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ベストヒット歌謡祭

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(2008年11月)
ベストヒット歌謡祭
2009年以降の会場として使用される
神戸ワールド記念ホール
ジャンル 音楽番組 / 特別番組
監督 村上雅俊(舞台監督)
演出 砂川忠義(映像演出、アッシュ)
出演者 歴代司会者
2008年まで】
堺正章
藤原紀香
三浦隆志
2009年以降】
宮根誠司
ウエンツ瑛士
西山茉希
製作
プロデューサー 山本陽 / 竹本輝之(生田スタジオ担当)
上田雅也(CP)
制作 讀賣テレビ放送(ytv)
(ベストヒット歌謡祭主催)
放送
音声形式ステレオ放送(地上デジタル放送では5.1サラウンド放送)
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2003年 11月29日 - 現在
放送時間毎年11月最終木曜日
19:00 - 20:54
放送分114分
公式サイト

特記事項:
放送時間、スタッフは2009年現在
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ベストヒット歌謡祭』(ベストヒットかようさい)は、毎年11月読売テレビが主催して行われる日本の音楽に関する賞である。2007年まではUSENと読売テレビが合同して主催していた。

概要

通称は"大阪有線大賞"である。

開催会場は2003年2008年大阪城ホール2004年2005年2007年は大阪・中之島にあるフェスティバルホール2006年2009年2010年は神戸ワールド記念ホールである。

度々タイトルを変えており、元々のタイトルは1968年に当時深夜放送だった人気番組『11PM』(日本テレビ 系列)の中で放送された「夜のレコード大賞」というコーナーから始まる。その後1970年頃から独立した番組となり、2000年までは『全日本有線放送大賞 』というタイトルで親しまれていた。なお2001年2002年は『ALL JAPANリクエストアワード 』というタイトルで、現在の名称は2003年から使われている。

実行委員会名誉会長は元財務大臣の塩川正十郎が務めている。

年末に放送される各局の音楽特別番組の先陣を切る形で放送され(2010年は例年より1ヶ月前倒しとなった『日本有線大賞』が1週間早く放送される)、唯一の関西発の番組となっている。

司会者

2008年まで

2009年以降

『全日本有線放送大賞』時代の1998年から2008年までの11年連続で堺正章と藤原紀香が担当してきた(堺は1997年の『全日本有線放送大賞』から出演、1998年の『全日本有線放送大賞』のみ中村玉緒も務めた)。なお、藤原の11年連続司会はフジテレビ系『FNS歌謡祭』の芳村真理(1977年 - 1986年)の10年連続の記録を更新して、女性司会者としては日本の賞レースにおける現時点での日本記録となっている。

テレビ放送

テレビ放送は日本テレビ系列で行われる。1993年までは、全日本有線放送大賞、ALL JAPANリクエストアワードから引き続き12月前半の『木曜スペシャル』枠で、1994年から2003年までは11月後半の『スーパースペシャル』枠で放送されていた。2004年以降は通常の番組を休止する形で特番が組まれることが多い(2008年のみ『モクスペ』枠で生放送)。

2006年には収録から放送まで日数が空いたため(11月17日収録・20日放送)、収録翌日の読売新聞朝刊やスポーツ紙芸能欄記事で結果が出てしまった。2008年以降は再び生放送となっている。

タイトル変更の背景

最近何度もタイトルを変えているが、その背景は2つある。

まず1つは、紛らわしいタイトルの『日本有線大賞』の存在がある(こちらは毎年12月中旬に東京で開催。主催放送局はTBSで、発表の模様はTBS系列で放送。全国主要都市と一部地方都市に放送網を持っている大手有線放送会社・「キャンシステム」と地方の有線放送会社が加盟している全国有線音楽放送協会(通称:全音協)が主催。こちらもスタートは同じ1968年芸能界マスコミ業界では双方を区別するために"東京有線大賞"と呼んでいる)。しかしながら、区別が付かない視聴者が多いため混同されやすかった。

もう1つはこの番組がUSENに寄せられるリクエストだけではなくオリコンなどによるCDの売り上げやカラオケランキング、インターネットなどによる視聴者アンケートを総合して決定されていたため、かつての『日本テレビ音楽祭』に近い形へ変わってしまったことである。1990年代前半までは有線放送でより多くのリクエストを獲得した楽曲を表彰するために放送されてきた番組だったが1980年代カラオケブーム以降、有線放送は街の飲食店の主役でなくなっておりスーパーマーケットなどでのBGMとして流れているだけとなっている。そして読売テレビと一緒に主催していたUSENでさえも最近主力となっている業務は光ファイバーを使ったブロードバンドインターネットSOUND PLANETの普及促進といったどちらかといえば法人より個人に重点を置いた業務である。

そのような流れから、現在ではヒット曲を数多く出しているJ-POP アーティストが中心に出演する音楽祭に変化している(ゴールドアーティスト賞がJ-POPアーティストで10組程度に対して演歌歌手では2・3組程度。新人賞は演歌歌手・J-POPアーティストを合わせて5・6組程度なので、新人演歌歌手受賞者がいない年もある)。そして2008年からはUSENへのリクエストデータが審査対象から外されたため、実質的には『日本テレビ音楽祭』が復活した形となった。

そのため、上記の理由から2008年以降唯一の有線放送大賞に変わった『日本有線大賞』の受賞を目標とする演歌歌手が最近では少なくない。『日本有線大賞』は、例年原則として演歌歌手とJ-POPアーティストが受賞する割合がほぼ半々になっている(優秀有線音楽賞が4組ずつ、有線音楽賞と新人賞が2組ずつ)。

各賞

  • グランプリ
  • 最優秀新人賞
  • ゴールドアーティスト賞(述べ10組以上)
  • 新人アーティスト賞(述べ2 - 3組、2007年は6組)

2007年度分までグランプリはポップス部門と演歌・歌謡曲部門に分かれていた。また、2008年度以降はUSENへのリクエストデータが審査対象から外され、オリコンなどが調査するCD売上ランキング、USENグループなどが配信する着うた・カラオケ人気ランキング、読売テレビが行うインターネット投票から出されるアーティスト支持率や人気率を審査する形に変わった。

前身である『全日本有線放送大賞』の1回目開催から40周年を迎えた2007年には「40周年記念特別賞」が設けられて、秋川雅史が受賞した。

廃止された賞

  • 吉田正賞(作曲家・吉田正を讃えて制定。吉田の没後、賞が廃止となった)
  • ポップス部門グランプリ
  • 演歌・歌謡曲部門グランプリ

受賞者

回数は『全日本有線放送大賞』からの通算回数。

回数 放送日 グランプリ 最優秀新人賞 備考
ポップス部門 演歌・歌謡曲部門
第36回 2003年
11月29日
浜崎あゆみ 氷川きよし 一青窈 浜崎は4連覇、氷川は2連覇。
第37回 2004年
11月27日
EXILE 大塚愛 EXILEは初受賞、氷川は3連覇。
第38回 2005年
11月21日
伊藤由奈 EXILEは2連覇、氷川は4連覇。
第39回 2006年
11月20日
倖田來未 水森かおり WaT [1] 倖田・水森ともに初受賞
第40回 2007年
11月26日
RSP 倖田・水森ともに2連覇
第41回 2008年
11月27日
EXILE ジェロ EXILEは3年ぶり3回目のグランプリ。
演歌歌手の新人賞受賞は、
氷川きよし以来8年ぶり。
第42回 2009年
11月26日
遊助
(上地雄輔)
EXILEは4回目のグランプリ。
遊輔は2008年は羞恥心&アラジンとしても
新人アーティスト賞を受賞。
第43回 2010年
11月25日
11月25日決定 未定 新人賞は2024年09月29日現在、
番組HP上で発表されておらず、
表彰自体があるか未定。
  • グランプリ受賞最多回数は4回で、浜崎、氷川、EXILEの3組。
  • 全ての回でエイベックス所属アーティストがグランプリを獲得している。前々身の『第33回全日本有線放送大賞』から数えると、2000年に浜崎が受賞して以来、エイベックス所属アーティストが10年連続でグランプリを獲得している。

視聴率

賞取りレースそのものが衰退している影響もあって近年は10%前後に低迷、2007年には8.9%(ビデオリサーチ関東地区調べ)と1桁に落ち込んでいたが、2008年は19・20時台の『モクスペ』枠を使った4年ぶりの生放送が行われることになり(単発特別番組枠での放送は5年ぶり)、視聴率は13.4%と前年に比べ大きく上昇した。この成功で2009年も旧『モクスペ』枠を使い、『SUPER SURPRISE』を休止する形で2時間生放送が行われ、視聴率は12.2%と2桁を維持した。2010年は同年秋から『モクスペ』以来の2時間単発特別番組枠である『金曜スーパープライム』が設けられたが、裏番組に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)があるため、引き続き木曜日に生放送される。

スタッフ

2024年現在
  • チーフプロデューサー:長江信一
  • プロデューサー:太田匡隆、山本陽
  • 構成:八木晴彦、村井聡之、東京コウ塀
  • ディレクター:山口剛正 / 上野正樹(サブ担当)
  • 映像演出:砂川忠義(アッシュ)
  • 舞台監督:村上雅俊
  • 事業局:佐藤恭仁子
  • 編成:松本拓也、中村元信
  • 宣伝:仲島景子
  • 協力:エキスプレステーク・ワンサウンドエフェクト、ランダム大阪
  • 制作著作:讀賣テレビ放送(ytv)
過去のスタッフ
  • チーフプロデューサー:上田雅也
  • プロデューサー:竹本輝之(生田スタジオ担当)

備考

注釈

  1. ^ メンバーのウエンツ瑛士は、2009年から司会を務めている。

関連項目

外部リンク

全日本有線放送大賞
(1976年 - 2000年)
ALL JAPANリクエストアワード
(2001年、2002年)
ベストヒット歌謡祭
(2003年 - 2010年)
第43回をもって賞の選定を終了
全日本有線放送大賞

浜村淳(1968年 - 1976年) - 浜村淳宮田輝(1977年 - 1981年) - 浜村淳(1982年 - 1983年) - 浜村淳鳳蘭(1984年) - 浜村淳宮田輝(1985年 - 1986年) - 浜村淳(1987年 - 1991年) - 桂三枝(1994年まで) - 赤坂泰彦(1994年) - 島田紳助坂本冬美赤坂泰彦(1995年) - 神田正輝三井ゆり今田耕司赤坂泰彦(1996年) - 堺正章川島なお美(1997年) - 堺正章藤原紀香中村玉緒(1998年) - 堺正章藤原紀香(1999年 - 2000年)

ALL JAPANリクエストアワード

堺正章藤原紀香(2001年 - 2002年)

ベストヒット歌謡祭

堺正章藤原紀香(2003年 - 2004年) - 堺正章藤原紀香三浦隆志(2005年 - 2008年)- 宮根誠司ウエンツ瑛士西山茉希(2009年 - 2012年・2015年 - 2016年) - 宮根誠司ウエンツ瑛士(2013年 - 2014年・2021年) - 宮根誠司ウエンツ瑛士橋本マナミ(2017年)- 宮根誠司橋本マナミ(2018年 - 2019年)

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