ミッドナイトブリス
ミッドナイトブリス(Midnight Bliss)とは、カプコンの対戦格闘ゲーム『ヴァンパイア』に登場するキャラクター、デミトリ・マキシモフが使う必殺技。
概要
『ヴァンパイア』シリーズ3作目の『ヴァンパイア セイヴァー』からデミトリに追加されたEX必殺技(超必殺技)で、対象となるキャラが男性又は非人間型なら女性化、女性なら衣装や姿を変えてしまう仕様が受けてファンの間で人気となり、デミトリ以外の多くのキャラクターの二次創作の題材にもなった。その為、デミトリの技の代名詞と言われるようになっており、技を受けて女性化することを「ブリス化」と呼ばれている。
これを受けて、玩具メーカーのユージンが「ブリス化」したキャラクターのフィギュアシリーズをガチャポンで発売している。
仕様
デミトリ・マキシモフも参照の事。
EX必殺技であるため、デミトリの通常の必殺技に比べると威力は大きいものの、投げ判定の出現と移動速度が遅く、他の超必殺技に比べると威力は若干見劣りする。しかし、デミトリの持つ別のEX必殺技の「ミッドナイトプレジャー」は『セイヴァー』はゲージ2本を消費する順番押しコマンドに仕様変更が成され[1] 、もう一つの「デモンビリオン」は投げ属性ではなく打撃属性の技の為ガードが可能な技なので「ミッドナイトブリス」自体の使用頻度をそれほど下げるものではない。
デミトリのダッシュは、若干の移動後に姿を消し前方に異動した所に現れて終わるまた少し移動して終わると言うもので、消えてる間に無敵時間が存在する。その為、ダッシュで近づきその間にコマンドを入力しダッシュが終わると同時にそのまま技を極めるといった形の奇襲が可能になっている。
ブリス化した際の姿
下記のものは、キャラの公式イラストを基にしたデフォルトカラー際のものを基準とする。
『ヴァンパイア』シリーズ
単にそのまま女性化するだけではなく、様々なアレンジが成されていた。
- デミトリ
- ネグリジェを着て、ウェーブの掛かった茶髪の少女。
- モリガン
- 頭の大きなぬいぐるみの様な姿。『ヴァンパイア』では、何故かモリガンのみがマスコット的な姿になっている。
- ザベル
- レザーのブラに短パン姿の、短髪の少女。ザベルの元々肌の色と同じ肌の色と髪色をしている。ユージンのフィギュアシリーズではエレキギターを持っていた。
- アナカリス
- エジプトの壁画に描かれている女性像の様な姿。この際、下半身(カイビト)が切り離されデミトリのやや後方で身悶えている。
- オルバス
- 金髪の人魚の姿。オールヌードだが、胸の部分は髪で隠されていて見えない。
- ビシャモン
- 丈の短いミニスカート風の死に装束姿に黄色の帯を付けた、水色の長髪の少女。火の玉を模した髪飾りを付けている。ドロロンえん魔くんの雪子姫のパロディ。デミトリが首ではなく帯を掴み血を吸われている最中は、裾が捲れないように手で押さえながら足をバタつかせて暴れる。
- ガロン
- 中華風の格好をした灰色の長髪で、犬の耳が生えた少女。
- ビクトル
- ビクトルをそのまま女性化したような姿。比較的グラマラスで、デミトリは腰の部分を掴む。
- フェリシア
- 白いスリットの入ったパーティードレス(ホルタードレス)を着た、マリリン・モンローを髣髴とさせるような格好をした姿。髪などの色はそのままで猫耳と尻尾があり、デミトリは尻尾の部分を掴む。
- サスカッチ
- サスカッチのような着ぐるみを着て、二つに分かれた三つ編みをした少女。大きなバナナを持っているが、血を吸われてる最中に落とす。
- フォボス
- 短髪で、マヤ文明を髣髴とさせる模様の入ったワンピースタイプのスカートの少女。全キャラ中最も幼く見える。ミッドナイトブリスを3ボタン同時で発動させると、隠しのブルマの体操服姿になる。掴むところは首ではなく両手首で、万歳をしたようなポーズで血を吸われる。
- パイロン
- 同じ種族の宇宙人の女性のような姿。血を吸われている最中は目から光線を出している。
- ドノヴァン
- インド風の装束を来た少女の姿。ドノヴァンをそのまま女性化した形。
- レイレイ
- レイレイの元の姿である、寝巻きを着た双子の姉妹。二人まとめて血を吸われる。
- ジェダ
- ジェダの元々の姿をそのまま女性化したような格好で、グラマラス。ジェダと同じように眉毛が顔からはみ出るほど長く、金髪のストレートヘアー。
- リリス
- 寝巻き姿のリリス。血を吸われている最中に、持っていたクッションを落とす。
- バレッタ
- バレッタがそのままグラマラスになったような形で、ミニスカートのウェイトレス風の格好にサバイバルナイフと籠を手にしている。血を吸われている最中に持っていた籠を落とす。
- キュービィ
- 大きな注射針を持ったナース服を着たキュービー。掴む部分は腰。
- ディー
- ツインテールの少女。ディーの服をそのままハイレグ化したような格好をしている。
- 朧ビシャモン
- 通常のものの色違いだが、肌の色が大変悪い。『ハンター2』『セイヴァー2』では、地獄先生ぬ〜べ〜のゆきめのパロディになっている。
ここではそのまま女性化させただけと言ったアレンジが多い。ただし一部例外もある。
- リョウ・サカザキ/リュウ/ガイル/M・バイソン
- この4人は、ほぼそのまま女性化した形で特筆すべき点はない。
- 草薙京
- 京がそのまま女性化したような姿で、『KOF2000』に登場した「コスプレイヤー京子」にそっくりになっている。
- 八神庵
- 京と同じく庵をそのまま女性化したような姿だが、ブレザーの女子高生風の格好をしている。ラジオドラマでのキャラクター「庵子」が元になっていると推測される。
- テリー・ボガード
- これもまた、テリーをそのまま女性化した姿。ただし、ジーパンが短パンのように短くなっている。
- 不知火舞
- 和傘を差した着物姿の舞。肩まで着物が下がっていて、胸が大きくはだけている。
- Mr.カラテ
- 服装は同じだが、天狗のお面がおかめに変わっている。
- キム
- チマチョゴリを着た韓国風の女性の姿。
- チョイ・ボンゲ
- 上記の韓国風の女性を、そのまま子供にしたような格好。
- 藤堂香澄
- セーラー服を着た香澄の姿。
- 色
- 『アスラ斬魔伝』での、羅刹を選んだ際の姿(半陰となりし色)。
- 牙神幻十郎
- 花魁の姿をした、和風美女。
- アースクェイク
- アースクェイクをそのまま女性化した形だが、やせた姿になっている。スキンヘッドはそのまま。
- ギース
- 首周りに鳥の羽がついた赤いパーティードレス(ホルタードレス)の姿。髪形は変わってないように見える。
- ゲーニッツ
- やはりゲーニッツをそのまま女性化した姿に見える。ファンの間では「ゲニ子」の愛称と呼ばれ、人気が高い。
- 本気になったMr.カラテ
- 通常のカラテの色違い。面も般若になっている。
- マーズピープル
- 色がピンクになって、リボンがついただけ。全然、変わっていない。
- ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ
- 『SNK GAL'S FIGHTERS』に登場した「ミスX」。スケバンを思わせる格好をしており、口元を黒いマスクで覆っていて鎖を持っている。
- アテナ
- 元々の格好に、白いフリルのついた布をつけた風な姿をしている。
- ケン
- ウェディングドレスを着た、長いウェーブの掛かった金髪の女性。ケンの妻であるイライザがモデルではないかと思われる。
- 春麗
- 中華服を着た春麗。普段は黒いストッキングをはいているが、それがなく生脚をあらわにしている。
- ダルシム
- インド風の格好をした褐色の肌の美女。ただし、ダルシムの名残として首から髑髏をぶら下げている。
- 豪鬼
- 豪鬼をそのまま女性化した姿だが、服装は短パンで首から下げていた数珠で胸を隠している。
- ベガ
- やはり、ベガをそのまま女性化した姿。胸の部分のチャックが開けられている。
- サガット
- タイ風の格好をした美女。
- バルログ
- これもまた、バルログのそのままの女性化。ただし、仮面は付けていない。
- タバサ
- 魔法少女のような格好をしたタバサ。ウォーザードのゲーム中で手に入れることが出来る「太陽の杖」を上に掲げた姿をしている。
- ヒューゴー
- ヒューゴーをそのまま女性化し、ポイズンの格好をさせた姿。ものすごく不気味であるが、血を吸うと体が縮みポイズンのような姿になる。
- ロックマンゼロ
- そのまま女性化。ただし、パンツ風だったものがミニスカートの変わっている。
- ダン
- 『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』のエンディングに出てきた、ダンそっくりの妹の姿。
- デミトリ
- タキシードを胸のはだけたハイレグ風にし、タイツとヒールタイプのブーツを履いた姿。マントも蝙蝠の翼のようになっていて、モリガンを髣髴とさせる格好。ただし、髪形は変わっていない。
- 洗脳されたケン
- 通常のウェディングドレスを、真紅に変えた色違い。
- 真豪鬼
- 通常の豪鬼の色違い。
- レッドアリーマー
- 全身タイツを着た少女の姿。矢印型の尻尾と1本の触手のたれたカチューシャを付けており、その姿は『それゆけ!アンパンマン』のドキンちゃんを彷彿とさせる。
製作に当たって、ドッターのいない中新規に起こされた。そのまま女性化したキャラもいるが、同社の他のゲームでのキャラクターや、そのキャラの元ネタになった等のパロディーネタも多い。また、3ボタン同時で出した際には、シークレットが存在するキャラもいる(通常の入力でもランダムで発生する)。
- リュウ
- アニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』に登場した、ミルク売りの少女の姿。
- ガイル
- 星条旗模様のビキニを付けた金髪の美女。
- ザンギエフ
- 頭の大きなマスコット的な格好をしたツインテールの少女。公式サイトの雑記では、極寒スモグリストのザンギュラちゃんでロシアの蜜柑売りと紹介されていた。
- ベガ
- 『SVC CHAOS』の時と同じくそのまま女性化した形だが、ズボンがミニスカートに変えられ馬上鞭を持っている。
- さくら
- 『さくらがんばる!』のラストの体育教師となったジャージ姿。
- ガイ
- 『ファイナルファイト2』のマキの格好をしたガイ。シークレットは、『ガチャフォース』に出てくるくノ一風のガチャボーグ、シャドウガールの姿。
- ローズ
- ローズのモデルとなったとされている、『ジョジョの奇妙な冒険』第2部に登場したリサリサ風の格好。シークレットは、同じく『ジョジョ』第3部に登場したエンヤ婆。
- かりん
- テニスウェアを着たかりんの姿。
- アレックス
- アレックスをそのまま女性化した格好。「アレ子」という愛称が付けられている。シークレットは親友のトムの娘、パトリシア。
- ユン
- ユンの幼馴染のホイメイ風の格好をした女の子。昇龍軒と書かれた岡持ちを持っていて、頭の上には大きな焼売が乗っている。
- ユリアン
- 博多祇園山笠の水法被に締め込みといった風貌の褐色の肌の女の子。
- 春麗
- 『ZERO』の時のジャージ姿になる。シークレットは『ポケットファイター』の、デフォルメ春麗。
- デミトリ
- マントを付けた女の子。魔道書を抱えており、マントの後方に無数の蝙蝠が見える。『ヴァンパイア』勢では唯一『ヴァンパイア』の時と異なる。シークレットは『ヴァンパイア』の時と同じ。
- アナカリス
- 『ヴァンパイア』の時と同じ。シークレットは、アナカリスの技のファラオマジックの際に現れる侍女の姿。
- フェリシア・ジェダ・パイロン
- 『ヴァンパイア』の時と同じ。
- レオ
- レオをそのまま女性ファイターにしたような格好。レオの頭部はライオンなのでメスのライオン風になっている。シークレットは、レオの演芸会のようなコスプレをした女の子。『ウォーザード』のシークレットファイルに描かれている挿絵がモデルではないかと思われる。
- ムクロ
- 『モンスターハンター』に出てくる忍者セットを身につけた女性キャラ。
- ハウザー
- 女子高生の体に、ハウザーの頭がついた格好。『ウォーザード』設定原画の落書きが元ネタ。
- ヌール
- ヌール頭のようなの帽子を被った、スクール水着の女の子。『くじびきアンバランス』の律子がモデルであると言われているが、明言されていない。
- イングリッド
- イングリッドをヘソ出しのゴスロリ風の格好にさせた姿。シルクハットを被り、飴を持っている。
- シン豪鬼
- 箒を持ったメイドの姿。箒の先が豪鬼のちょん髷になっている。シークレットは、通常の時と髪形と箒の持っている向きが違う。
関連商品
ユージンがガチャで販売しているフィギュア『SRカプコン リアルフィギュアコレクション』シリーズの一部として、ブリス化したキャラクター達が商品化されている。デザインはうたたねひろゆき。
関連項目
- ヴァンパイア (ゲーム)
- 女体化
- 萌え擬人化
- アルカディア (雑誌) - 読者投稿コーナーでしばしば「ブリス化」イラストのコーナーが組まれる。
この項目は、コンピュータゲームに関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:コンピュータゲーム/PJ:コンピュータゲーム)。
- ^ ミッドナイトプレジャーは投げ判定が出るのが非常に早く、移動速度も速いため、このような措置が取られた。