桂文朝
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桂 文朝(かつら ぶんちょう)は、落語家の名跡。東西の落語界で確認出来る限りでは当代は5代目であるが、2代目もしくは3代目の説もあり代数は不詳である。当代の死後は空き名跡となっている。
東西で確認できる文朝の名。
- 桂文朝(1901年 - 1931年 12月6日) - 5代目桂文楽の門人。
- 桂文朝(生没年不詳) - 1948年の名簿に見える。詳細不明。本名は倉木 利三郎。
- 桂文朝(生没年不詳) - 上方では『落語系圖』には7代目桂文治の門に見える。
- 桂文朝 - 後の3代目桂文團治 。
2代目(5代目) | |
2代目(5代目) 桂(かつら) 文朝(ぶんちょう) 桂文朝定紋「丸に橘」 | |
本名 | |
---|---|
生年月日 | 1942年 3月31日 |
没年月日 | (2005年04月18日) 2005年 4月18日(63歳没) |
出身地 | 日本の旗 日本・東京都 新宿区 |
師匠 | 2代目桂小南 5代目柳家小さん |
名跡 | 1. 山遊亭タア坊(1952年 - 1955年) 2. 山遊亭金時(1955年 - 1959年) 3. 桂小西(1959年 - 1970年) 4. 2代目桂文朝(1970年 - 2005年) |
出囃子 | 外記猿 |
活動期間 | 1952年 - 2005年 |
活動内容 | 古典落語 |
所属 | 日本芸術協会→落語芸術協会(1952年 - 1984年) 落語協会(1984年 - 2005年) |
受賞歴 | |
文化庁芸術祭優秀賞(1975年) 放送演芸大賞落語部門賞(1978年) | |
2代目桂 文朝(かつら ぶんちょう、1942年 3月31日 - 2005年 4月18日)は、東京都 新宿区生まれの落語家。本名、田上 孝明(たがみ たかあき)。落語協会に所属していた。主に古典落語を演じた。出囃子は『外記猿』。
キャッチフレーズは「寄席に咲いた一輪の白百合」[1] 。
- 1952年7月 - 2代目桂小南(当時は山遊亭金太郎)に入門。前座名は山遊亭タア坊。
- 1955年 - 山遊亭金時に改名。
- 1959年1月 - 二ツ目昇進。桂小西(前年に師匠は小南を襲名したため改名)に改名。
- 1970年4月 - 真打昇進。2代目桂文朝を襲名。
- 1975年 - 文化庁芸術祭優秀賞を受賞。
- 1975年4月 - 柳家小三治・入船亭扇橋と「三人ばなし」をスタート。(〜1997年8月まで)[2]
- 1978年 - 放送演芸大賞落語部門賞を受賞。
- 1984年1月 - 桂文生、桂南喬とともに落語芸術協会を脱退し、落語協会に移籍。
- 2005年 - 原発不明がんのため死去。63歳没。
脚注
[脚注の使い方]
出典
- 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X