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セントジョヴァイト

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(2015年8月)
セントジョヴァイト
ヴァージニア・クラフト・パイソンの勝負服
欧字表記 St.Jovite
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1989年 3月11日
死没 2016年 1月9日 [1]
Pleasant Colony
Northern Sunset
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Virginia Kraft Payson
馬主 Virginia Kraft Payson
調教師 Jim S.Bolger(アイルランド)
競走成績
生涯成績 11戦6勝
獲得賞金 807,162ポンド
620,000フラン
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セントジョヴァイト (St.Jovite) は、父プレザントコロニー (Pleasant Colony) と母ノーザンサンセット (Northern Sunset) [2] の間に生まれた黒鹿毛サラブレッド。1992年、アイリッシュダービーで従来のレコードを約3秒縮めて12馬身差の圧勝、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスでも6馬身差の快勝を見せた。

なお、名前の由来はカナダケベック州の地名によるが、フランス語読みでは「サンジョヴィート」という。「セントジョヴァイト」は英語読みである。

戦績

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2歳時は3戦3勝でアイルランドの2歳チャンピオンになり[2] フランスグランクリテリウムにも出走するが、アラジの前に4着と敗れる。

3歳になり、ダービートライアルステークスを楽勝してエプソムダービーに臨むも、調教中に軽度の怪我をしたことが原因か、のちのちライバルとなっていくドクターデヴィアスの2馬身差2着に敗れた。しかしながら続くアイリッシュダービーでは従来のレコードタイムを3秒も縮めるレコードタイムを記録し、2着ドクターデヴィアスに12馬身差を付け圧勝。12馬身差は20世紀の欧州主要クラシックで記録したものとしては最大の着差であった。続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスでも1番人気に応えて6馬身差で勝利した。

次に出走したアイリッシュチャンピオンステークスでは直線でドクターデヴィアスと競り合った末に短頭差2着に敗れ、凱旋門賞でもスボーティカの4着に敗れる。その後はアメリカ合衆国で出走する予定もあったらしいが、屈腱炎を発症し引退した。

引退後の1993年からアメリカケンタッキー州レキシントンにあるペイソンスタッドで種牡馬となり[2] 、2006年から2014年までアイルランドのグリーンツリースタッドで供用された[2] 。種牡馬としてはステークス勝ち馬が8頭(1.3%)、G1馬は1998年にサンフアンカピストラーノインビテーショナルハンデキャップを勝ったAmerique[2] のみと、期待に応えられなかった。

2016年、功労馬として繋養されていたBaysax Manor Studにて老衰からの衰弱が酷く、安楽死された[1]

競走成績

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  • 1991年(4戦3勝)
    • 1着 - アングルシーステークス (G3) 、アイルランドフューチュリティステークス (G3)
  • 1992年(7戦3勝)
    • 1着 - アイリッシュダービー (G1) 、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス (G1) 、ダービートライアル (G3)
    • 2着 - エプソムダービー (G1) 、アイリッシュチャンピオンステークス (G1)

血統表

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セントジョヴァイト血統 (リボー系 / Nearco ×ばつ5=6.25%〈母内〉) (血統表の出典)

Pleasant Colony
1978 黒鹿毛
父の父
His Majesty
1968 鹿毛 Ribot Tenerani
Romanella
Flower Bed
父の母
Sun Colony
1968 鹿毛 Sunrise Flight Double Jay
Misty Morn
Colonia Cockrullah
Nalga

Northern Sunset
1977 鹿毛 Northfields
1968 栗毛 Northern Dancer Nearctic
Little Hut Occupy
Savage Beauty
母の母
Moss Greine
1964 鹿毛 Ballymoss Mossborough
Indian Call
Blaith Na Greine Straight Deal
Carpet Slipper F-No.5-h


脚注

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  1. ^ a b "Top European Horse St. Jovite Dies at Age 27". Blood-Horse. 16 January 2016閲覧。
  2. ^ a b c d e "NEWS「Longtime Kentucky stallion St. Jovite to stand in Ireland」" (英語). Thoroughbred Times (2006年1月27日). 2012年10月11日閲覧。

外部リンク

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01回(1951年) イギリスの旗 シュプリームコート
02回(1952年) イギリスの旗 タルヤー
03回(1953年) イギリスの旗 ピンザ
04回(1954年) イギリスの旗 オリオール
05回(1955年) フランスの旗 ヴィミー
06回(1956年) イタリアの旗 リボー
07回(1957年) フランスの旗 モンタヴァル
08回(1958年) アイルランドの旗 バリーモス
09回(1959年) イギリスの旗 アルサイド
第10回(1960年) イギリスの旗 アグレッサー
第11回(1961年) フランスの旗 ライトロイヤル
第12回(1962年) フランスの旗 マッチ
第13回(1963年) アイルランドの旗 ラグーサ
第14回(1964年) フランスの旗 ナスラム
第15回(1965年) アイルランドの旗 メドウコート
第16回(1966年) イギリスの旗 アーントエディス
第17回(1967年) イギリスの旗 バステッド
第18回(1968年) イギリスの旗 ロイヤルパレス
第19回(1969年) イギリスの旗 パークトップ
第20回(1970年) アイルランドの旗 ニジンスキー
第21回(1971年) イギリスの旗 ミルリーフ
第22回(1972年) イギリスの旗 ブリガディアジェラード
第23回(1973年) フランスの旗 ダリア
第24回(1974年) フランスの旗 ダリア
第25回(1975年) イギリスの旗 グランディ

第26回(1976年) イギリスの旗 ポウニーズ
第27回(1977年) アイルランドの旗 ザミンストレル
第28回(1978年) イギリスの旗 イルドブルボン
第29回(1979年) イギリスの旗 トロイ
第30回(1980年) イギリスの旗 エラマナムー
第31回(1981年) イギリスの旗 シャーガー
第32回(1982年) イギリスの旗 カラグロウ
第33回(1983年) アイルランドの旗 タイムチャーター
第34回(1984年) イギリスの旗 ティーノーソ
第35回(1985年) イギリスの旗 ペトスキ
第36回(1986年) イギリスの旗 ダンシングブレーヴ
第37回(1987年) イギリスの旗 リファレンスポイント
第38回(1988年) イギリスの旗 ムトト
第39回(1989年) イギリスの旗 ナシュワン
第40回(1990年) イギリスの旗 ベルメッツ
第41回(1991年) イギリスの旗 ジェネラス
第42回(1992年) フランスの旗 セントジョヴァイト
第43回(1993年) イギリスの旗 オペラハウス
第44回(1994年) イギリスの旗 キングスシアター
第45回(1995年) アラブ首長国連邦の旗 ラムタラ
第46回(1996年) イギリスの旗 ペンタイア
第47回(1997年) アラブ首長国連邦の旗 スウェイン
第48回(1998年) アラブ首長国連邦の旗 スウェイン
第49回(1999年) アラブ首長国連邦の旗 デイラミ
第50回(2000年) フランスの旗 モンジュー

第51回(2001年) アイルランドの旗 ガリレオ
第52回(2002年) イギリスの旗 ゴーラン
第53回(2003年) アイルランドの旗 アラムシャー
第54回(2004年) アラブ首長国連邦の旗 ドワイエン
第55回(2005年) アイルランドの旗 アザムール
第56回(2006年) フランスの旗 ハリケーンラン
第57回(2007年) アイルランドの旗 ディラントーマス
第58回(2008年) アイルランドの旗 デュークオブマーマレード
第59回(2009年) イギリスの旗 コンデュイット
第60回(2010年) イギリスの旗 ハービンジャー
第61回(2011年) イギリスの旗 ナサニエル
第62回(2012年) ドイツの旗 デインドリーム
第63回(2013年) ドイツの旗 ノヴェリスト
第64回(2014年) イギリスの旗 タグルーダ
第65回(2015年) イギリスの旗 ポストポンド
第66回(2016年) アイルランドの旗 ハイランドリール
第67回(2017年) イギリスの旗 エネイブル
第68回(2018年) イギリスの旗 ポエッツワード
第69回(2019年) イギリスの旗 エネイブル
第70回(2020年) イギリスの旗 エネイブル
第71回(2021年) イギリスの旗 アダイヤー
第72回(2022年) イギリスの旗 パイルドライヴァー
第73回(2023年) イギリスの旗 フクム
第74回(2024年) フランスの旗 ゴリアット

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