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梅田地区の鉄道駅

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梅田駅(うめだえき)は、大阪府 大阪市 北区にある阪神電気鉄道阪急電鉄大阪市営地下鉄日本貨物鉄道(JR貨物)のである。隣接するJR西日本 大阪駅と事実上同一の駅。また、大阪市営地下鉄東梅田駅西梅田駅、JR西日本北新地駅とも隣接する。


ファイル:Umeda2.jpg
阪神電鉄梅田駅・阪神百貨店梅田本店
阪急電鉄梅田駅・阪急百貨店梅田本店
大阪市営地下鉄御堂筋線・梅田駅
大阪駅・梅田駅付近航空写真。右上が阪急梅田駅、左上が梅田貨物駅。画面下は大阪駅国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
ファイル:Umeda1.jpg
西梅田・ハービスエント

概要

阪急各線、阪神本線の起点駅である。また阪急で「大阪行き」といえば、梅田行きのことをいう。かつては国鉄大阪駅との連絡駅でもあり、大阪にあることを強調するためか、「大阪梅田駅」と呼んでいたこともあった。また「阪神梅田駅」・「阪急梅田駅」と、会社ごとに駅の位置が大きく異なっているため区分して呼ぶ事も多い。現在でも阪神電車のアナウンスは「次は、大阪、大阪梅田、阪神百貨店前です」となっているうえ、阪急でも2004年頃から車掌等のアナウンスで「大阪梅田」の呼称が使用されるようになっている。

ちなみに、山陽電鉄5000系に「梅田」ではなく「阪神梅田」の行き先表示が入っているのと、阪神電鉄の直通特急対応車両に「梅田」「阪神梅田」両方の行き先表示が入っているのは、山陽電鉄線内で阪急梅田駅と阪神梅田駅を区別するためである。また、山陽電車の車内アナウンスは「大阪、阪神梅田行き...」である。

また新大阪駅の在来線コンコースには「大阪駅(梅田)へは15・16番のりば...」という掲示がある。

それぞれの位置関係は、JR西日本大阪駅を中心に、北西にJR貨物、南東に阪神、東に大阪市営地下鉄、北東に阪急がある。

利用可能な鉄道路線

その他、以下の駅・路線とは地下道などを通って乗り換えが可能である。

駅周辺

梅田も参照。

ほか

阪神 梅田駅

駅構造

  • 頭端式、つまり櫛形5面4線の地下駅で、阪神百貨店の直下に位置する。
  • ホームは地下2階に位置している。改札口はホーム車止め側の東改札のほか、地下1階には西改札がある。
  • ホームは北側から1番線降車用(片面)、1・2番線乗車用、2・3番線降車用、3・4番線乗車用、4番線降車用(片面)の順となっている。なお、4番線は有効長が5両分しかないため、6両編成の急行系車両は入線できない。
    • 1・2番線 主に直通特急・特急・準急
    • 3番線 主に急行・快速急行
    • 4番線 各駅停車(普通)
阪神梅田駅(撮影者:Nozomikobe/3 Jul,2005)

駅の施設

ジューススタンド

阪神梅田駅改札前にあるジューススタンドはいつも客足が絶えずにぎわっている。ここで売られている『ミックスジュース』140円(2005年(平成17年)現在)は、店頭に置かれたおよそ5台のミキサーで常に作りたての味が楽しめる。関西の鉄道駅にはこのようなジューススタンドと呼ばれる店舗をよく見かけるがここは著名な店の一つである。

歴史

隣の駅

阪神本線
直通特急・特急
梅田駅 - 尼崎駅
区間特急(梅田行きのみ運転)
梅田駅 - 甲子園駅
快速急行
梅田駅 - 野田駅
急行・準急・普通
梅田駅 - 福島駅

その他

阪急 梅田駅

乗降客数は、私鉄(JR各社を除く)で日本一である。また1フロアの駅としては、床面積および10面9線のホーム・線路数も私鉄(JR各社を除く)で日本最大の駅である。なお、京都線・宝塚線・神戸線それぞれが乗り入れているものの、当駅は正式には宝塚線の駅となっている。第1回近畿の駅百選に選定。

駅構造

  • 頭端式、つまり櫛形10面9線の駅である。京都線(河原町・北千里方面)は1〜3号線、宝塚線(宝塚方面)は4〜6号線、神戸線(三宮方面)は7〜9号線をそれぞれ使用する。
  • ホームは3階にある。改札口は車止め側の3階改札口のほか、2階南寄りには2階中央改札口、2階北寄りには茶屋町口改札口がある。
  • ホームは東から1号線乗車用(片面)、1・2号線降車用、2・3号線乗車用、3・4号線降車用、4・5号線乗車用、5・6号線降車用、6・7号線乗車用、7・8号線降車用、8・9号線乗車用、9号線降車用(片面)の順になっている。
    • 京都線ホーム
      • 1号線 通勤特急・快速特急・特急・快速急行(早朝のみ)・普通(平日ラッシュ時のみ)
      • 2号線 快速急行・急行・臨時特急「いい古都エクスプレス」(行楽期のみ)
      • 3号線 普通
    • 宝塚線ホーム
      • 4号線 快速急行・通勤急行・急行・通勤準急
      • 5号線 普通
      • 6号線 ((注記)平日ラッシュ時のみ使用)特急「日生エクスプレス」・通勤準急・普通
    • 神戸線ホーム
      • 7号線 ((注記)平日6:17〜21:51/土休日6:17〜19:02のみ使用)普通
      • 8号線 特急(昼間時間帯)・急行・通勤急行・普通(早朝・夜間)・臨時急行(桜花賞宝塚記念開催日のみ)
      • 9号線 特急・通勤特急・快速急行・普通(早朝・深夜)

歴史

阪急梅田駅は、1910年(明治43年)に阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道の手で開業したときは東海道本線南側にある地上駅であったが、十三駅までの高架化の際に梅田駅も高架駅となった。しかし、国鉄大阪駅が高架化されることになり1934年(昭和9年)に再び地上駅化された。1959年(昭和34年)に十三〜梅田間が3複線化され、十三駅あるいは天神橋駅(現在の天神橋筋六丁目駅)発着だった京都線の列車が梅田駅に乗り入れるようになると手狭になり、1966年(昭和41年)から1973年(昭和48年)にかけて東海道本線北側の現在地への移転高架化拡張工事が行われた。

  • 1910年(明治43年)3月10日 開業。
  • 1926年(大正15年)7月5日 梅田〜十三間高架完成により、高架駅に移転。
  • 1934年(昭和9年)6月1日 国鉄大阪駅高架化により、地上駅に移転。
  • 1966年(昭和41年)2月1日 現在地への移転高架化拡張工事起工。
  • 1967年(昭和42年)8月27日 神戸線ホーム移転。
  • 1969年(昭和44年)11月30日 宝塚線ホーム移転。
    この時点では、暫定的に、1〜5号線を宝塚線ホーム、6〜9号線を神戸線ホームとした。
  • 1971年(昭和46年)11月28日 京都線ホーム移転。
  • 1973年(昭和48年)11月23日 京都線ホーム1線増設され、移転高架化拡張工事完成。

隣の駅

神戸本線
特急・通勤特急・快速急行・急行・通勤急行・準急
梅田駅 - 十三駅
普通
梅田駅 - 中津駅
宝塚本線
特急日生エクスプレス・快速急行・通勤急行・急行・通勤準急
梅田駅 - 十三駅
準急・普通
梅田駅 - 中津駅
京都本線
通勤特急・快速特急・特急・快速急行・急行・普通
梅田駅 - 十三駅

その他

  • 阪急梅田駅で発売される切符の「田」の字は「口」に「メ」の字の表記である。これは阪急には漢字2文字で「田」で終わる駅が6つ(他の駅は園田駅池田駅富田駅吹田駅山田駅)あるのと、梅田駅の乗降客数が一番多く、自動改札機がなかった頃ラッシュ時に素早く判別するための目印とした名残である。
  • 発車メロディは、神戸線・宝塚線・京都線それぞれの路線をイメージしたものが、回送列車も含めて全列車とも発車約40秒前から流れる。ただ、終電(全線とも0:25)だけはメロディの最後が異常に長く延ばされており、実際の発車時刻は0:26〜27頃となっている。ちなみに、発車メロディを採用する以前は各線で異なるブザー音であった。
  • 深夜0時前から終電の発車まで、駅全体に終電間際であることを知らせるオリジナル曲が流れる。
  • 3階改札口を入ったところに、カラービジョンによる各線毎の大型発車案内板(「ラガールビジョン」)が備えつけられており、時に画面右半分に沿線情報を流すことがある。
  • 1階に、開店当時は関西最大規模であった「紀伊国屋書店梅田本店」がテナントとして入居している。また、紀伊国屋書店の入口前にある2つの大型カラービジョン「ビッグマン」は待ち合わせ場所としてよく利用されている(普段は沿線情報などが中心だが、稀に中央競馬のGIレースを放映することもある)。加えて、1階の一部スペースを使って何らかのイベントがよく催されている。
  • ホーム屋上は駐車場となっている。
  • 阪急梅田駅で配布している時刻表は、神戸線版、宝塚線版、京都線版の3種類に分かれている。

大阪市営地下鉄御堂筋線 梅田駅(M16)

駅構造

  • 島式1面2線の地下駅であるが、ホームは上り線(新大阪・千里中央方面)側と下り線(天王寺・なかもず方面)側が壁で仕切られている(壁に開いた出入口によって往来が可能)。
  • 改札口はホーム新大阪寄りの北改札、ホーム中程付近の改札(3ヶ所)、ホーム難波寄りの南改札がある。
    • 1番線 難波・天王寺・あびこ・なかもず方面
    • 2番線 新大阪・江坂・千里中央方面

利用状況

1日あたりの乗降客数は約45万人であり、地下鉄の駅として日本一多い。

大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅(撮影者:Nozomikobe/3 Jul,2005)

歴史

1933年(昭和8年)に仮駅で開業、1935年(昭和10年)に本駅が完成した。当時は1両での運行だったが、将来の輸送量増加を見込み、当初から当時の車両の大きさで12両編成対応で造られた。もともと上り線と下り線は同じトンネル内にあったが、ラッシュ時には改札制限まで行っていた混雑を解消するため、太平洋戦争前から2号線(谷町線)用に準備されていたものの同線の建設ルート変更に伴い放置されていたトンネルを転用して下り新ホームが造られ、1989年(平成元年)に完成した。上り線・下り線の間に壁があるのはこのためである。

その他

第4回近畿の駅百選に選定。

隣の駅

御堂筋線
中津駅 - 梅田駅 - 淀屋橋駅


JR貨物 梅田駅

新大阪駅から大阪環状線の福島駅に至る東海道本線の支線(通称:梅田貨物線)上に位置する貨物駅。梅田駅が正式名称だが梅田貨物駅とも呼ばれる。同駅に発着する貨物列車のほか特急「はるか」などが通過する。

所在地

大阪府大阪市北区大深町2丁目25

取り扱い貨物

歴史

  • 1928年(昭和3年)12月1日 開業。
  • 1959年(昭和34年)11月5日 汐留〜梅田間に日本初のコンテナ専用列車「たから号」が運転開始。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により日本貨物鉄道に承継。

関連項目

外部リンク

(大阪梅田 - 元町間:本線、元町 - 西代間:神戸高速線)
1933年路線切替区間
*(削除) 打消線 (削除ここまで)は廃駅
(大阪梅田 - 神戸三宮間:神戸本線、神戸三宮 - 新開地間:神戸高速線)
上筒井線
(1940年廃止)
*(削除) 打消線 (削除ここまで)は廃駅
*(削除) 打消線 (削除ここまで)は廃駅

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