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GANTZ

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GANTZ』(ガンツ)は、週刊ヤングジャンプに連載中の漫画である。作者は奥浩哉

Template:漫画
廃止されました

概要

2000年31号から連載を開始し、アニメゲーム化もされた。コミックスは2005年 11月現在18巻まで刊行。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

主人公玄野計地下鉄ホーム小学校時代の知り合い加藤勝を見かける。正義感の強い加藤は線路上に落ちたホームレスを助けようとするが、助けに入った玄野を巻き添えにして、やってきた電車に轢かれ死んでしまう。

次の瞬間、彼らは何故か或るマンションの一室にいた。そこには、同じように死んだはずの人々が集められていた。部屋の中央にある謎の大きな黒い球。彼らは、その「ガンツ」と呼ばれる球に星人を「やっつける」ように指示され、別の場所へと転送されていく......。

謎の物体「ガンツ」に集められた、死んだはずの人々。理由もわからないまま、彼らは謎の星人と戦わなくてはいけない。彼らは何故戦わなくてはいけないのだろうか。そして、彼らは生き延びることができるのだろうか。

登場人物

現行メンバー

玄野計(くろの けい 声優:浪川大輔)
主人公。巨乳とヤングジャンプが好きな高校一年生。スポーツにも勉強にも全く関心がないダメ学生。学校の帰り道で、幼馴染だった加藤勝と偶然出会い、そこでホームレスを助けようとしたが、電車に轢かれ、ガンツの部屋に転送される。現在一人暮らし中だが、理由は家庭に問題があるらしい。それは玄野の「誰も信頼しない」という心情を生み出すなど、人間関係にも影響してしまっている。岸本に気があり、ラッキーなことに同居までする展開に。次第に、自分の能力が発揮できない現実よりも、活躍できるガンツのミッションに快感を覚えるようになる。学校でのある罰ゲームにより、クラスでは地味な存在の少女・小島多恵と付き合うことになる。罰ゲームの彼女だったが、次第にその存在は大きくなり、やがて玄野にとって最も大切な人間となった。ちなみに、学校でのあだ名は「昼行灯」。かっぺ星人以降、加藤に代わってリーダー性を発揮しガンツメンバーのまとめ役となり成長していく。ミッション外でもメンバー同士で会合や訓練を行うところなどを見てもそれは明らかである。
和泉紫音(いずみ しおん)
玄野のクラスに転入してきたスポーツ万能・容姿端麗の男。チビ星人編では得体の知れない生物への恐怖よりも、生死を賭けた戦いのスリルに興奮していた。その異常ぶりはガンツに来た理由からも伺える。過去にガンツで100点を取ったという経歴を持つ。その為、ガンツの知識は豊富で、戦闘力も高い。ミッションでは誰とも協力せず1人で行動することが多い。ミッションでは好んで刀(ガンツソード)を使用する。ちなみに、かっぺ星人のミッション終了後に現れた吸血鬼四人組に顔が割れミッション外で命を狙われることになる。
桜井弘斗(さくらい ひろと)
いじめを苦に自殺を図った中学生。後にインターネット掲示板で出会った「サカタ」という人物から超能力を伝授された事で運命が変わる。あくる日、師匠と崇めるサカタ=坂田からの"いじめた奴を殺せ"という指令を実行してしまう。それが心残りとなり桜井は苦しむが、同じく掲示板を通して知り合った「トンコツ」という女性の存在が桜井を変えていくのだった。新宿大虐殺で部屋に転送される。ミッションでは超能力を駆使し、活躍する。
坂田研三(さかた けんぞう)
桜井に超能力を伝授したサングラスの青年。「キムタクに似てる」と思ってるところから、少し自意識過剰かと思われる。坂田も過去に超能力を伝授され、殺人を犯している。が、感化されやすい性格で桜井の言動が、坂田を変えていく事になる。新宿大虐殺で桜井と共に転送される。かっぺ星人編では超能力を使い、仲間を助けるなど頼りがいのある存在となっている。ちなみに、桜井からは"師匠"と呼ばれている。
風大左衛門(かぜ だいざえもん)
博多出身のパワーファイター。喧嘩で最強になるため、東京に上京してきた。加藤の高校の番長・鬼塚や、スーパーライト級の世界チャンプボクサーを倒すなど、身体能力は超人級。新宿大虐殺で、部屋に転送される。ミッションでは、意外にもチームプレイへ参加するなど、協調性もある。またタケシから"筋肉ライダー"というヒーローに思われている。元ネタは、いなかっぺ大将の主人公と、八極拳の使い手という事もあり、バーチャファイターの登場人物と思われる。
鈴木良一(すずき よしかず)
頭髪の薄い中年男性。新宿大虐殺で部屋に来る。過去に良妻を亡くしている。運良くスーツを着ることになり、玄野をサポートしていく。思いやりのある優しい性格が、玄野の能力を開花させる事になる。玄野にとっても最も信頼のおけるパートナーであり、大切な存在へと変わっていった。"おっちゃん"と親しまれている。
レイカ
超有名なグラビアアイドル。不運にも新宿大虐殺に出あい、部屋に来てしまう。初参加のミッションでは玄野の言い付け通りスーツを着ていた為敵に襲われてもスーツがお釈迦になっただけですんだ。星人と果敢に戦う姿を見て、玄野に惚れる。だが、玄野と小島の関係を知り心境は複雑である。訓練のお陰か、オニ星人編では複数の一般オニ星人を倒し変身型オニ星人とも充分に渡り合っていた。
稲葉光輝(いなば こうき)
長身でルックスもいいのだが、なにもできない男。新宿大虐殺で部屋に転送される。女たらしで、レイカを惹きつける為かっこつけたり、玄野を非難したりするが逆効果に。玄野を敵対視する事になる。
開開(ホイホイ)
パンダ。パンダではあるがガンツの「やる気は感じられるのだが...」というコメントから同じ動物である犬とは少し違った評価がくだる。犬同様スーツはちゃんと着せてもらってる。和泉が大好きでミッション中はいつも和泉につきまとっている。和泉もまんざらではない様子で、かっぺ星人の時にはちゃんとパンダを担いで建物から脱出していた。
タケシ
幼少の少年。虐待にあい、部屋に転送される。絵を描くのが好きで、"筋肉ライダー"というヒーローを創りだしている。ガンツで風に会い、風を"筋肉ライダー"と思い込む。

過去のミッション参加者(詳しくはコミックスにて)

加藤勝(かとう まさる 声優:大里雅史)
玄野の小学校時代の同級生。長身でオールバック。玄野と共にホームレスを助けようとして「電車にアタック」し、ガンツの部屋へ転送された。正義感が強く、ガンツでは皆をまとめるリーダー格になっている。小学校の頃は玄野を悟空ケンシロウよりも強いヒーローだと思い、その存在に憧れていた。気の小さい性格を押し殺して果敢な行動に出るあたりが、なんとも男らしい。高校になり、あまり頭がよくないことから不良が多い高校へ通っている。両親がいないため、親戚の家に弟と共に居候しているが、親戚からは厄介者扱いされている。星人を殺すことに戸惑いを感じ、捕獲用の武器を使う。
岸本恵(きしもと けい 声優:生天目仁美)
巨乳。風呂場でリストカットして自殺した少女。学校では成績優秀で真面目であったが、母親からの期待はストレスとなり、プレッシャーになっていた。ガンツで出会った加藤の優しさとたくましさに惚れ込む。自分がガンツによって創り出されたコピーだという事を知り(自殺は未遂で本物の自分は死んではいなかった)、家に帰るに帰れなくなり、玄野の家に居候する状況に。"ペット発言"をするあたり、過激な一面もある。ガンツのミッションでは積極的に戦闘に参加しているが、それは"加藤を想う気持ちから"という理由が大きい。
西丈一郎(にし じょういちろう 声優:矢部雅史)
転落死した中学生。玄野たちがガンツの部屋に来る1年前から、戦闘に参加していた。ミッションでは星人を撃破することよりも、コントローラーを使い「透明」になり、生き延びることを目標としていたと思われる。ガンツに関する知識がある程度ある。星人が人間を虐殺する場面を目撃することで"死を見る快感"を覚え、それは日常生活にも反映してしまうことに。しかし、加藤の人への優しい態度に西は苛立ち、加藤の事を「偽善者」と呼んだりと敵対視している。ガンツでの戦闘を記録した「黒い球の部屋」というウェブサイトを運営していた。名前、ルックス、性格、日常的にネコを虐殺する異常性などから、神戸の酒鬼薔薇事件の犯人(事件当時中学生)がモデルかと思われる。
。加藤からは「バター犬」と呼ばれている。犬なので何もしないが、岸本らが来た後はちゃんとスーツは着せてもらっている。ミッションには必ず生き残るが、採点はいつも0点で「やる気、感じられず。ベロ出しすぎ。なんかしろ。」などと、少し厳しい評価を受けている。元々は独身OLに飼われていた。西と同様、玄野達が来る以前からミッションに参加していた。
北条政信(ほうじょう まさのぶ 声優:神谷浩史)
美形の高校生。過去にモデル事務所にも所属していた(ある事情でそのモデル事務所は辞めた)。そのルックスから、女子高生からはかなり好かれているが、彼女はいない。北条の恋愛対象は少し違った方向にあるからだ。バイクで高速道路を走っていた時に、後ろから居眠り運転で走っていたトラックに撥ねられ、サダコと共に部屋へ転送された。身長も高く、運動神経も悪くはないのだが、序盤は状況が掴めずに居た。田中星人のミッションから参加している。
サダコ(声優:かかずゆみ)
北条のストーカー。前髪で顔が隠れていることから、ホラー映画の「リング」に登場するサダコと呼ばれるようになる。北条と共に部屋へ転送された。ミッションでは戦闘そっちのけで北条に付きまとっている。
根本鉄男(ねもと てつお 声優:川中子雅人)
暴走族。仲間内ではリーダー格に思われる。妻子もち。他の族に騙されてリンチにあい、部屋に転送されてきた。仲間からは"テッちゃん"の愛称で親しまれている。乱暴な性格だが、他の3人とは違いミッション中はスーツを着る。
桜丘聖(さくらおか せい 声優:圍崎未惠)
母性本能の強いお姉さん。バイク事故で転送されてきた。玄野に興味を持ち、後に付き合うことになる。キックボクシングのジムに通っていて、試合もする腕前。ちなみに映画「トゥームレイダー」のヒロインを演じるアンジェリーナ・ジョリーがモデルかと思われる。
東郷十三(とうごう じゅうぞう 声優:白熊寬嗣)
自衛隊員。寡黙で冷静沈着な男。交通事故に遭い転送された。銃器の扱い方に長けており、ミッションでも積極的に戦闘に参加する。名前からも某有名漫画の名スナイパーがモデルかと思われる。

その他

小島多恵(こじま たえ)
玄野の彼女。趣味は"漫画を描く"という地味な少女。チビ星人事件からPTSD(心的外傷後ストレス障害)という病気に悩まされてしまう。玄野にとって小島は「生きる希望」そのものであるが、常に危険な状況下にある玄野は、「小島を危険な目にあわせたくない」という気持ちから、不意に破局してしまう。失意の小島は、偶然にもミッション現場に立ち入ってしまい、それがとんでもない結果を巻き起こしてしまう。
トンコツ
桜井が掲示板で出会った女性。殺人を犯してしまった桜井の心の支えとなる。
玄野アキラ(くろの アキラ)
玄野計の弟。兄と違って長身で万能人間の中学生。親からも寵愛されている。ある日、吸血鬼の力に目覚める。

星人

ねぎ星人編

場所は多摩市 一ノ宮。メンバーは10人、内、新メンバーは8人。

  • ;ねぎ星人(2匹)
    • 特徴:つよい くさい
    • 好きなもの:ねぎ。友情
    • 口癖:ねぎだけでじゅうぶんですよ!!
    最初に出会う事になるジュニアねぎ星人。子供のねぎ星人で、いつもネギだけを食べているせいかかなり臭い。追いつめられると防衛反応が働くのか、臭い液体を口から撒き散らす。体は脆いが人間の大人と同じくらい足が速い。指先に刃物のような鋭い爪を隠している。口癖は映画『ブレードランナー』に登場する日本人のそば屋の有名な台詞「2つで充分ですよ」から。
  • ;大きなねぎ星人 :ねぎ星人が大人になった姿。手の爪も硬くなり、体もコンクリート並に硬くなっている。人間よりも数倍強いパワーを持つ。大人になってもネギだけを食べるため、臭い。

田中星人編

場所は板橋区住宅街。メンバーは14人、内、新メンバーは8人。

  • ;田中星人(13匹)
    • 特徴:つよい ちわやか とり
    • 好きなもの:とり ちよこぼうル
    • 口癖:ハァー ハァー ハァー
    姿は田中星児に似ている。キョロちゃんに似た小さな鳥を連れて行動している。「祐三くん?」「スイカの名産地?」などと会話不可能な言葉を話す。チョコボールを主食としている。数体の田中星人がいて、集団で襲う事が多い。見た目はロボットだが、中には鳥が入っている。外装のロボットが装着されてないと、呼吸ができなくなり、数分後には死んでしまう。口から超音波を出して攻撃する。
  • ;ボス田中星人 :ボスは、この鳥が更に大きくなった姿。空を飛べる。ボスはロボットを装着していないが、呼吸する機械を付けている。アニメでは「鈴木星人」となっている。

あばれんぼう星人・おこりんぼう星人編

場所は文京区 羅鼎院。メンバーは15人、内、新メンバーは9人。

  • ;あばれんぼう星人・おこりんぼう星人(18匹)
  • ;あばれんぼう星人
  • 特徴:つよい おおきい
  • 好きなもの:せまいとこ おこりんぼう
  • 口癖:ぬん
  • ;おこりんぼう星人
  • 特徴:つよい おおきい
  • 好きなもの:せまいとこ あばれんぼう
  • 口癖:はっ
仁王像の姿をしている。羅鼎院の入り口に立っている。身長が約5mもあり、しかも素早く動く。強風を起こす能力を持つ。アニメ版では、赤色と緑色だが、ゲーム版では茶色に統一されている。
  • ;仏像星人 :大きさは、普通の人間とほぼ同じで2m程度。いろいろな形をした者がいて、動きの速い者や、肉弾戦で戦う者など、特徴も様々だ。昔の日本語の様な話し方をする。(毘沙門天韋駄天風神天燈鬼龍燈鬼などをモデルにしたものが数体登場)
  • ;大仏星人 :羅鼎院の蔵の中から出てきた、大仏の形をした星人。身長が約18mある巨体で、Xガンの火力ではあまりダメージが与えられない。その巨体で踏まれるだけでも脅威となる。
  • ;千手観音 :このミッションのボス。どれだけ千手観音の体を破壊しても、手に持ってる特殊武器で、治癒・修復してしまう。遠くまで飛ぶレーザー、強力な酸、鋭利な剣など様々な武器を使い、また人間の脳を食べることで、相手の文化を取り込む力もある為、玄野たちの脅威となった。

チビ星人編

場所は中野区ビル街の屋上。メンバーは1人。

  • ;チビ星人(10匹)
    • 特徴:つよい 根にもつ
    • 気にしてること:背の低さ
    • 特技:人マネ 心を通わす
    仲間意識が強い。身長は小学生程度。チビ星人は複数いて、テレパシーで会話をしたり、人間に変身することができる。見た目とは裏腹に身体能力が高い。仲間を殺されると、徹底して対象者に復讐をしかける。

かっぺ星人編

場所は千葉県幕張幕張メッセ。メンバーは25人、内、新メンバーは24人。

  • ;かっぺ星人(1匹)
    • 特徴:なまる 汗かき
    • 好きなもの:トカゲ
    • 口癖:おーらの どーごが なまっでんだ いっでみろっつの
    通常の姿だと弱いが、だんだん巨大化して強くなる。恐竜のラプトルサンは、かっぺ星人の手下で命令を聞く。
  • ;ラプトルサン(43匹) :小型の恐竜だが、獰猛で人間を喰い殺す。右胸に弱点がある。かっぺ星人はご主人様らしい。
  • ;トリケラサン(3匹) :関西弁を話すトリケラトプス。怒ると体がマッチョに変形し、2足歩行になる。巨大化する体質。
  • ;チラノサン(3匹) :T-レックスのような姿。口から火の玉を放つ。
  • ;ブラキオサン(2匹) :親子のブラキオサウルス。体がでかい為、動くだけで脅威となる。親はこのミッションのボスで、体長は20mもある。身体のいろんな部分から目を生やす事ができる。

ゆびわ星人編

場所は港区 六本木ヒルズ。メンバーは15人、内、新メンバーは6人。

  • ;ゆびわ星人(8匹)
    • 特徴:でかい つよい
    • 好きなもの:うま
    • 自分より小さいものを憎んでる
    • 口癖:無言
    馬に乗っていて斧を振り回す。かなり大きい星人。映画「ロード・オブ・ザ・リング」のナズグルに似ている。

小島多恵編

場所は玄野宅近辺。メンバーは14人。

  • ;小島多恵
    • 特徴:小さい よわい
    • 好きなこと:マンガお描く
    • 口ぐせ:ケイちゃん

オニ星人編

場所は豊島区 池袋駅周辺。メンバーは17人、内、新メンバーは5人。

  • ;オニ星人
    • 特徴:つよい
    • 好きなもの:女 うまいもの ラーメン
    • きらいなもの:強いヤツ
    • 口癖:ハンパねー
    人間の姿をしている。吸血鬼同様、社会的な集団を形成しており、知能や言語も人間レベル。ガンツメンバーを"ハンター"と呼び、ハンターへの対策もできている模様。吸血鬼とは共同戦線といった形をとっている。
  • ;一般的なオニ星人(多数) :普段は人間の姿をしているが、本性は手と足に触手のようなものを生やした背丈2mほどの化け物。触手で攻撃したりハンターの体をスーツもろとも溶かす強力な酸を吐いたりするが、動きが鈍く体ももろいため、実力は大したものではない。
  • ;幹部(3人)
  • 炎タイプの幹部 :人間の姿を解除すると頭から角の様なものが生える。炎を自由自在に操り、巨大な火の玉を放ったり自分の体そのものを炎に変えたりすることができる。
  • 変形タイプの幹部 :別の人間に変身したり、タケシやハエ、像など、自分の体の形や大きさを自在に変えることが出来る。体質が特質なせいか、Xガンが効きにくい。
  • 岩石タイプの幹部 :格闘技を得意とする。人間の姿を解除すると皮膚が岩のように硬質化した3〜4mほどの巨大な怪物となり、プロレスのような戦い方をする。
  • ;サングラスをかけたボス :18巻までに登場した全星人中最強の星人。人間の姿を解除すると、背丈は3mほどになり、背中や頭には角、口からは大きな牙を生やした、まさに鬼の様な姿へと変貌する。圧倒的なパワー、スピード、体力に加え、地面をえぐり吹っ飛ばすほどの超強力な落雷を発することもでき、その存在は吸血鬼からも一目置かれている。

吸血鬼

黒い服を着た集団。ガンツに呼ばれた人間を敵対視している。とても大きな組織で、新たに吸血鬼に目覚めた者に対して講習セミナーを開いたり、周波数を変えるレンズを開発したりと幅広い活動をしている。ハンター狩りには、幹部が参加し、ガンツメンバーに対する処置も施している。多数の吸血鬼メンバーが和泉と交戦し敗北しているが、現時点で一番強いのは過去3回登場した四人組の男達だろう。また吸血鬼と云われる所以は「血を好んで飲む」ところからだろうか。

武器とアイテム

Xガン
玄野達メンバーが一般的に使う銃。中距離用の銃で、撃つと相手の体(物)を内部から爆発させることができる。人間に使うと、撃たれた部分が破裂する。数秒のタイムラグがあり、撃ってからしばらくしないと効果が現れない。トリガーが二つあり、上のトリガーでロックオン、その後下のトリガーを引くと銃口を目標以外に向けていても命中する。ターゲットを複数体ロックオンできるチャージショットが可能。
Yガン
同じく中距離用の銃だが、相手を攻撃することはできない。撃つと、特殊なワイヤーが出て相手を固定し、動けなくする。更に拘束した状態でもう一度Yガンを撃つと、相手を上に送る(転送)ことが出来る。Xガン同様上のトリガーでロックオンできるが、その後下のトリガーを引くと逃がした相手でも追跡して拘束できる。無害な銃ゆえ、加藤はよくこれを使用。
Xショットガン
Xガンの長距離用。スナイパーガンのような形をしている。性能はXガンより威力が高く、遠くの敵を撃つ事ができる。東郷がコレを使い活躍している。同じくチャージ可能。
ガンツソード
和泉が好んで使う中〜長距離のソード。オニ星人のミッションでは玄野も使用。剣が伸びたり縮んだりするので、敵に応じて長さを変える事ができる。破壊力は抜群で、巨大な星人をも一撃で倒せるほど切れ味もよい。ガンツバイクがある部屋の床に数本置いてある。
コントローラー(周波数変更)
西がよく使うアイテム。周波数を変えて、自らの姿を隠すことが出来る。これにより、敵への不意打ちが可能になる。西はこれを利用して、戦闘を他人にさせて最後のとどめを自分が持っていく。ただ防水加工がされていないらしく水がかかると使用できなくなる(超音波の影響という説もあり)また、レーダー機能も備わっているがかなりいい加減な代物なため敵の数が正確には把握できない。それ以外にも「制限時間表示機能」も備わっている。西の他にも多数のメンバーがこれを持っていることからガンツスーツの装備のひとつだと推測される。ガンツバイクにも標準装備されていた。
ガンツバイク
ガンツ奥の部屋にある奇形のバイク。またがることでミッションに持っていける。後部にもう1人乗れる席がある。かっぺ星人のミッションで活躍する。おっちゃん(鈴木)がこれを運転し玄野をサポートしていた場面もあった。
ガンツスーツ
ガンツ球体の中のアタッシュケースに入っているスーツ。なぜかガンツに呼ばれた人のサイズ分だけ用意されていて、隙間がなくピッタリとフィットする。このスーツを着ると体が自動車に轢かれても平気なほどに強くなる。気合いを入れると筋力も強化され、スーツの表面上に無数の筋が見える。このとき、バイクよりも速く走れ、ジャンプすれば数十メートルは飛べ、岩を発泡スチロールのように潰せるほどの腕力にもなる。しかし、ある一定の攻撃や強力な攻撃を受けると、過負担がかかりスーツのポイントからゲル状の液体が流れ、機能を失う(スーツのポイントのレンズのような物を割られると一瞬で機能を失う)。ガンツの部屋に初めて呼ばれた人間は普通このスーツを着ないため、スーツを着た玄野は幸運だったのかもしれない。なお、自分用以外のスーツを着用してもスーツの効果は得られない。

大まかな流れ

  1. ミッション開始以前に、死んだ人が不特定多数のみ、無傷の状態でガンツのいる部屋に転送される。
  2. 全員が転送されたら、数分後に「ラジオ体操の歌」がGANTZから流れる。
  3. ガンツの表面に「てめえ達の命は、無くなりました。新しい命を どう使おうと 私の勝手です。という理屈なわけだす」と出る。
  4. 次にガンツの表面に「てめえ達は今から この方をヤッつけに行ってくだちい」と出る。同時に、星人の顔と、特徴、好きなもの、口癖などが出る。
  5. ガンツの球の両サイドが開き、中からスーツの入ったアタッシュケースと、銃器類が出てくる。また、この時点で奥にある部屋の扉が開くようになる。
  6. 全員が星人の存在するフィールド(現実世界)に順番に転送される。またガンツに呼びかけることで、順番を変えることも出来る。
  7. ターゲットの星人と、その他の星人(ボスなど)を、1時間以内に倒す。倒せなければ、得点が0点になる。ミッション中一般人と遭遇する事があるが、一般人にはミッション参加者と星人の姿は見えない様に施されている。ミッションフィールド(およそ半径1km四方)外に出ると、脳に付いている小型爆弾から警告音が流れ、そして爆発する。
    • またガンツは稀に新ルールを設置することがある。例えば「15点以上取らないと、死にでち」など。
  8. 時間内に倒した後、またガンツの部屋に転送される。フィールドでの負傷者は完治した状態で(負傷する直前の状態にさかのぼって)またガンツの部屋に転送されるが、死者は転送されない。
  9. ガンツの"採点"が始まる。星人を倒すことで点数が加算される。点数が100点になると、3つの特典を選ぶ事が出来て、「記憶を消されて開放される」、「さらに強力な武器が使えるようになる」、「戦死者のうちの一人を蘇らせることが出来る」のうち、一つを選ぶことが出来る。また、ガンツはミッション参加者のことを「あだ名」で表記する。例えば...岸本は「巨乳」、桜井は「チェリー」など。さらに、球の中に居る男の耳をいじると、今までの戦死者のリストを見ることができるほか、100点に到達した際の特典も見ることができる。
  10. 採点が終わった後、ガンツの部屋から出ることができる。だが、ガンツに召集された人間は、言わばファックスから出てきたコピーであり、実際の本体は死んでいるらしい。岸本の場合は、本体が生きていたため、岸本が2人になるというガンツのいい加減さが良く分かる現象が起きた。
  11. 開放された人間は日常生活に戻ることができるが、ガンツの存在を世間に公表するような行為をした人間には、「死」という制裁を下すこともある。
  12. しばらくすると、またガンツの部屋に呼び戻されミッションが始まる。ミッションがいつ行われるかはランダムだが、転送する前に寒気がしたり、耳がゾクゾクとする。

アニメ

ネギ星人篇・鈴木星人篇と、おこりんぼう星人あばれんぼう星人篇・玄野星人篇に分けて放送された。ただし、テレビアニメではネギ星人篇・鈴木星人篇で放送を終了し、放送局を変えて再開されている。

尚、アニメ版では「田中星人」が「鈴木星人」に名前を変えられている(田中星人のモデルが歌手の田中星児という実在の人物であるための配慮だと思われる)。

第1期 「GANTZ 〜the first stage〜」

2004年4月10日〜2004年6月22日の間、フジテレビで放送された。全11話。

フジテレビの規制により一部シーンがカットされ、本来の13話分を11話に再編集されており、一部、残酷シーンなども、修正がされている。それらはDVD化時に補完されている。DVD版は、全13話ノーカットバージョン。

第2期 「GANTZ 〜the 2nd stage〜」

2004年8月26日から同年11月の間、AT-Xで放送された。全13話。同じヤングジャンプ連載作品である『エルフェンリート』とAT-Xで同時期に放送されており、同じく残酷表現などがある作品同士としてよく比較対象とされるため、『エルフェンリート』の高いクオリティと比較すると本作は一段低く評価される傾向がある。残酷表現などが第1期より増えているため視聴年齢制限がかけられたが、最終回間際のゴンゾらしい展開は賛否両論を呼んでいる。

タイトル一覧

  • 第1話 新しい朝が来た。
  • 第2話 人間じゃねぇ
  • 第3話 計ちゃん、すっげえ
  • 第4話 それぢわ、ちいてんをはじぬる
  • 第5話 っていうことは、あの時
  • 第6話 やったああああっ
  • 第7話 狙ってるぜ

鈴木星人篇

  • 第8話 やべェ!
  • 第9話ソッコー殺す
  • 第10話裕三君?
  • 第11話 あいつは撃てない
  • 第12話 加藤くんは待っていて
  • 第13話 死んで下ちい

第1期の放送はここで終了。これ以降は第2期となる。 おこりんぼう星人・あばれんぼう星人篇

  • 第14話 さようなら
  • 第15話 早くイキてぇ!
  • 第16話 俺がやる!
  • 第17話 こいつら撃っていいんだろ?
  • 第18話 おかえり
  • 第19話 なんじゃ、ありゃぁっ
  • 第20話 俺を撃てっ!
  • 第21話 兄ちゃん?

玄野星人篇

  • 第22話 二度と言うな!
  • 第23話 玄野星人!
  • 第24話 出られない迷宮はないんだ
  • 第25話 生きてかえろうぜ
  • 第26話 生きてくれ

スタッフ

  • 監督:板野一郎(ダスト)
  • シリーズ構成・脚本:十川誠志
  • キャラクターデザイン:恩田尚之
  • メカニカルデザイン:中島利洋
  • 撮影監督:林コージロー
  • 美術監督:池田繁美(アトリエ・ムサ)
  • 色彩設計:飯島孝枝
  • 3DCGディレクター:加藤泰裕(EDP graphic works)
  • 編集:廣瀬清志
  • 音響監督:早瀬博雪
  • アニメーション制作:GONZO
  • オープニング曲:「Super Shooter」(RIP SLYME)
  • エンディング曲:「Last Kiss」(BONNIE PINK)
  • 製作:GANTZ Partners

関連作品

書籍

  • ;GANTZ/MANUAL (集英社) :公式ファンブック。

ゲーム

外部リンク

スタブアイコン

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