Baby a Go Go
『Baby a Go Go』 | |
---|---|
RCサクセション の スタジオ・アルバム | |
リリース | |
録音 | 1990年6月 (1990-06) - 7月 |
ジャンル | ロック |
レーベル |
|
プロデュース |
|
チャート最高順位 | |
| |
RCサクセション アルバム 年表 | |
『Baby a Go Go』収録のシングル | |
| |
テンプレートを表示 |
『Baby a Go Go』(ベイビー・ア・ゴーゴー)は、1990年9月27日 (1990年09月27日)に発売されたRCサクセション19枚目のスタジオ・アルバム。
解説
[編集 ]RCサクセション(以下、RCと略す)の19枚目のアルバムであり、1991年1月 (1991-01)をもって活動を休止したRCにおける最終作。メンバーであったGee2woが本作制作前に解雇、新井田耕造も制作途中で脱退、というバンドとしての苦境にあったが、旧友・春日博文やレニー・クラヴィッツのスタッフの手を借り完成された。
忌野清志郎が後に「『COVERS』でできた"特殊な感じ"を一回振り払って、普通のラヴ・ソングのバンドに戻りたい気持ちはちょっとあった」と語っているように[1] 、ラブソングを中心とし、サウンドは70年代的アナログ録音にこだわって作られている。
ミキサーのヘンリー・ハーシュは、本作を「個々の曲が完全に一体化した、1枚の完成されたレコード。『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のような。1つの曲と次の曲は違うサウンドなんだけれど...」[2] と評している。
収録曲
[編集 ]- I LIKE YOU
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
セゾンカードのCMに使用。
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
- ヒロイン
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
- あふれる熱い涙
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
RC20周年キャンペーンとして1990年4月にプロモ・リリースされた(アルバムとは別ミックス)。
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
- June Bride
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
- うぐいす
- (作詞・作曲 - 仲井戸麗市)
- Rock'n Roll Showはもう終わりだ
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
1988年「Love Me Live Tour」時よりステージで披露。年越しライヴ・イベント「R&R BAND STAND 88-89」での披露を想定して作られた。元タイトルは「No No No」。
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
- 冬の寒い夜
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
忌野が中学時代に作曲した曲[3] 。
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
- 空がまた暗くなる
- Hungry
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
- 忠実な犬 (Doggy)
- (作詞 - 忌野清志郎、作曲 - 忌野清志郎、春日博文)
シングル「I LIKE YOU」カップリング曲。ベースはヘンリー・ハーシュ。 - シングルとはヴォーカルトラックの一部が差し替えられている。
- (作詞 - 忌野清志郎、作曲 - 忌野清志郎、春日博文)
- 楽(LARK)
- (作詞・作曲 - 忌野清志郎)
レコーディング・メンバー
[編集 ]- RCサクセション
- 忌野清志郎 - リードボーカル、バッキングボーカル、ギター、ハモンドオルガン、ハーモニウム、ハーモニカ、ウクレレ、チャイニーズ・アコーディオン、パーカッション
- 小林和生 - ベース、バッキングボーカル
- 仲井戸麗市 - ギター、ボーカル、バッキングボーカル
- 春日"ハチ"博文 - ドラムス、パーカッション、バッキングボーカル
- 新井田耕造 - ドラムス(M3・M9)、バッキングボーカル
- 武川雅寛 - バイオリン
- 春日"ハチ"博文、ヘンリー・ハーシュ、デイヴィッド・ドマーニッチ - プロデューサー
リリース履歴
[編集 ]# | 発売日 | リリース | 規格 | 品番 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1990年9月27日 (1990年09月27日) | EAST WORLD / 東芝EMI | CD |
TOCT-5820 | 初回生産分は三方背BOX仕様。ミニ写真集封入。 |
CT |
TOTT-5820 | ||||
2 | 1998年12月9日 (1998年12月09日) | CD |
TOCT-10579 | Q盤シリーズでの再発。 | |
3 | 2005年11月23日 (2005年11月23日) | TOCT-11088 | RCデビュー35周年記念、デジタルリマスター音源による再発。 | ||
4 | 2008年7月2日 (2008年07月02日) | EAST WORLD / EMIミュージック・ジャパン | TOCT-26615 | 紙ジャケット仕様での再発。 |
脚注
[編集 ]- ^ 「月刊カドカワ・3月号」(角川書店、1992年)
- ^ 「遊びじゃないんだっ!」(マガジンハウス、1990年)
- ^ 「宝島」(宝島、1990年)
- ^ "RCサクセションの名曲、オダギリジョー主演ドラマでよみがえる". ORICON NEWS (オリコン). (2015年9月30日). https://www.oricon.co.jp/news/2059983/full/ 2015年9月30日閲覧。
主な文献
[編集 ]- 愛しあってるかい(JICC出版局 1981年)
- GOTTA!忌野清志郎(忌野清志郎伝、角川文庫、1988年)
- 遊びじゃないんだっ!(RCサクセション20周年記念、マガジンハウス、1990年)
- 日々の泡立ち 真説RCサクセション(インタビュー集、ロッキング・オン、1991年)
- 月刊カドカワ・1992年3月号「総力特集 清志郎の遺言」(角川書店、1992年)
- 生卵(忌野清志郎デビュー25周年記念 河出書房新社、1995年)
- ロック画報・2002年10号「特集 RCサクセションに捧ぐ」(ブルース・インターアクションズ、2002年)
- 別冊宝島 音楽誌が書かないJポップ批評 忌野清志郎のブルースを捜して(宝島社、2006年)
ほか
外部リンク
[編集 ]
忌野清志郎 | 小林和生 | 仲井戸麗市 破廉ケンチ | 新井田耕造 | 小川銀次 | Gee2wo 春日博文 | 厚見玲衣 | |||||
シングル | 宝くじは買わない | 涙でいっぱい | ぼくの好きな先生 | キミかわいいね | 三番目に大事なもの | スローバラード | わかってもらえるさ | ステップ! | 雨あがりの夜空に | ボスしけてるぜ | トランジスタ・ラジオ | サマーツアー | つ・き・あ・い・た・い | Oh! Baby | ベイビー!逃げるんだ。 | 不思議 | すべてはALRIGHT (YA BABY) | スカイ・パイロット | NAUGHTY BOY | ラヴ・ミー・テンダー | I LIKE YOU | スローバラード (RE-MIXED VERSION) | ||||
アルバム |
| ||||
ビデオ | |||||
関連項目 | ディスコグラフィ / EMIミュージック・ジャパン / ユニバーサルミュージック (キティレコード / ポリドール / ロンドンレコード) / 石坂敬一 / Template:忌野清志郎 |