10年

    -

    11年

    -

    12年
    13年

    -

    14年
    15年

    -

    16年

    -

    17年
    18年

    -

    19年

    -

    2020年代
    20年
    21年

    -

    22年

    -

    23年

    -

    24年

    -

    コラボレーション
    配信限定
    アルバム
    Mr.Childrenのアルバム
    CD
    オリジナル
    1990年代
    92年
    93年

    3. Versus

    94年
    95年

    -

    96年

    5. 深海

    97年

    6. BOLERO

    98年

    -

    99年

    7. DISCOVERY - 8. 1/42

    2000年代
    00年

    9. Q

    01年

    -

    02年
    03年

    -

    04年
    05年

    12. I ♥ U

    06年

    -

    07年

    13. HOME - 14. B-SIDE

    08年
    09年

    -

    2010年代
    10年

    16. SENSE

    11年

    -

    12年
    13年

    -

    14年

    -

    15年
    16年

    -

    17年

    -

    18年
    19年

    -

    2020年代
    20年
    21年

    -

    22年

    -

    23年

    21. miss you

    24年

    -

    ベスト
    企画盤
    配信限定
    映像作品
    ライブ
    1. regress or progress '96-'97 tour final IN TOKYO DOME
    2. Mr.Children TOUR '99 DISCOVERY
    3. Mr.Children Concert Tour Q 2000〜2001
    4. Mr.Children CONCERT TOUR POPSAURUS 2001
    5. wonederful world on DEC 21
    6. Mr.Children Tour 2004 シフクノオト
    7. MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜
    8. Mr.Children HOME TOUR 2007
    9. Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field-
    10. Mr.Children Tour 2009 〜終末のコンフィデンスソングス〜
    11. Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY IN TOKYO DOME
    12. Mr.Children Tour 2011 SENSE
    13. Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-
    14. MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012
    15. Mr.Children [(an imitation) blood orange] Tour
    16. Mr.Children REFLECTION {Live & Film}
    17. Mr.Children Stadium Tour 2015 未完
    18. Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25
    19. Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸
    20. Mr.Children Dome Tour 2019 Against All GRAVITY
    21. Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス
    ドキュメンタリー
    ミュージック・ビデオ
    1. music clips ALIVE
    2. Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25
    映画
    1. 【es】 Mr.Children in FILM
    2. Mr.Children / Split The Difference
    3. Mr.Children REFLECTION
    4. Mr.Children「GIFT for you」
    書籍
    1. 【es】 Mr. Children in 370 DAYS
    2. Mr.Children 詩集 優しい歌
    3. Mr.Children全曲詩集 『Your Song』
    4. Mr.Children 道標の歌
    5. 歌々の棲家 named Mr.Children
    関連項目
    カテゴリ カテゴリ
    オリコン月間シングルチャート第1位(2002年12月度)
    2000年
    2001年
    2002年
    2003年
    2004年
    オリコン週間シングルチャート第1位(2002年12月23日付)
    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月


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