「御徒町駅」の版間の差分
2024年2月21日 (水) 20:11時点における版
御徒町駅 | |
---|---|
北口(2019年3月) 左奥はアメ横(アメリカ横丁・アメヤ横丁) | |
おかちまち Okachimachi | |
地図左から上野御徒町駅、御徒町駅 | |
所在地 | 東京都 台東区 上野五丁目27 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | オチ←ヲチ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
55,871人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)11月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■しかく京浜東北線 [* 1] |
駅番号 | JK29 |
キロ程 |
3.0 km(東京起点) 大宮から27.3 km |
◄JK30 上野 (0.6 km) (1.0 km) 秋葉原 JK28► | |
所属路線 | ■しかく山手線 [* 1] |
駅番号 | JY04 |
キロ程 | 3.0 km(東京起点) |
◄JY 05 上野 (0.6 km) (1.0 km) 秋葉原 JY 03► | |
乗換 | |
備考 | |
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御徒町駅(おかちまちえき)は、東京都 台東区 上野五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
乗入路線
乗入れている路線は、線路名称上は東北本線1路線のみであるが、当駅には電車線を走行する京浜東北線電車及び山手線電車の2系統が停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。また当駅は、特定都区市内制度における「東京都区内」及び「東京山手線内」に属している。
駅番号は、京浜東北線がJK 29、山手線がJY 04である。
歴史
- 1925年(大正14年)11月1日:鉄道省 東北本線(電車線)の駅として開設[3] 。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
- 1958年(昭和33年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本に移管[3] 。
- 1988年(昭和63年)3月13日:京浜東北線快速運転開始に伴い、日中は京浜東北線が通過するようになる(繁忙期となる年末年始には快速運転中止・全列車各停となる特別ダイヤが設定され、当駅にも全列車が停車する)。
- 1990年(平成2年)
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」利用開始[広報 1] 。
- 2014年(平成26年)5月10日:2・3番線(山手線ホーム)でホームドアの使用を開始。
- 2015年(平成27年)3月14日:この日のダイヤ改正に伴い、土曜・休日ダイヤに限り京浜東北線快速が停車するようになる[6] 。
- 2018年(平成30年)12月12日:1・4番線(京浜東北線ホーム)でホームドアの使用開始[7] 。
- 2020年(令和2年)3月1日:業務委託駅化[1] 。
- 2021年(令和3年)10月31日:みどりの窓口の営業終了[8] [9] 。
駅名の由来
開業当時の町名(御徒町、仲御徒町)から[10] 。1964年(昭和39年)の住居表示実施により、現行町名としては存在していない。由来については「御徒町」を参照のこと。
駅構造
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している上野駅管理の業務委託駅 [1] 。島式ホーム2面4線を有する高架駅である[11] 。出口は北口と南口の2か所がある。南口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の時間帯はインターホンによる対応となる[2] 。
1番線の東側には、中距離電車が上野東京ライン及び回送に使用する3本の線路があり、当駅付近で進行目的の線路[注 1] に転線するポイントが設置されているため、上野東京ラインは当駅には停車しないものの低速で走行する。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | JK 京浜東北線 | 南行 | 秋葉原・東京・品川・横浜方面 |
2 | JY 山手線 | 外回り | 秋葉原・東京・品川・目黒方面 |
3 | 内回り | 上野・田端・池袋方面 | |
4 | JK 京浜東北線 | 北行 | 上野・田端・大宮方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
バリアフリー設備
-
北口改札(2019年3月)
-
南口改札(2021年6月)
-
1・2番線ホーム(2021年6月)
-
3・4番線ホーム(2021年6月)
利用状況
2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は55,871人である。JR東日本管内の駅では橋本駅に次いで第67位。1993年度をピークに減少傾向にある。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1989年(平成元年) | 88,547 | [* 1] |
1990年(平成02年) | 91,104 | [* 2] |
1991年(平成03年) | 93,424 | [* 3] |
1992年(平成04年) | 93,995 | [* 4] |
1993年(平成05年) | 94,271 | [* 5] |
1994年(平成06年) | 90,375 | [* 6] |
1995年(平成07年) | 88,634 | [* 7] |
1996年(平成08年) | 87,553 | [* 8] |
1997年(平成09年) | 83,792 | [* 9] |
1998年(平成10年) | 81,616 | [* 10] |
1999年(平成11年) | [JR 1] 80,752 | [* 11] |
2000年(平成12年) | [JR 2] 79,539 | [* 12] |
2001年(平成13年) | [JR 3] 80,822 | [* 13] |
2002年(平成14年) | [JR 4] 80,253 | [* 14] |
2003年(平成15年) | [JR 5] 79,824 | [* 15] |
2004年(平成16年) | [JR 6] 78,208 | [* 16] |
2005年(平成17年) | [JR 7] 77,011 | [* 17] |
2006年(平成18年) | [JR 8] 76,294 | [* 18] |
2007年(平成19年) | [JR 9] 75,733 | [* 19] |
2008年(平成20年) | [JR 10] 74,094 | [* 20] |
2009年(平成21年) | [JR 11] 71,934 | [* 21] |
2010年(平成22年) | [JR 12] 69,565 | [* 22] |
2011年(平成23年) | [JR 13] 68,402 | [* 23] |
2012年(平成24年) | [JR 14] 67,737 | [* 24] |
2013年(平成25年) | [JR 15] 67,593 | [* 25] |
2014年(平成26年) | [JR 16] 67,502 | [* 26] |
2015年(平成27年) | [JR 17] 66,804 | [* 27] |
2016年(平成28年) | [JR 18] 66,975 | [* 28] |
2017年(平成29年) | [JR 19] 68,750 | [* 29] |
2018年(平成30年) | [JR 20] 70,537 | [* 30] |
2019年(令和元年) | [JR 21] 69,666 | [* 31] |
2020年(令和02年) | [JR 22] 48,245 | |
2021年(令和03年) | [JR 23] 49,721 | |
2022年(令和04年) | [JR 24] 55,871 |
駅周辺
駅のすぐ北側を春日通りが東西に通っている。
- 北口 - 下谷摩利支天、湯島天満宮、台東区役所上野地区センター、上野恩賜公園、不忍池、下町風俗資料館、旧岩崎邸庭園、鈴本演芸場、松坂屋上野店、吉池、多慶屋、アメヤ横丁、サツドラ上野御徒町店
- 南口 - 松坂屋上野店、上野三郵便局、仲御徒町郵便局、上野黒門郵便局
- 松坂屋上野店は、北口を出て湯島天満宮方面に向かって左側にメインの出入口がある。
- アメヤ横丁は、北口を出て上野方向すぐ。
- 昭和通りを挟んで駅から東側は貴金属、宝石 問屋街となっている(ジュエリータウンおかちまち)。
- 末広町駅(東京メトロ銀座線)まで徒歩10分で行けるため、秋葉原北端地域への最寄り駅の一つである。
当駅至近にA6・A7出入口があり、以下の路線への乗換が可能である。但し、車内での放送・表示では都営大江戸線のみ案内されている(銀座線・日比谷線共に上野駅での乗換が至近のため)。
南口の松坂屋パークプレイス24正面には、2012年(平成24年)秋から「パンダ広場」という駅前広場があり、待ち合わせスポットの他、季節により音楽などのイベントも催される。その地下には自転車駐輪場がある。秋葉原駅までのガード下には「2k540 AKI-OKA ARTISAN」(ジェイアール東日本都市開発が運営する高架下商業施設)が2010年12月より開業している。
御徒町の沿革
駅周辺には宝石・貴金属店が多く見られるが、1955年(昭和30年)頃まではむしろ東上野一丁目に多く集まっていた。当駅前は戦災で焼けて空き地が多く、上野駅にも近いと言う立地を活かして、同年11月21日に時計関係の問屋有志12社で「仲御徒町問屋連盟」が結成された。1975年(昭和50年)以降、クオーツ時計が広まるに連れ、駅の南側近辺において時計バンド卸商や時計修理店がそれまで副業的に取扱っていたジュエリーに業種転換を図るようになる。宝石消費増大と、それに対応する供給サイド増大が上手く嚙み合って、業者数も増えて行った。
街作りと共同セール開催を目的として、1987年(昭和62年)9月、上野三丁目と五丁目のジュエリー業者159社が集まって「ジュエリータウンおかちまち」(略称・JTO)が設立された。1989年(平成元年)頃には御徒町地区だけで1,000社以上もあると言われていたが、過当競争と景気低迷で数が次第に減り、2000年代に入ってからは半分程度になったと言われ、インド人業者の進出が目覚ましい。
その他、かつて御徒町周辺に多く見られた業者に自転車組み立て業があったが、2000年代では殆ど存在していない。その代わりにゴルフ道具、スニーカー、化粧品、そしてメガネなどを取扱う業種進出がアメ横商店街を中心に目立つようになった。また、ガード下や駅周辺に居酒屋が増え、昭和通り沿いには飲食店が増えている。
バス路線
運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|
御徒町駅前 | ||
都営バス | 都02:大塚駅前・窪町小学校 / 錦糸町駅前 | |
上野広小路(上野御徒町駅前) | ||
都営バス | 「上69」は中央通り上、それ以外の系統は春日通り上にバス停が設置 | |
上野松坂屋前(上野御徒町駅前) | ||
都営バス |
| |
日の丸自動車興業 | スカイホップ(レッドコース)ルート周遊観光バス:秋葉原・日本橋・東京丸の内方面 | 中央通り上にバス停が設置 |
文京区コミュニティバス 「Bーぐる」 |
本郷・湯島ルート:菊坂通り・春日一丁目 | ローソン上野一丁目店前にバス停が設置 |
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ a b c "2019年度営業関係施策(その2)". 東日本ユニオン東京地本. 2019年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ a b c "駅の情報(御徒町駅):JR東日本". 東日本旅客鉄道. 2023年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月10日閲覧。
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、388頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「御徒町駅に南口を開設」『交通新聞』交通協力会、1958年7月1日、1面。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '91年版』ジェー・アール・アール、1991年8月1日、192頁。ISBN 4-88283-112-0。
- ^ 『2015年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2014年12月19日、10頁。オリジナルの2020年3月6日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20200306131751/https://www.jreast.co.jp/press/2014/20141222.pdf 。2020年4月22日閲覧。
- ^ 『2018年度中に稼働予定のホームドア設置駅について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道東京支社、2018年3月27日。オリジナルの2019年6月5日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20190605233618/https://www.jreast.co.jp/press/2017/tokyo/20180327_t01.pdf 。2020年4月22日閲覧。
- ^ "駅の情報(御徒町駅):JR東日本". 東日本旅客鉄道. 2021年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月2日閲覧。
- ^ "「2021年度営業関係施策(その1)」について提案を受ける!!" (PDF). JTSU-E 東京地本 (2021年6月9日). 2021年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
- ^ 浅井建爾『駅名・地名 不一致の事典』(初版)東京堂出版、2016年8月30日、47頁。ISBN 978-4490108804。
- ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 05号 上野駅・日光駅・下館駅ほか92駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月9日、21頁。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
- ^ "Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)" (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成元年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(御徒町駅):JR東日本
- ジュエリータウンおかちまち
- 『東京市街高架線東京上野間建設概要 : 東京市街高架線路平面図付』 - 国立国会図書館デジタルコレクション