国立駅
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国立駅(くにたちえき)は、東京都 国立市北一丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)中央線の駅である。
中央線と武蔵野線貨物支線(国立支線)が合流する。
駅構造
- 現在、中央線連続立体交差事業事業中のため仮設島式ホーム1面2線、当駅東方で国分寺崖線を超えるため、築堤上の高架駅となっている。当駅東方から単線の国立支線が分岐している。
- 改札は南口・北口共に地上にあり、改札内通路でつながっている。ホームへは階段・エスカレーター・エレベーターを使用する。
- 南口は仮設駅舎となっており、旧南口駅舎のあった場所より西側にある。北口改札からは仮設通路が西に移動したために30mほど通路を歩くことになる。
- 三角屋根の旧南口駅舎は、東京で現存する2番目に古い木造建築駅舎(最も古いのは原宿駅)であり、デザインの美しいことでも知られ、この駅舎により関東の駅百選に選出されている。この駅舎は中央線三鷹〜立川間の連続立体交差事業で取り壊されることとなり、国立市は曳屋による移築保存に向けて対応を検討していたが、市議会で移築予算が正式に否決された。このため2006年 10月10日から12月にかけて解体作業が行われた。主要部材は、立体化事業完了時に再建が可能なように国立市で保存されている。[1]
- 立体交差事業前は島式と単式の2面3線(下り方向が単式、他に鉄道総合技術研究所用の授受線(通称:総研線)1線)であり、そのうち3番線は主に国立支線方向に向かう列車の退避に使用され、上り方一部を除いて柵が設けられていた。3番線と総研線を横断する警報器のない構内踏切があり、北口改札横につながっていた(朝ラッシュ時のみ使用)。
- 事業完了後は2面3線となり、総研線は専用鉄道自体の廃止のため設置されない。
- 駅北側に鉄道総合技術研究所があり、その専用鉄道が存在していたが、2004年に廃止されており、跡地は中央線と並行する部分は仮線用地として、それ以遠約140mは駐輪場として利用されている。なお、立体交差事業完了後は国立市が緑道として整備する計画である。
- のりば(2007年8月現在)
利用状況
2006年度の1日平均乗車人員は54,979人である。
駅周辺
南口
- 駅前ロータリーを起点に、大学通りが南に、富士見通りが西南に、旭通りが東南に、それぞれまっすぐ放射状に伸びている。それぞれの通りの直線区間の長さはおよそ1.8km、1.3km、0.7kmである。これらの道路は、上空から見ると正面から見た三角駅舎の輪郭となぞらえた形状になっている。これらのうち、大学通りが東京都道146号国立停車場谷保線に、富士見通り駅寄り約370mと旭通りが東京都道145号立川国分寺線に指定されている。いずれの通りも若者向けなどの商店が多く立ち並び、また路線バスが頻繁に通っている。特に大学通りは幅員が全体で40m以上あり、車道、歩道、自転車道、緑地帯が画然と分けられゆったりとした作りである。特に緑地帯はサクラとイチョウが交互に植わった並木道で、春には満開の桜、晩秋には一面の黄の美しい風景を作り出す。
- それ以外の街路はほぼ東西、南北の格子状であり、一方通行が多い。大学通りを南に進むと、南武線の谷保駅に出る。
- 大学通りの両脇に一橋大学のキャンパスがある。
- 一橋大学
- 桐朋中学校・高等学校
- 私立 国立学園小学校・付属かたばみ幼稚園
- 都立国立高校
- NHK学園
- 国立音楽大学附属幼稚園・小学校・中学校・高等学校
など、教育施設多数。
北口
バス
南口からは京王電鉄バス、京王バス中央、立川バス及び国立市コミュニティバス くにっこによって運行されている。 ロータリーの南西に、主に富士見通り方面に向かう系統が発する1番乗り場が、主に大学通りと旭通り方面の系統が発する3〜6番乗り場は東側にある。2番乗り場は西側にあり、降車専用である。 北口からは立川バス及びくにっこによって運行されている。乗り場はロータリーの西側にある。 なお、PASMOは2007年8月現在立川バスでは使用できない。
- 南口
- 1番乗り場:立川バス
- 国15系統:立川駅北口行
- 国15-1系統:立川相互病院経由立川駅南口行
- 国15-2系統:郵政大学経由立川駅南口行
- 国16系統:音高経由国立操車場行
- 国16-2系統:音高経由矢川駅行
- 国20-2系統:郵政循環
- 国20-3系統:富士見台四丁目行
- 国20-4系統:東羽衣町行
- 国41系統:国立市役所入口経由都営泉二丁目行
- 国42系統:音高経由都営泉二丁目行
- 2番乗り場
- 降車専用
- 3番乗り場
- 4番乗り場:立川バス
- 5番乗り場:京王電鉄バス
- 国02系統:府中駅行
- 国03系統:府中病院経由府中駅行
- 6番乗り場:立川バス
- 国04系統:第三小学校経由矢川駅行
- 国13系統:国立循環
- 国13-2系統:国立東循環
- 国14-2系統:国立西循環
- 無印
- 国立市コミュニティバスくにっこ
- 北口
- 1番乗り場
- 国23系統:戸倉循環(稲荷神社回り)
- 国26系統:稲荷神社経由上水営業所行
- 国29系統:弁天通り折返し場行
- 2番乗り場
- 国22系統:戸倉循環(日吉町回り)
- 国25系統:恋ヶ窪駅経由上水営業所行
- 3番乗り場
- 国24-2系統:北町公園行
- 4番乗り場
- 国21系統:けやき台団地行
- 無印
- 国立市コミュニティバスくにっこ
歴史
- 1926年(大正15年)4月1日 - 国鉄の駅として開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1951年(昭和26年) - 駅所在地の谷保村が町制施行にあたり、駅名から町名をとって国立町となる。
- 1962年(昭和37年)10月25日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 武蔵野線貨物支線が開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
国立駅駅舎移転問題
同駅は国立市のシンボルとして親しまれていたが、中央線の立体交差化工事に伴い駅舎が工事範囲に入るため、移転又は撤去を行う必要が発生した。国立市は保存を希望したが、工事の主体となるJR東日本は保存を否定し、国立市による保存か撤去の選択を求めた。
これに対して国立市は、駅舎を曳き屋により工事範囲から移転して仮保存を行い、立体化工事終了後に再度曳き屋により元の場所で保存する計画を立てたが、費用負担の問題で議会と対立した。
しかし工事のタイムリミットに近づいた為、妥協案として解体保存し、立体化工事終了後に復元する事に落ち着いた。なお駅舎の防火等の法的問題の為、一度解体すると現地での復元が出来なくなるため、2006年10月26日に文化財の指定を行い、法がかからないようにしている。
2006年10月8日に旧駅舎の使用を終了し、10月10日より駅舎解体工事を開始した。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- ■しかく中央線(快速)
- 武蔵野線貨物支線(国立支線)
- 新小平駅 - 国立駅
注釈
- ^ 解体決定時に一部で「関東の駅百選が99選になる」と騒がれたが、2005年 4月1日に日立電鉄の桜川駅が廃止になっているので、関東の駅百選の駅は実際には99個しかない。ちなみに、当駅と同様に駅舎の美しさで選出された佐野駅が既に建て替えられている。
関連項目
外部リンク