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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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腸(ちょう、Intestines)は食物が胃で溶かされた後、その中の栄養や水分を吸収する器官。
ヒトにおける腸の構造
胃から肛門にいたる全長7〜9mの消化管である。胃に近いのほうから、小腸(十二指腸、空腸、回腸)、大腸(結腸、直腸)に大きく2つに分けられる。腸のおよそ3分の2を小腸が占める。
腸の働き
小腸では、主に栄養分が吸収する。また、食物とともに飲み込まれた空気などの気体も、ここで吸収される。
大腸では、栄養分が吸収された後の食物が運ばれ水分を吸収する。もしここに問題があると、下痢になる可能性が高くなる。蠕動運動と逆蠕動運動によって、小腸から運ばれる内容物をある一定の時間とどめておくことができ、水分を効率よく吸収できる仕組みになっている。しかし、ここに内容物がとどまる時間が長すぎると、水分の吸収が過剰になされ便秘を引き起こす。これらの運動は自律神経系に支配されており、直接には大脳の支配を受けない。
腸の病気
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