僧帽筋
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
僧帽筋 |
---|
分類 |
所在分類: 骨格筋 musculus skeleti
支配神経: 副神経外枝 r.externus n.accessorii
頚神経叢筋枝
rr. musculares pelxus cervicalis
|
部位 |
体幹筋 mm. trunci
背部の筋 mm. dorsi
棘腕筋 mm. spinohumerales |
ラテン名 |
musculus trapezius |
英名 |
trapezius |
起始・経過 |
胸椎棘突起及び棘上靭帯
|
僧帽筋(そうぼうきん、Trapezius)は人間の背中の一番表層にある筋肉。僧侶の帽子の形をしていることからこの名前が付いた。Trapeziusは四角形(首、両肩、第十二胸椎)の形をしていることからついた。
肩と首の間をさわりながら正面で片手や両手でおもりを持つ事により、僧帽筋が動くことを感じることが出来る。
僧帽筋の起始は外後頭隆起から正中を下に下りるように、項靱帯、上項線、第七〜第十二胸椎まで続き、停止は鎖骨の外側1/3、肩峰、肩甲骨の肩甲棘である。筋繊維は首からの物は下に走り、その後腕の方に向かって横に走る。背中からの物は逆に上に走り同じように腕の方に向かう。筋繊維が異なった方向に走行しているので、多くの動作が可能になっている。
上方の筋繊維は肩甲骨を持ち上げ、中間付近の筋繊維は内側に引っ張り、下方の筋繊維は下に下げ、上方と下方の筋繊維が両方収縮するときは回転させる。