ハイパーホビー
ハイパーホビー(HYPER HOBBY)は、徳間書店より発行されている雑誌。略称は『HH』[1] 。
1994年末に『テレビランドカラーグラフ』として発売。その後、1997年に正式に創刊され、2000年から月刊化。2002年には雑誌コードを取得。本格的な月刊雑誌となった。
特に、特撮関連をメインに(特に、東映制作の仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズ、及び、円谷プロのウルトラシリーズ)掲載。なお、価格は月次により上下する場合がある。これは、フィギュアやカードなどの付録、別冊付録がつくためである。
ホビー雑誌の誕生
発売当初、カラーグラフシリーズとして発売されている。しかし内容については日本国内向けの商品はなく、アメリカで販売されたパワーレンジャーやミュータントタートルズなどの輸入販売されている物を取り上げていた。なおプラモデル関係(特にガンプラや航空関係など)は一切取り上げていない。玩具を中心に取り上げるのは、当時としては初のことである(後にフィギュア王と電撃ホビーマガジンが創刊され競合状態となる。なおホビージャパンは例外)。それから約2年後の1997年。テレビランド休刊後、本誌として受け継ぎ、定期刊行として発売されていく。ちなみに、この時の本誌は第2号ではなく「ハイパーホビー」の名前で販売。第3号から「VOL.」表示となり、この表示は2002年の第50号まで続いた。雑誌自体の装丁は長らく平綴じであったが、2010年11月号から背表紙付きに変更された。
尚、フィギュアの改造の特集をしたことはないが、改造したフィギュアやジオラマ写真などの投稿コーナーは存在する。当初、投稿全てを掲載していたが、現在では他の雑誌のように没も存在する。
特撮の2大シリーズの復活
『ウルトラマンティガ』が復活した1996年。この時は多くの関連商品が発売された。これによって、平成のウルトラシリーズ が復活した。しかし当時はまだ月刊化されておらず、『ウルトラマンダイナ』、『ウルトラマンガイア』を経て、本格的に連載が始まったのは『ウルトラマンコスモス』からであった。同時に2000年ごろには、仮面ライダーシリーズ が復活すると共に、本誌も月刊化と同時に『仮面ライダークウガ』以降の作品を連載している。そして、『スーパー戦隊シリーズ』も『百獣戦隊ガオレンジャー』以降、2007年現在まで連載。この特撮の3大路線を中心に掲載されている。2003年秋‐2006年末までの3年間、東宝の特撮路線『超星神シリーズ』や実写版『美少女戦士セーラームーン』、『魔弾戦記リュウケンドー』、『牙狼(ガロ)』などが掲載されている。またその他の特撮関連として、バンダイの『S.I.C.シリーズ』、『装着変身シリーズ』、スーパー戦隊のカードゲームである『レンジャーズストライク』(特に、100号直前の2006年12月号で、初の折り返し表紙として特集される。)など掲載。正に、特撮とおもちゃ(フィギュアや、その他の関連商品など)関連が一体化されて現在に至る。また、ときおり東映作品を中心に、過去の特撮作品について触れたり、前身誌ともいうべき『テレビランド』の記事を振り返ったりすることもある。
関連項目
特撮ヒーローメイン掲載作品
- ウルトラシリーズ(2001年VOL.31‐)
- 平成ライダーシリーズ(2000年VOL.18‐)
- スーパー戦隊シリーズ(2001年VOL.30‐)
- 超星神シリーズ(2003年10月号‐2006年7月号)
- トミカヒーローシリーズ(2008年4月号‐2010年)
- 魔弾戦記リュウケンドー(2006年)
- 美少女戦士セーラームーン(2003年10月号-2005年4月号 TVは2004年9月まで)
- ライオン丸G(2006年11月号‐2007年2月号)
- ガロ(2005年9月号‐)
- シージェッター海斗(もともとは石巻市のローカルヒーローで、早瀬マサトによりコミカライズしたもの。2010年12月号・2011年2月号・4月号-)
アニメ作品
東映ヒーロー玩具コーナー
キャッチコピー
「新感覚オモチャ情報誌」。この言葉は、1997年の第4号以降から使われている。
脚注
- ^ 能登有沙&小倉唯 HAPPY! STYLE COMMUNICATION CIRCUITを語る!ハイパーホビー公式サイト・2008年11月12日、2014年1月26日観覧
外部リンク
- ハイパーホビー 公式サイト*2013年11月号より更新放置状態。