アフロヘアー
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アフロヘアー(英語: afro-hair)は、「アフリカ系の髪型」の意を持つパーマの一つである。髪を大きく膨らませ丸い形にする特徴がある。単にアフロ(Afro)とも。
歴史
[編集 ]20世紀に、アメリカ合衆国の黒色人種間で発生した。当時の技法はポマードを頭髪全体によく塗り、それにヘアーアイロンを押し当てるという技法であり、特に当時の主流であった短髪やプロセス・ヘア[注釈 1] に比して、よく目立ったとされている。アフロヘアは、一時廃れたこともあったが、その後の公民権の獲得運動の中で、マルコム・Xやブラックパンサー党に代表される「ブラック・イズ・ビューティフル」との主張が拡大したことで再び注目された。黒人に多い縮毛を際立たせるヘアスタイルが見直され、その流行の中で数々のアーティストがアフロヘアーで登場したこともあって人気を博した。なお、手入れをせずそのまま放置すると、ドレッドロックス状になる。
しかし、一部の批評家は、アフロヘアが特にアフリカ的というわけではないと分析している[1] 。
かつて強制労働を強いられていた奴隷として、アメリカ、ブラジルその他の外国へ送られた黒人たちが、自らのルーツであるアフリカを意識的に主張するために好む傾向もある。
世界の著名人
[編集 ]- ビリー・プレストン:アメリカ合衆国のミュージシャン
- ジミ・ヘンドリクス:アメリカのミュージシャン
- スライ・ストーン:アメリカのミュージシャン
- ベティ・デイヴィス[2] :アメリカのミュージシャン
- ベイビー・ヒューイ[3] :アメリカのミュージシャン
- ローリン・ヒル:アメリカのミュージシャン
- リュダクリス:アメリカのミュージシャン
- エリカ・バドゥ:アメリカのミュージシャン
- モーリス・ホワイト(アース・ウインド&ファイヤー):アメリカのミュージシャン
- リュダクリス:アメリカのミュージシャン
- スープリームス:アメリカのミュージシャン
- ジャクソン5:アメリカのミュージシャン
- ミリアム・マケバ:アフリカのミュージシャン
- ボビー・ハンフリー(女性)[4] :アメリカのドラマー
- パム・グリア:アメリカの女優
- フィル・ライノット:アイルランドのミュージシャン
- ボブ・ロス:アメリカの画家
- カルロス・バルデラマ:コロンビアのサッカー 選手
- マルアン・フェライニ:ベルギーのサッカー選手
- アクセル・ヴィツェル:ベルギーのサッカー選手
日本の著名人(50音順)
[編集 ]- 荒川恵理子:女子サッカー 選手
- 池田貴史(SUPER BUTTER DOGほか):ミュージシャン
- 石立鉄男:俳優
- 稲垣えみ子:ジャーナリスト
- 植松哲平:ラジオDJ
- オカモト"MOBY"タクヤ(Scoobie Do):ミュージシャン
- 具志堅用高:プロボクサー
- グッチ裕三:ミュージシャン、タレント
- 久保田利伸:ミュージシャン
- 小島よしお:タレント 2005年まではアフロであった。[5]
- 佐藤蛾次郎:俳優
- 子門真人:ミュージシャン(引退)
- 篠山紀信:写真家
- 笑福亭鶴瓶:落語家
- 松鶴家千とせ:コメディアン
- 副島淳:タレント
- ただのささき(メイドインサンキュー!!):ミュージシャン
- ダンス☆マン:ミュージシャン
- 鶴 (バンド):ミュージシャン
- 常田真太郎(スキマスイッチ):ミュージシャン
- 利根健太朗:声優
- パパイヤ鈴木:ダンサー
- 藤田憲右(トータルテンボス):お笑い芸人
- ブラザートム:ミュージシャン
- モハメド・ヨネ:プロレスラー
- ワタナベシンイチ:アニメーション 監督
- 片岡功二:スポーツ選手、トレーナー
アフロヘアーのキャラクターが主人公の作品
[編集 ]脚注
[編集 ][脚注の使い方]
注釈
[編集 ]- ^ 縮毛を薬品などでストレートにした髪型のこと。
出典
[編集 ]ウィキメディア・コモンズには、アフロヘアー に関連するカテゴリがあります。
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