レジネッタ
レジネッタ | |||
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2008年4月13日 阪神競馬場 | |||
欧字表記 | Reginetta | ||
品種 | サラブレッド | ||
性別 | 牝 | ||
毛色 | 鹿毛 | ||
生誕 | 2005年 5月11日(19歳) | ||
登録日 | 2007年4月25日 | ||
抹消日 | 2010年12月22日 | ||
父 | フレンチデピュティ | ||
母 | アスペンリーフ | ||
母の父 | サンデーサイレンス | ||
生国 | 日本の旗 日本(北海道 新冠町) | ||
生産者 | 追分ファーム | ||
馬主 | (有)社台レースホース | ||
調教師 | 浅見秀一(栗東) | ||
競走成績 | |||
生涯成績 | 28戦4勝 | ||
獲得賞金 | 2億7390万4000円 | ||
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レジネッタは、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2008年の桜花賞、2010年の福島牝馬ステークス。
馬名の意味はイタリア語で「若い女王」。
経歴
[編集 ]2歳
[編集 ]2007年 9月9日の新馬戦でデビュー。池添謙一騎乗で1番人気に支持され序盤は逃げでハナを取っていたが、直線で後退し1位から0.8秒差の10着に終わる。その後9月29日の未勝利戦で初勝利し、次走の500万下でも9頭中8番人気という低評価の中連勝する。そして阪神ジュベナイルフィリーズでは、池添がトールポピーに騎乗するため武豊に乗り替わり出走する。道中は前方に位置し、一旦は直線で先頭に立つが後続馬に次々と差され6着に終わる。
3歳
[編集 ]2008年はエルフィンステークスから始動し3着。続いて出走したフィリーズレビューでは小牧太に乗り替わり1着と同タイムのアタマ差の3着となり、桜花賞への優先出走権を獲得した。
4月13日の桜花賞では道中は馬群の中団に待機、直線で末脚を伸ばして抜け出し、2着のエフティマイアに1/2馬身差を付け12番人気の低評価を覆しての優勝となった[1] [2] 。鞍上の小牧太は中央競馬のGI (JpnI) 初制覇となった[3] 。このレースでは2着のエフティマイアが15番人気、3着のソーマジックが5番人気であったため、3連単は払い戻しが700万2920円と、当時クラシック史上最高、JRA歴代6位(重賞では歴代2位)の高配当となった。
次走の5月25日の優駿牝馬では桜花賞と同様に中団待機したが、最後の直線でソーマジックとともにトールポピーから審議対象となる不利を受け、エフティマイアを捉えることができず3着となったが、桜花賞馬としての強さを見せつけた。(長い審議の後には降着処分は無かったが、インターネットや様々な分野で物議をかもした)。レース後の5月28日には宇治田原優駿ステーブルへ移動し、その後は北海道へ放牧に出されることになった。
休み明けとなった、クイーンステークスでは1番人気に支持された。いつもどおり、道中は馬群の中団に待機、直線で末脚を伸ばしたものの、開幕週の先行馬有利の馬場を生かした、ヤマニンメルベイユに2馬身差を付けられ逃げ切りを許し、2着に終わった。
続く、ローズステークスでは1番人気に支持されたが、マイネレーツェル、ムードインディゴに敗れ3着だった。
牝馬三冠の最終戦となる秋華賞ではオークス馬のトールポピーに次ぐ2番人気。レース中盤までは今までと同様中団待機の作戦を取ったが、最後の直線で追いきることができず、8着と完敗した。続くエリザベス女王杯では12着と大敗した。
4歳
[編集 ]2009年は阪神牝馬ステークスから始動したが、最後の直線で伸び切れず5着に敗れた。続くヴィクトリアマイルでは終始後方のまま16着と大敗した。その後、7月26日の函館記念に出走したが、見せ場がなく9着に敗れた。続く8月16日のクイーンステークスでは3番人気に推されたが、終始後方のまま見せ場を作れず10着と大敗した。続く10月4日のポートアイランドステークスでは好位追走も失速して11着に終わった。中1週で挑んだ10月18日の府中牝馬ステークスではこれまでの惨敗続きから11番人気と低評価だったが、後方から追い込んで3着と好走した。エリザベス女王杯に出走登録を行っていたが除外され、11月14日のアンドロメダステークスに出走したがいいところなく9着に敗れた。続く12月6日のターコイズステークスでは後方から最重量の斤量を背負いながら最速の上りで追い上げるもウエディングフジコを捉え切れず5着だった。
5歳
[編集 ]2010年はニューイヤーステークスから始動。好位集団でレースを進めたが、直線で伸びあぐねて8着に終わった。続く京都牝馬ステークスでは後方から追い込んでくるも6着に敗れた。続く中山牝馬ステークスでは最後方から出走馬中最速の末脚で追い込んでくるもニシノブルームーンの5着に敗れた。4月24日の福島牝馬ステークスでは中団追走から直線で力強く伸びると、先に抜け出したブラボーデイジーをゴール直前で差し切り、一昨年の桜花賞以来となる勝利を挙げた。しかし、発送前にゲート内で立ち上がったため発走調教再審査が課され、目標にしていたヴィクトリアマイルの出走はできなかった[4] 。6月20日のマーメイドステークスでは好位追走も直線で失速し15着と惨敗を喫した。8月15日のクイーンステークスでは最後の直線のみで最速の上りで追い込んでくるもアプリコットフィズを捉え切れず4着だった。11月14日のエリザベス女王杯では見せ場がなく11着に敗れた。12月19日の愛知杯では故障を発生したテイエムオーロラのあおりを受け途中後退し、直線で伸び切れず9着に敗れた。12月22日、競走馬登録を抹消[5] 。北海道安平町の追分ファームで繁殖牝馬となる。
繁殖
[編集 ]2012年2月7日に初仔の牡馬が誕生した。
馬名 | 誕生年 | 毛色 | 父 | 性 | 厩舎 | 馬主 | 戦績 | 出典 | |
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初仔 | レジメンタル | 2012年 | 栗毛 | ハービンジャー | 牡 | 栗東・浅見秀一 →笠松・栗本陽一 |
(株)G1レーシング | 34戦1勝(死亡) | [6] |
2番仔 | ブリゲード | 2013年 | 栗毛 | キングカメハメハ | 牡 | 栗東・浅見秀一 →小林・荒山勝徳 |
3戦0勝(引退) | [7] | |
3番仔 | アルトリウス | 2014年 | 鹿毛 | 騸 | 美浦・藤沢和雄
→美浦・高橋文雅 |
39戦4勝(引退) | [8] | ||
4番仔 | レジーナドーロ | 2015年 | 栗毛 | 牝 | 美浦・堀宣行 | 21戦3勝(引退・繁殖) | [9] | ||
5番仔 | クインオブザシーズ | 2016年 | 鹿毛 | ノヴェリスト | 牝 | 栗東・角居勝彦 | 4戦0勝(引退・繁殖) | [10] | |
6番仔 | ライフレッスンズ | 2017年 | 鹿毛 | ロードカナロア | 牡 | 美浦・国枝栄 | 金子真人ホールディングス(株) | 15戦3勝(引退) | [11] |
7番仔 | プレフェリータ | 2018年 | 鹿毛 | モーリス | 牝 | 美浦・萩原清 | (株)G1レーシング | 14戦3勝(引退) | [12] |
8番仔 | (レジネッタの2019) | 2019年 | 鹿毛 | ロードカナロア | 牡 | (未出走) | [13] | ||
9番仔 | サトノミネルヴァ | 2020年 | 鹿毛 | 牝 | 美浦・国枝栄
→佐賀・真島元徳 |
(株)サトミホースカンパニー
→里見治 |
12戦1勝(現役) | [14] | |
10番仔 | ロイヤルストーリー | 2021年 | 鹿毛 | 牡 | (株)G1レーシング | デビュー前 | [15] | ||
(不受胎) | 2022年 | サートゥルナーリア | [16] | ||||||
レジネッタの2023 | 2023年 | 鹿毛 | レイデオロ | 牝 | デビュー前 | [17] |
- 2024年7月23日現在
競走成績
[編集 ]血統表
[編集 ]1981年 鹿毛 Hold Your Peace Speak John
近親
[編集 ]- Northern Aspen(父Northern Dancer) - ゲイムリーステークス
- Hamas(父Danzig) - ジュライカップ
- Fort Wood(父Sadler's Wells) - パリ大賞典
- ティンバーカントリー(父Woodman)-プリークネスステークス、シャンペンステークス、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル
- Colorado Dancer(父Shareef Dancer) - ポモーヌ賞(フランスG2)
- 上記は4代母Fall Aspenの産駒である。
- Dubai Millennium - ドバイワールドカップなど
- Charnwood Forest - クイーンアンステークス
- ツルマルツヨシ - 京都大賞典、朝日チャレンジカップ
4代母Fall Aspen(メイトロンステークス〈G1〉)が優秀な繁殖成績を残しており、近親には活躍馬や種牡馬が多数揃っている。
脚注
[編集 ]出典
[編集 ]- ^ "【桜花賞(GI)】(阪神)〜伏兵レジネッタ戴冠で大波乱に | 競馬実況web | ラジオNIKKEI". keiba.radionikkei.jp. 2022年2月6日閲覧。
- ^ "【波乱G1プレーバック】08年桜花賞レジネッタ". デイリースポーツ . (2019年4月2日). https://www.daily.co.jp/horse/2019/04/02/0012206045.shtml 2022年2月6日閲覧。
- ^ "小牧涙のV鮮やかレジネッタ/桜花賞". 日刊スポーツ . (2008年4月14日). https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080414-347940.html 2022年2月6日閲覧。
- ^ "【福島牝馬S】桜の女王レジネッタ2年ぶり復活V". スポーツニッポン. 2023年7月22日閲覧。
- ^ "08年桜花賞馬 レジネッタが引退". スポーツニッポン . (2010年12月22日). https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/12/22/kiji/K20101222Z00000600.html 2022年2月6日閲覧。
- ^ "レジメンタル | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "ブリゲード | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "アルトリウス | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "レジーナドーロ | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "クインオブザシーズ | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "ライフレッスンズ | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "プレフェリータ | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "_________|JBISサーチ(JBIS-Search)". www.jbis.or.jp. 2023年1月10日閲覧。
- ^ "サトノミネルヴァ | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "レジネッタの2021 | 競走馬データ". netkeiba.com. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "繁殖牝馬情報:牝系情報|レジネッタ|JBISサーチ(JBIS-Search)". www.jbis.or.jp. 2022年11月15日閲覧。
- ^ "_________|JBISサーチ(JBIS-Search)". www.jbis.or.jp. 2023年7月24日閲覧。
- ^ a b c "血統情報: 5代血統表|レジネッタ". JBISサーチ. JBBA 日本軽種馬協会. 2017年2月6日閲覧。
- ^ 平出貴昭 (2014年9月17日). "『覚えておきたい日本の牝系100』収録の全牝系一覧". 競馬"血統"人生/平出貴昭. 2017年2月6日閲覧。
外部リンク
[編集 ]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- レジネッタ - 競走馬のふるさと案内所
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