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モルティ・ムザラネ

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(2017年1月)
モルティ・ムザラネ
基本情報
本名 モルティ・ムザラネ
通称 Babyface
階級 フライ級
身長 166cm
リーチ 169cm
国籍 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国
誕生日 (1982年10月06日) 1982年 10月6日(41歳)
出身地 ハウテン州
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 42
勝ち 39
KO勝ち 26
敗け 3
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モルティ・ムザラネ(Moruti Mthalane、男性、1982年 10月6日 - )は、南アフリカ共和国プロボクサー。元IBF世界フライ級王者。トレーナーはコリン・ネイサン[1] マシュー・マックリンのMTK・グローバルに所属。

来歴

2000年12月10日、プロデビュー。3回KO勝ち。

2004年9月24日、南アフリカフライ級王者ヌククベラ・ガワゼラと対戦し、11回TKO負けでプロ初黒星。

2006年8月11日、南アフリカフライ級王者アクホナ・アリヴァと対戦した。6回KO勝ちで王座を獲得した。その後同王座を3度防衛した。

2007年9月29日、アポル・スイコ(フィリピン)とWBCインターナショナルフライ級王座決定戦で対戦し、初回TKO勝ちで王座を獲得した(同王座は1度も防衛することなく返上)。

2008年7月5日、フセイン・フセインIBF世界フライ級挑戦者決定戦で対戦し、3-0の判定勝ちでIBF世界フライ級王者ノニト・ドネアへの挑戦権を獲得した。

2008年11月1日、マンダレイ・ベイ・イベント・センターでIBF・IBO世界フライ級王者ノニト・ドネアと対戦し、ドクターストップによる6回1分31秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

2009年4月18日、レホロホノノロ・ラマゴレと南アフリカフライ級王座決定戦を行い、3回2分26秒KO勝ちを収め王座に返り咲いた。

2009年11月20日、ヨハネスブルグのウェンブリー・アリーナにてフリオ・セサール・ミランダとドネアの王座返上に伴い行われたIBF世界フライ級王座決定戦で対戦し、3-0(2者が117-110、118-110)の判定勝ちを収め、王座を獲得した[2]

2010年9月1日、ハウテン州 ブラクパンのカーニバル・シティでゾラニ・テテと対戦し、5回にダウンを奪うとそのままレフェリーストップを呼び込む5回2分27秒TKO勝ちで初防衛に成功した。

2011年3月26日、ヨハネスブルグのナスレック・インドア・アリーナで元WBO世界ライトフライ級 暫定王者 ジョンリル・カシメロと対戦し、序盤から優位に進め最後は右フックが決まるとそのままレフェリーストップとなる5回1分10秒TKO勝ちを収め、2度目の防衛に成功した。

2011年10月28日、イタリアサルデーニャ島 カリアリのパラロックフェラーにて、アンドレア・サリッツと対戦し、7回にサリッツ陣営よりタオルが投げ込まれ試合終了。7回TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[3] [4]

2012年9月1日、パナマシティにあるアレナ・ロベルト・デュランにて、IBF世界フライ級1位リカルド・ヌネスと指名試合を行い、初回にヌネスにダウンを奪われ先制を許すが3回にヌネスからダウンを奪う白熱した試合を展開し、ムザラネが最後に連打をまとめてヌネスを失神させてレフェリーストップを呼び込む8回2分41秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した[5]

2014年1月22日、タイナコーンラーチャシーマー県の国王陛下80歳記念運動場(80-year-old Memorial playground His Majesty the King)特設会場でIBF世界フライ級7位でIBFアジアフライ級王者のアムナット・ルエンロンと対戦し5度目の防衛を目指す予定だったが[6] 、主催するプロモーターキェックリリーン・プロモーションズからの試合発表後に、ムザラネがファイトマネーが安いとして一方的に試合をキャンセルした。

2014年1月13日、ムザラネはIBF世界フライ級王座を返上した[7]

2014年3月15日、ダーバンのダーバン・インターナショナル・コンベンション・センターにて1年6か月振りの復帰戦。IBO世界フライ級王座決定戦をジェザー・オリバーと対戦しブランクの影響が響き苦戦するも、12回2-1(113-115、116-112、117-112)の判定勝ちで王座獲得に成功した[8]

2014年10月26日、南アフリカでオディロン・サレタと対戦し12回3-0の判定勝ちで初防衛に成功した[9]

2015年12月12日、1年3ヶ月振りの復帰戦としてダーバンのオリーブ・コンベンション・センターでレンツ・ロシーアと対戦し9回TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[10]

2017年4月21日、トレーナーのニック・デュラントがバイク事故により死去。指導を受けていたムザラネが最後の弟子となった[11] [12]

2018年7月15日、マレーシアクアラルンプールで、モハマド・ワシームとIBF世界フライ級王座決定戦を戦い、3-0(×ばつ2、116-110)の判定勝ちで2度目となる同級王座を獲得した[13]

2018年12月31日、マカオウィン・パレス (中国語版)にて世界同級14位の坂本真宏(六島)と初防衛戦を行い、10回終了TKO勝ちを収めて初防衛に成功した[14]

2019年5月13日、日本のリングに初登場し、東京都後楽園ホールにて世界同級4位の黒田雅之(川崎新田)を相手に序盤苦しむも中盤からペースを掴んで12回戦い、3-0(×ばつ2、117-111)の判定で勝利して2度目の王座防衛に成功した[15]

2019年12月23日、横浜アリーナにて元3階級制覇王者でIBF世界フライ級14位の八重樫東(大橋)を相手に防衛戦を行い、9回2分54秒TKO勝ちを収め、3度目の防衛に成功した[16]

2021年4月30日、約1年5カ月ぶりとなった試合をイギリスのベスナル・グリーンにて1階級上のIBF世界スーパーフライ級6位のサニー・エドワーズを相手に防衛戦を行い、12回判定負けを喫して防衛に失敗し王座から陥落した[17] [18]

獲得タイトル

  • 南アフリカフライ級王座
  • WBCインターナショナルフライ級王座
  • IBF世界フライ級王座(第1期:防衛4度=返上、第2期:防衛3度)
  • IBO世界フライ級王座

脚注

  1. ^ 37歳の王者ムザラネ 八重樫撃退に自信 大橋会長「2人ともスタミナがあるから持久戦に」 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月17日
  2. ^ ドネアの後継王者にムザラネ IBFフライ級 ボクシングニュース「Box-on!」2009年11月22日
  3. ^ ムザラネ、サリッツをストップ IBFフライ級 ボクシングニュース「Box-on!」2011年10月30日
  4. ^ Mthalane defeats SarritzuFightnews.com 2011年10月28日
  5. ^ Mthalane defending IBF belt in PanamaFightnews.com 2012年9月1日
  6. ^ Purse Bid: Mthalane-Ruenroeng IBF Flyweight Mandatory DefenseFightnews.com 2013年10月29日
  7. ^ ラウンドアップ(海外版) Boxing News(ボクシングニュース) 2014年1月14日
  8. ^ Mthalane wins IBO flyweight beltFightnews.com 2014年3月16日
  9. ^ Mthalane to make first defense of IBO flyweight beltFightnews.com 2014年10月26日
  10. ^ Mthalane retains IBO beltFightnews.com 2015年12月14日
  11. ^ South Africa Top SA boxing trainer Durandt dies sport24.com 2017年4月21日
  12. ^ Nick Durandt dies in motorcycle accident FightNews.com 2017年4月21日
  13. ^ "Mthalane Gets Off The Floor To Edge Waseem For IBF Title" (英語). Boxing Scene. BoxingScene. (2018年7月14日). https://www.boxingscene.com/mthalane-gets-off-floor-edge-waseem-ibf-title-results--129972 2019年5月14日閲覧。 
  14. ^ "坂本真宏は10回終了TKO負け 右目ふさがり...大学院生ボクサー、マカオに散る" (日本語). デイリースポーツ. 神戸新聞社. (2018年12月31日). https://www.daily.co.jp/ring/2018/12/31/0011946899.shtml 2019年5月14日閲覧。 
  15. ^ "黒田は王座奪取ならず ムザラネに判定負け/BOX" (日本語). サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2019年5月13日). https://www.sanspo.com/article/20190513-VCJTW4ITCJOWJJAVAFDKLBBG54/ 2019年5月14日閲覧。 
  16. ^ 八重樫東9回TKO負け 4度目の世界王座獲得ならず Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月23日
  17. ^ "Sunny Edwards Boxes Past Moruti Mthalane For Decision, Wins IBF Title". Boxing Scene.com (2021年4月30日). 2021年5月1日閲覧。
  18. ^ "SUNNY DAYS Sunny Edwards vs Moruti Mthalane LIVE RESULTS: Edwards WINS world title with brilliant unanimous points decision". The Irish Sun (2021年4月30日). 2021年5月1日閲覧。

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
ノニト・ドネア IBF世界フライ級王者

2009年11月20日 - 2014年1月13日(返上)

空位
次タイトル獲得者
アムナット・ルエンロン
空位
前タイトル保持者
ドニー・ニエテス IBF世界フライ級王者

2018年7月15日 - 2021年4月30日

次王者
サニー・エドワーズ

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