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ルガル

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曖昧さ回避 この項目では、競走馬のルガルについて説明しています。シュメール語で王や支配者を意味するルガルについては「en:Lugal」をご覧ください。
曖昧さ回避 2001年の青葉賞優勝馬「」とは異なります。
この記事は現役競走馬を扱っています。 今後の動向で情報や評価が大きく変動する可能性があります。
ルガル
欧字表記 Lugal
香港表記 賢德之君
品種 サラブレッド
性別
毛色 青鹿毛
生誕 2020年 3月7日(4歳)
ドゥラメンテ
アタブ
母の父 New Approach
生国 日本の旗 日本(北海道 浦河町)
生産者 三嶋牧場
馬主 江馬由将
調教師 杉山晴紀(栗東)
競走成績
生涯成績 13戦4勝
獲得賞金 2億9486万円
(2024年9月29日現在)
勝ち鞍
GIII シルクロードS 2024年
L 橘S 2023年
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ルガル(欧字名:Lugal、2020年 3月7日 - )は、日本競走馬である。主な勝ち鞍は2024年スプリンターズステークスシルクロードステークス

馬名の由来は、(シュメール語)[1]

概要

2歳(2022年)

11月12日の2歳新馬で松山弘平を背にデビューして2番手を追走するも最下位の9着[2] [3] 。12月17日の2歳未勝利では松若風馬を背に逃げて2着に入った[4]

3歳(2023年)

年が明けて1月8日の3歳未勝利に坂井瑠星を背に出走して4着[5] 。続いて1月21日の3歳未勝利に出走して初勝利を挙げた[6] 。芝での初レースとなった4月29日の3歳1勝クラスでは鮫島克駿を背に出走してハナ差の2着に敗れた[7]

5月7日の橘ステークスでは2番人気の支持を集めて、角田大河を背に勝利[8] 。レース後、角田はゲートはちょっと落ち着きがなかったですけど、それをカバーするポテンシャルを持っています。タフな馬場もこなしてくれましたと語り称えた[9]

5月27日の葵ステークス団野大成を背に2番人気で出走。好位の内から脚を伸ばすも、逃げたモズメイメイに半馬身差及ばずの2着[10] 。レース後に団野はコース替わりで内が残っていて、枠はいいと思っていました。うまく行きましたが、スタートで一歩目を滑らせたのが...。(スタートを)出ていれば、勝ち馬の後ろにつけられたと思います。まだ緩く、これから良くなると思いますと敗因とこれからの成長への期待を述べた[11]

8月27日の朱鷺ステークスでは1番人気の支持を受けて、好位から脚を伸ばすも3着[12] 。10月28日のスワンステークス武豊を背に3番人気で出走するが4着に敗れた[13]

11月26日の京阪杯西村淳也を背に1番人気で出走するも、直線突き抜けたトウシンマカオから2馬身差の2着[14] 。レース後に西村はコース替わりで内が残っていて、枠はいいと思っていました。うまく行きましたが、スタートで一歩目を滑らせたのが...。(スタートを)出ていれば、勝ち馬の後ろにつけられたと思います。まだ緩く、これから良くなると思いますと発馬で滑ってしまったことを惜しみ、また今後の成長への期待を語った[15]

4歳(2024年)

1月28日のシルクロードステークスに1番人気で出走。好発馬を切ると2番手に付けて追走し、直線では1頭抜け出して2着アグリに3馬身差を付ける圧勝で重賞初制覇を果たした[16] 。前回の京阪杯から2度目のコンビとなった鞍上の西村淳は見ての通り強かったですね。終始手応えは良かった。ゲートだけが難しい馬だけど、ゲートもクリアしてくれて言うことがないですとルガルの圧勝ぶりを振り返った[17] 。調教師の杉山は同日東京で後に発走した根岸ステークスエンペラーワケアが勝利しており、2023年12月2日の上村洋行師以来となる同日重賞ダブル制覇となった[18]

次走の高松宮記念では1番人気に推されたものの見せ場なく10着に敗れ、さらにレース後に左橈側手根骨・左第3手根骨の骨折が判明し休養に入った[19]

そして、9月29日に中山競馬場で行われたスプリンターズステークスで、道中では好位で脚を溜め、直線に向くと、堂々と抜け出して、待望のGI初制覇を成し遂げた[20] [21] [22]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[23] およびnetkeiba.com [24] に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022. 11.12 阪神 2歳新馬 ダ1800m(良) 9 4 4 003.40(2人) 09着 R1:58.1(39.8) -2.4 0松山弘平 55 サンデーファンデー 522
0000.12.17 阪神 2歳未勝利 ダ1400m(良) 16 7 13 027.80(5人) 02着 R1:25.9(37.8) -0.0 0松若風馬 55 ミルトハンター 514
2023. 01.08 中京 3歳未勝利 ダ1400m(良) 16 3 5 003.40(1人) 04着 R1:26.8(38.5) -0.6 0坂井瑠星 56 マリアナトレンチ 514
0000.01.21 中京 3歳未勝利 ダ1200m(良) 12 6 8 002.10(1人) 01着 R1:13.6(37.2) -0.6 0坂井瑠星 56 (ボナンザ) 506
0000.04.29 京都 3歳1勝クラス 芝1400m(良) 9 5 5 005.60(3人) 02着 R1:20.8(33.8) -0.0 0鮫島克駿 56 アルーリングビュー 512
0000.05.07 京都 橘S L 芝1400m(不) 9 8 8 003.70(2人) 01着 R1:23.1(35.9) -0.8 0角田大河 56 (テラステラ) 512
0000.05.27 京都 葵S GIII 芝1200m(良) 18 1 1 004.30(2人) 02着 R1:07.2(32.7) -0.1 0団野大成 56 モズメイメイ 512
0000.08.27 新潟 朱鷺S L 芝1400m(良) 17 3 5 002.50(1人) 03着 R1:20.9(34.2) -0.1 0角田大河 54 テンハッピーローズ 522
0000.10.28 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 18 1 2 006.30(3人) 04着 R1:20.1(33.8) -0.2 0武豊 55 ウイングレイテスト 516
0000.11.26 京都 京阪杯 GIII 芝1200m(良) 18 5 10 003.40(1人) 02着 R1:07.7(33.3) -0.3 0西村淳也 56 トウシンマカオ 512
2024. 01.28 京都 シルクロードS GIII 芝1200m(良) 18 2 4 003.30(2人) 01着 R1:07.7(34.0) -0.5 0西村淳也 57.5 (アグリ) 522
0000.03.24 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(重) 18 3 6 003.70(1人) 10着 R1:10.1(34.8) -1.2 0西村淳也 58 マッドクール 524
0000.09.29 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 16 7 13 028.50(9人) 01着 R1:07.0(34.2) -0.0 0西村淳也 58 (トウシンマカオ) 526
  • 競走成績は2024年9月29日現在

血統表

ルガル血統 (血統表の出典)[§ 1]
Pilot Bird
父の母
アドマイヤグルーヴ
2000 鹿毛
北海道早来町 *サンデーサイレンス Halo

*アタブ
2012 鹿毛
アイルランド New Approach
2005 栗毛
アイルランド Galileo Sadler's Wells
Park Express Ahonoora
Matcher
母の母
Moon's Whisper
1999 黒鹿毛
アメリカ合衆国 Storm Cat Storm Bird
East of the Moon Private Account
Miesque
母系(F-No.) Daffodil's Dam(FN:20) [§ 3]
5代内の近親交配 Miesque×ばつM4、Northern Dancer ×ばつM5 [§ 4]
出典
  1. ^ [25]
  2. ^ [26]
  3. ^ [25]
  4. ^ [25]

脚注

  1. ^ "競走馬情報ルガルLugal(JPN)". jra.jp. 2024年1月29日閲覧。
  2. ^ "2022年11月12日(土曜)5回阪神3日 4レース". jra.jp. 2024年1月29日閲覧。
  3. ^ "【阪神4R新馬戦結果】武豊騎手騎乗サンデーファンデーが逃げ切りV | 競馬ニュース". netkeiba.com. 2024年1月29日閲覧。
  4. ^ "2022年12月17日(土曜)6回阪神5日 3レース". jra.jp. 2024年1月29日閲覧。
  5. ^ "2023年1月8日(日曜)1回中京3日 2レース". jra.jp. 2024年1月29日閲覧。
  6. ^ "2023年1月21日(土曜)1回中京7日 2レース". jra.jp. 2024年1月29日閲覧。
  7. ^ "2023年4月29日(土曜)1回京都3日 6レース". jra.jp. 2024年1月29日閲覧。
  8. ^ "【橘S結果】ドゥラメンテ産駒のルガルが5馬身差圧勝 | 競馬ニュース". netkeiba.com. 2024年1月29日閲覧。
  9. ^ "【橘S】ルガル5馬身差圧勝 角田河「タフな馬場をこなしてくれた」". スポニチ Sponichi Annex. 2024年1月29日閲覧。
  10. ^ "【葵S結果】モズメイメイが逃げ切って重賞2勝目 | 競馬ニュース". netkeiba.com. 2024年1月29日閲覧。
  11. ^ "【葵S】ルガルは内から差を詰めるも2着 団野大成騎手「スタートで一歩目を滑らせたのが...」". スポーツ報知 (2023年5月27日). 2024年1月29日閲覧。
  12. ^ "【朱鷺S結果】テンハッピーローズが力強く差し切り初オープンV | 競馬ニュース". netkeiba.com. 2024年1月29日閲覧。
  13. ^ "【スワンS結果】ウイングレイテストが6歳にして初重賞制覇! | 競馬ニュース". netkeiba.com. 2024年1月29日閲覧。
  14. ^ "【京阪杯結果】トウシンマカオが突き抜け連覇達成! | 競馬ニュース". netkeiba.com. 2024年1月29日閲覧。
  15. ^ "【葵S】ルガルは内から差を詰めるも2着 団野大成騎手「スタートで一歩目を滑らせたのが...」". スポーツ報知 (2023年5月27日). 2024年1月29日閲覧。
  16. ^ "【シルクロードS結果】ルガルが3馬身差完勝で重賞初制覇 | 競馬ニュース". netkeiba.com. 2024年1月29日閲覧。
  17. ^ "【シルクロードS】2番人気ルガルが完勝で重賞初V 西村淳「G1の舞台でも活躍してくれる」". デイリースポーツ online (2024年1月28日). 2024年1月29日閲覧。
  18. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年1月29日). "【根岸S】エンペラーワケアが3連勝で重賞初挑戦V! 杉山晴師は東西ダブル重賞制覇". サンスポZBAT!. 2024年1月29日閲覧。
  19. ^ "高松宮記念で1番人気のルガルが骨折 全治6か月以上". netkeiba (2024年4月5日). 2024年9月29日閲覧。
  20. ^ 【スプリンターズS】ルガルが好位から堂々と抜け出し待望のGI初制覇」『サンケイスポーツ』2024年9月29日。2024年9月29日閲覧。
  21. ^ 『』。2024年9月29日閲覧。
  22. ^ 【スプリンターズS】9番人気ルガルG1初制覇!秋のスプリント王に 涙の西村淳「何も覚えていない」」『スポーツニッポン』2024年9月29日。2024年9月29日閲覧。
  23. ^ "ルガル 競走成績". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年1月30日閲覧。
  24. ^ "ルガルの競走成績". netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2024年1月30日閲覧。
  25. ^ a b c "5代血統表|血統情報|ルガル|JBISサーチ(JBIS-Search)". www.jbis.or.jp. 2024年1月29日閲覧。
  26. ^ "ルガル (Lugal)の血統表 | 競走馬データ". netkeiba.com. 2024年1月29日閲覧。

外部リンク

   

国際競走指定前:
01回(1967年) オンワードヒル
02回(1968年) スズハヤテ
03回(1969年) タケシバオー
04回(1970年) タマミ
05回(1971年) ケンサチオー
06回(1972年) ノボルトウコウ
07回(1973年) キョウエイグリーン
08回(1974年) サクライワイ
09回(1975年) サクライワイ
第10回(1976年) ジャンボキング
第11回(1977年) メイワキミコ
第12回(1978年) メイワキミコ
第13回(1979年) サニーフラワー
第14回(1980年) サクラゴッド
第15回(1981年) サクラシンゲキ
第16回(1982年) ブロケード
第17回(1983年) シンウルフ
第18回(1984年) ハッピープログレス
第19回(1985年) マルタカストーム
第20回(1986年) ドウカンテスコ

第21回(1987年) キングフローリック
第22回(1988年) ダイナアクトレス
第23回(1989年) ウィニングスマイル
第24回(1990年) バンブーメモリー
第25回(1991年) ダイイチルビー
第26回(1992年) ニシノフラワー
第27回(1993年) サクラバクシンオー

国際競走指定後:
第28回(1994年) 日本の旗 サクラバクシンオー
第29回(1995年) 日本の旗 ヒシアケボノ
第30回(1996年) 日本の旗 フラワーパーク
第31回(1997年) 日本の旗 タイキシャトル
第32回(1998年) 日本の旗 マイネルラヴ
第33回(1999年) 日本の旗 ブラックホーク
第34回(2000年) 日本の旗 ダイタクヤマト
第35回(2001年) 日本の旗 トロットスター
第36回(2002年) 日本の旗 ビリーヴ
第37回(2003年) 日本の旗 デュランダル
第38回(2004年) 日本の旗 カルストンライトオ
第39回(2005年) 香港の旗 サイレントウィットネス

第40回(2006年) オーストラリアの旗 テイクオーバーターゲット
第41回(2007年) 日本の旗 アストンマーチャン
第42回(2008年) 日本の旗 スリープレスナイト
第43回(2009年) 日本の旗 ローレルゲレイロ
第44回(2010年) 香港の旗 ウルトラファンタジー
第45回(2011年) 日本の旗 カレンチャン
第46回(2012年) 日本の旗 ロードカナロア
第47回(2013年) 日本の旗 ロードカナロア
第48回(2014年) 日本の旗 スノードラゴン
第49回(2015年) 日本の旗 ストレイトガール
第50回(2016年) 日本の旗 レッドファルクス
第51回(2017年) 日本の旗 レッドファルクス
第52回(2018年) 日本の旗 ファインニードル
第53回(2019年) 日本の旗 タワーオブロンドン
第54回(2020年) 日本の旗 グランアレグリア
第55回(2021年) 日本の旗 ピクシーナイト
第56回(2022年) 日本の旗 ジャンダルム
第57回(2023年) 日本の旗 ママコチャ
第58回(2024年) 日本の旗 ルガル

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