東中学3年5組
東中学3年5組 | |
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ジャンル | 学園ドラマ |
脚本 | 横田与志 |
演出 |
大岡進 吉田秋生 |
出演者 |
南こうせつ 萩原流行 角野卓造 |
オープニング | 南こうせつ「ひとときの別れ」 |
製作 | |
プロデューサー | 柳井満 |
制作 | TBS |
放送 | |
放送国・地域 | 日本の旗 日本 |
放送期間 | 1984年 10月12日 - 12月21日 |
放送時間 | 金曜日20:00 - 20:54 |
放送枠 | TBS金曜8時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
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『東中学3年5組』(ひがしちゅうがくさんねんごくみ)は、TBS 系列で1984年 10月12日から12月21日まで毎週金曜日20:00 - 20:54(JST)に放送された日本の学園ドラマ。主演は南こうせつ。
『3年B組金八先生』の姉妹編として全10話が放送された。
関東エリアで再放送があったものの、ビデオ化もDVD化もされていない。
概要
学校側の徹底的な管理教育に押さえつけられた生徒たちと、新任教師・平井晋作(南こうせつ)の交流を描く[1] 。
管理教育といじめが問題化した時期だったこともあり、それらの問題をテーマの中心に据えていた。生徒たちの登場シーンは、花瓶の水をいじめ対象の生徒の襟口から流し込むシーンであり、学校内の陰湿な「いじめ」を扱った学校ドラマの嚆矢といえる。
理科担当である平井の口癖は「変態」で、おたまじゃくしが蛙に変態するように、生徒も大きく成長してほしい、との主旨で利用している。このことから、番組内でのあだ名は「変態先生」または「変態」だった。番組のオープニングは生徒たちの卒業アルバムの一言コメント集を背景としており、ほとんどの生徒の「中学の思い出」は「変態(先生)が来たこと」としている。
国語担当の赤石(萩原流行)が徹底した管理教育側の教員、生徒の恐怖の対象として存在し、全編を通して平井と教育理念でぶつかり合いを見せていた。最終回の最後の場面においても、「教育とは力です。生徒をグイグイと引っ張っていく力です」と平井に言い放っており、最終的に対立は解消しないまま終了した。なお、赤石を演じた萩原は後番組の『花田春吉なんでもやります』でも中学校の教師役を演じたが、本作の赤石とは全く異なるキャラクターであった。
このドラマは、視聴者が溜飲を下げるような形で管理教育側の敗北する様を描くことや、正面からの管理教育批判は行わず、実際の教育現場の現状を描き、管理教育に対する是非の判断は視聴者に委ねる作りになっていた。
この作品をもって、『3年B組金八先生』第1シリーズから続く、中学校を舞台にしたTBSのドラマは一旦終了した。
キャスト
- 教職員
- 平井晋作(理科)- 南こうせつ
- 赤石先生(国語)- 萩原流行
- 柴田先生(数学)- 角野卓造
- 野田夏子(美術)- 永光基乃
- 工藤先生(英語)- 野村昭子
- 石橋先生(体育)- 三好鉄生
- 磯貝校長 - 名川貞郎
- 男子生徒
- 安斉慎一郎 - 大野哲也
- 市田昭太 - 菅原和昭
- 植村等 - 江端郁己
- 岡田浩 - 宮田博康
- 川尻達郎 - 守屋二郎
- 桑沢健一 - 山住高広
- 佐藤豊 - 田中和則
- 添野英次 - 松田幸児
- 田所光男 - 小田賢太郎
- 寺川政夫 - 高橋一也
- 中野信男 - 栗田光志
- 西村省吾 - 池田進
- 原田守 - 高橋剛
- 福井昭文 - 菅原健雄
- 松永順三 - 船橋淳
- 女子生徒
- 青木洋子 - 清水さおり
- 井上えり子 - 西沢敦子
- 遠藤京子 - 榎田路子
- 太田亜津子 - 青田恵子
- 木野麻樹 - 渡辺千秋
- 小林由里 - 青木絵理子
- 須藤佐和子 - 神田詩織
- 多田政美 - 田沢令子
- 塚本良子 - 細井正美
- 野々村可津美 - 結城園美
- 根本康子 - 井上香
- 丸山律子 - 長谷川真由美
- 村島君枝 - 中里博美
- 盛田和代 - 塩月徳子
- 安井めぐみ - 田中ひろみ
- 横山千恵 - 藤田尚子
スタッフ
主題歌
放送日程
各回 | 放送日 | サブタイトル | 演出 |
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第1回 | 1984年10月12日 | ヘンタイのススメ | 大岡進 |
第2回 | 1984年10月19日 | S・O・Sキミノコエガキキタイ | 吉田秋生 |
第3回 | 1984年10月26日 | 一万円札が磁石にくっついた! | 大岡進 |
第4回 | 1984年11月02日 | ヘンタイ適齢期 | 吉田秋生 |
第5回 | 1984年11月09日 | カナシミの非常ベル | 大岡進 |
第6回 | 1984年11月16日 | はみ出しクラスの大行進曲 | 吉田秋生 |
第7回 | 1984年11月23日 | 内申点職員室のヤミ取引 | 大岡進 |
第8回 | 1984年11月30日 | アア不合格発表!!イシコロの祈り | 吉田秋生 |
第9回 | 1984年12月21日 | サヨナラヘンタイ先生 | 大岡進 |
脚注
- ^ 「TV特集/秋の新作ドラマのすべて」『映画情報』第49巻第11号、国際情報社、1984年11月1日、63頁、NDLJP:2343809/63。
関連項目
TBS 系列 金曜20:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
うちの子にかぎって...
(1984年8月17日 - 1984年9月28日) |
東中学3年5組
(1984年10月12日 - 1984年12月21日) |
花田春吉なんでもやります
(1985年1月4日 - 1985年3月29日) |
1950年代(KRT制作・30分枠) |
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1960年代(TBS制作・1時間枠) |
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1960年代(ABC制作・1時間枠) |
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1970年代(TBS制作・1時間枠) |
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1980年代(TBS制作・1時間枠) |
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関連項目 | |||||||||||||||||
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作品 | |||||||||||||
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登場人物 | |||||||||||||
楽曲 |
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関連項目 |
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シングル | 今日は雨 - 愛する人へ - 夏の少女 - 夢一夜 - れくいえむ - 旅立つ想い - 海と君と愛の唄 - 思い出にしてしまえるさ - ときめき - 美映子 - 友ありて - 上海エレジー - 青い旅人 - Bye Bye TYO - ワイルド・ワン - ひとときの別れ - めぐる春 - ゆらめく景色 - Cindy - 渚に消えた涙 - ふたりの物語 - 君が泣いた日 - 北の旅人 - あの日の空よ - 岩を砕く花のように - HARAHARA - 星のデッキにしゃがんで - ありがとう - Alone - 夢の時間 - それを恋人と呼べば - 愛を宿して - あの日から - ひと夏のしずく - 初恋は夢のように - 風のように星のように - わたしの花を咲かせたい - 夕暮れまで - 息子 - あゝ旅の宿 - 国境の風 - たどり着く言葉 - 恋はるか - 二人のラブソディ - からたちの小径 - 微笑みに出会うために | ||||
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スタジオ・アルバム | |||||
ライブ・アルバム | |||||
ベスト・アルバム | グレイテスト・ヒッツ - 夢のはじまり - 25th Anniversary KOSETSU BEST - songs of the best ギターを鳴らせ - 南こうせつの40曲 - 南こうせつの50曲 | ||||
その他のアルバム | スーパーベスト20 - ベスト - 全曲集 〜夢一夜〜 - THE BEST - ベスト15 - 全曲集 - ベストヒット - ニューミュージック・ベスト17 - 全曲集 - オール・ザ・ベスト - ベスト35 - ベスト・ヒット16 - かぐや姫メンバーズ大全集 - 南こうせつ セレクション | ||||
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