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'''株式会社駒井ハルテック'''(こまいハルテック、{{Lang-en-short|''KOMAIHALTEC Inc.''}})は、[[大阪市]][[西区 (大阪市)|西区]]に本店を置き、本社を[[東京都]][[台東区]]に置く[[橋|橋梁]]メーカー。
'''株式会社駒井ハルテック'''(こまいハルテック、{{Lang-en-short|''KOMAIHALTEC Inc.''}})は、[[大阪市]][[西区 (大阪市)|西区]]に本店を置き、本社を[[東京都]][[台東区]]に置く[[橋|橋梁]](追記) ・[[鉄骨構造|鉄骨]]等鋼構造物 (追記ここまで)メーカー(追記) である。鋼構造物製造の他、[[風力発電機]]の開発・製造・設置等の環境事業も実施している (追記ここまで)


==概要==
==概要==
ともに[[大阪市]]を発祥とする鋼構造物メーカーの駒井鉄工株式会社と株式会社ハルテックが、[[2010年]]に合併して発足した。[[橋|橋梁]]の製作・架設、鋼構造建築物の部材製作・設置、船舶部材の製作、[[風力発電機]]の開発・製造・設置等を主要事業としている。
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==沿革==
==沿革==
=== 駒井鉄工 ===
=== 駒井鉄工 ===
[[1883年]]([[明治]]16年)に駒井喜兵衛が大阪市[[東区 (大阪市)|東区]][[高麗橋]]において建築金物業駒井喜商店を開業したのが創業であり、[[1919年]]([[大正]]8年)には大阪市[[大正区]]泉尾浜通に合資会社駒井鐵工所を設立、本格的な[[鉄骨]]工事の設計・製作を行い、その後橋梁部門への進出を図り現在に至る。
[[1883年]]([[明治]]16年)に駒井喜兵衛が大阪市[[東区 (大阪市)|東区]][[高麗橋]]において建築金物業駒井喜商店を開業したのが創業であり、[[1919年]]([[大正]]8年)には大阪市[[大正区]]泉尾浜通に合資会社駒井鐵工所を設立、本格的な[[鉄骨]]工事の設計・製作を行い、その後橋梁部門への進出を図り現在に至る。
* [[1943年]]([[昭和]]18年)4月 - 株式会社(削除) ''' (削除ここまで)駒井鐵工所'''を設立(資本金60万円)。
* [[1943年]]([[昭和]]18年)4月 - (追記) ''' (追記ここまで)株式会社駒井鐵工所'''を設立(資本金60万円)。
* [[1958年]](昭和33年)11月 - 大阪店頭市場に株式を公開。
* [[1958年]](昭和33年)11月 - 大阪店頭市場に株式を公開。
* [[1961年]](昭和36年)8月 - [[大阪証券取引所]]市場第二部に上場。
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* [[1987年]](昭和62年)4月 - 大阪市港区[[磯路]]へ本店を移転。
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* [[1988年]](昭和63年)6月 - 東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定替え。
* [[1988年]](昭和63年)6月 - 東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定替え。
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* [[2001年]](平成13年)
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** 9月 - [[千葉県]][[松戸市]]松飛台にテクニカルセンターを開設。
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=== 春本鉄工 ===
=== 春本鉄工 ===
[[1921年]](大正10年)に春本利作が大阪市[[此花区]]海老江町にて建築金物加工業を創業し、[[1923年]](大正12年)大阪市此花区上島町にて鉄骨、橋梁、鉄塔及び鉄構物等、主として建設材料を製作したのがはじまりである。
[[1921年]](大正10年)に春本利作が大阪市[[此花区]]海老江町にて建築金物加工業を創業し、[[1923年]](大正12年)大阪市此花区上島町にて鉄骨、橋梁、鉄塔及び鉄構物等、主として建設材料を製作したのがはじまりである。
* [[1941年]](昭和16年) - 株式会社春本組設立。
* [[1941年]](昭和16年) - (追記) ''' (追記ここまで)株式会社春本組(追記) ''' (追記ここまで)設立。
* [[1951年]](昭和26年) - 株式会社春本鐵工所に社名変更。
* [[1951年]](昭和26年) - (追記) ''' (追記ここまで)株式会社春本鐵工所(追記) ''' (追記ここまで)に社名変更。
* [[1961年]](昭和36年) - 大阪証券取引所市場第二部に上場。
* [[1961年]](昭和36年) - 大阪証券取引所市場第二部に上場。
* [[1991年]](平成3年) - 本社を東京に移転し、大阪を本店に組織変更。
* [[1991年]](平成3年) - 本社を東京に移転し、大阪を本店に組織変更。
* [[1996年]](平成8年) - 株式会社春本鐵工に社名変更。大阪証券取引所市場第一部に上場。
* [[1996年]](平成8年) - (追記) ''' (追記ここまで)株式会社春本鐵工(追記) ''' (追記ここまで)に社名変更。大阪証券取引所市場第一部に上場。
* [[2000年]](平成12年) - 東京証券取引所市場第一部に上場。
* [[2000年]](平成12年) - 東京証券取引所市場第一部に上場。
* [[2001年]](平成13年) - 株式会社(削除) [[ (削除ここまで)ハルテック]]に社名変更。
* [[2001年]](平成13年) - (追記) '''[[ハルテック| (追記ここまで)株式会社ハルテック]](追記) ''' (追記ここまで)に社名変更。


=== 駒井ハルテック ===
=== 駒井ハルテック ===
* [[2010年]](平成22年)
* [[2010年]](平成22年)
** 5月 - 駒井鉄工株式会社と株式会社ハルテックが合併契約を締結。
** 5月 - 駒井鉄工株式会社と株式会社ハルテックが合併契約を締結。
** 10月 - 駒井鉄工株式会社を存続会社とし、株式会社ハルテックと合併し、会社名を「株式会社駒井ハルテック」に変更し、和歌山工場、大阪支店、和歌山営業所を継承。
** 10月 - 駒井鉄工株式会社を存続会社とし、株式会社ハルテックと合併し、会社名を「(追記) ''' (追記ここまで)株式会社駒井ハルテック(追記) ''' (追記ここまで)」に変更し、和歌山工場、大阪支店、和歌山営業所を継承。
* [[2012年]](平成24年)10月29日 - 本店を大阪市西区[[立売堀]]に移転
* [[2012年]](平成24年)10月29日 - 本店を大阪市西区[[立売堀]]に移転
* [[2019年]] (平成31年)2月20日 - 2017年に和歌山工場で社員が溶接作業中の事故で死亡したのは安全配慮義務を怠ったからだとして、遺族が上司らを相手取り損害賠償を求める訴訟を起こす。
* [[2019年]] (平成31年)2月20日 - 2017年に和歌山工場で社員が溶接作業中の事故で死亡したのは安全配慮義務を怠ったからだとして、遺族が上司らを相手取り損害賠償を求める訴訟を起こす。

== 主要事業 ==
=== 橋梁事業 ===
鋼橋の設計・橋梁製作・架設を行う<ref>株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「[https://www.komaihaltec.co.jp/bridge/ 橋梁事業]」(2023年6月6日閲覧)</ref>。[[南備讃瀬戸大橋]]、[[レインボーブリッジ]]等の施工実績がある。

=== 鉄骨・鉄構事業 ===
高層建築等の鋼構造建築物の柱や梁等の鉄骨部材の製作・組立・設置を行う他、船舶のハッチカバーやランプドア等の大規模部材の製作を行う<ref>株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「[https://www.komaihaltec.co.jp/steel/ 鉄骨・鉄構事業]」(2023年6月6日閲覧)</ref>。

=== 環境事業 ===
[[風力発電機]]の開発・製作・設置・メンテナンス事業及び、[[太陽光発電]]設備の施工を行う<ref>株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「[https://www.komaihaltec.co.jp/env/ 環境事業]」(2023年6月6日閲覧)</ref>。駒井ハルテックは、[[2023年]]時点では数少ない日本国内の風力発電機メーカーとなっており、洋上風力発電の需要への対応も視野に、風力発電事業の強化を進めている<ref>2023年3月2日付建設通信新聞「風力発電事業強化へ改革/洋上風力の需要拡大に対応/駒井ハルテックの富津工場」</ref>。
==== 風力発電機KWT300 ====
主力製品である定格出力300kWの中型風力発電機。駒井鉄工が2000年代中期に開発した<ref name="economist090818">井元康一郎 「The Story of エコ・テク 第7回 駒井鉄工」(『[[エコノミスト (日本の雑誌)|エコノミスト』2009年8月18日号 pp.74-75)</ref>。他の風力発電機メーカーの製品の多くが2MW級以上に大型化する中で、発電可能な下限の風速や定格出力発揮の下限の風速が他社発電機より低く、設置場所の風速範囲条件が緩和されるという利点があり、大型機とは異なる需要に対応する製品となった<ref name="economist090818"/>。高い耐風性能や、設置の容易さ(60t級クレーンで設置が可能)、系統接続時の系統への負担の少なさ等の特色も有し<ref name="economist090818"/><ref>株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「環境事業 - [https://www.komaihaltec.co.jp/env/wind/kwt300.html 製品紹介]」(2023年6月6日閲覧)</ref>、気象条件の厳しい場所や、離島等の施工条件の厳しい場所、施設内や公園内等の設置環境の厳しい場所等向けに、改良を重ねながら駒井ハルテック発足後も継続して導入されている<ref>株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「環境事業 - [https://www.komaihaltec.co.jp/env/wind/results/ 導入事例]」(2023年6月6日閲覧)</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
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[[Category:日本の金属製品メーカー]]
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[[Category:東証プライム上場企業]]
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[[Category:1961年上場の企業]]
[[Category:1961年上場の企業]]

2023年6月6日 (火) 10:36時点における版

株式会社駒井ハルテック
KOMAIHALTEC Inc.
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社 [1]
市場情報
東証プライム 5915
1984年8月7日上場
本社所在地 日本の旗 日本
110‐8547
東京都 台東区 上野1丁目19番10号
本店所在地 550-0012
大阪市 西区 立売堀4丁目2番21号
設立 1943年(昭和18年)4月30日
(株式会社駒井鐵工所)
業種 金属製品
法人番号 2120001028927 ウィキデータを編集
事業内容 橋梁、鉄骨、その他鋼構造物の設計、製作、建設、診断、補修
土木・建築工事の設計・請負
風力発電機による売電事業
代表者 代表取締役 社長 田中進
代表取締役専務兼専務執行役員 中村貴任
資本金 66億190万円
発行済株式総数 49,727,091株
売上高 連結:364億68百万円
単体:332億99百万円
営業利益 連結:10億95百万円
単体:10億25百万円
純利益 連結:10億12百万円
単体:9億37百万円
純資産 連結:280億62百万円
単体:276億66百万円
総資産 連結:560億68百万円
単体:541億84百万円
従業員数 連結:544人
単体:466人(注記)1
決算期 3月31日
主要株主 株式会社三井住友銀行 4.36%
エムエム建材 3.91%
日本生命相互会社 3.47%
JFEスチール 3.46%
主要子会社 東北鉄骨橋梁株式会社 100%
株式会社駒井ハルテック大阪工場 100%
株式会社プロバンス 100%
株式会社シップス 100%
外部リンク https://www.komaihaltec.co.jp/
特記事項:経営指標は 2017年3月 第88期 有価証券報告書
(注記)1従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)であり、臨時雇用者数は含まれない。
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株式会社駒井ハルテック(こまいハルテック、: KOMAIHALTEC Inc.)は、大阪市 西区に本店を置き、本社を東京都 台東区に置く橋梁鉄骨等鋼構造物メーカーである。鋼構造物製造の他、風力発電機の開発・製造・設置等の環境事業も実施している。

概要

ともに大阪市を発祥とする鋼構造物メーカーの駒井鉄工株式会社と株式会社ハルテックが、2010年に合併して発足した。橋梁の製作・架設、鋼構造建築物の部材製作・設置、船舶部材の製作、風力発電機の開発・製造・設置等を主要事業としている。

沿革

駒井鉄工

1883年(明治16年)に駒井喜兵衛が大阪市東区 高麗橋において建築金物業駒井喜商店を開業したのが創業であり、1919年(大正8年)には大阪市大正区泉尾浜通に合資会社駒井鐵工所を設立、本格的な鉄骨工事の設計・製作を行い、その後橋梁部門への進出を図り現在に至る。

  • 1943年(昭和18年)4月 - 株式会社駒井鐵工所を設立(資本金60万円)。
  • 1958年(昭和33年)11月 - 大阪店頭市場に株式を公開。
  • 1961年(昭和36年)8月 - 大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1966年(昭和41年)4月 - 大阪市港区 福崎へ本社を移転。
  • 1975年(昭和50年)8月 - 大阪港工場内に駒井建設工事株式会社を設立(後に商号を駒井エンジニアリング株式会社に変更)を設立。
  • 1976年(昭和51年)12月 - 大阪港工場内に株式会社駒井建機製作所(後に商号を株式会社駒井テクノスに変更)。
  • 1978年(昭和53年)
    • 5月 - 東京松戸工場内に駒井殖産株式会社(株式会社シップスに社名変更、現連結子会社)を設立。
    • 11月 - 大阪市西区西本町へ本社を移転
  • 1979年(昭和54年)7月 - 仙台市に東北鉄骨橋梁株式会社(現連結子会社)を設立
  • 1980年(昭和55年)11月 - 東京支社を東京本社に昇格。
  • 1984年(昭和59年)
    • 8月 - 東京証券取引所市場第二部に上場。
    • 11月 - 本社を本店に、東京本社を本社に改称。
  • 1987年(昭和62年)4月 - 大阪市港区磯路へ本店を移転。
  • 1988年(昭和63年)6月 - 東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定替え。
  • 1989年(平成元年)4月 - 商号駒井鉄工株式会社に変更。
  • 2001年(平成13年)
    • 9月 - 千葉県 松戸市松飛台にテクニカルセンターを開設。
    • 10月 - 株式会社九州駒井鉄工所を吸収合併(2001年(平成13年)12月廃止)。
  • 2003年(平成15年)
    • 10月 - 大阪工場を大阪事業所と改め、事業所内に株式会社駒井鉄工大阪工場(後に商号を株式会社駒井ハルテック大阪工場に変更、現連結子会社)を設立。
    • 11月 - テクニカルセンター内に株式会社プロバンス(現連結子会社)を設立。
  • 2004年(平成16年)10月 - 株式会社駒井テクノスを吸収合併
  • 2008年(平成20年)4月 - 駒井エンジニアリング株式会社を吸収合併。

春本鉄工

1921年(大正10年)に春本利作が大阪市此花区海老江町にて建築金物加工業を創業し、1923年(大正12年)大阪市此花区上島町にて鉄骨、橋梁、鉄塔及び鉄構物等、主として建設材料を製作したのがはじまりである。

  • 1941年(昭和16年) - 株式会社春本組設立。
  • 1951年(昭和26年) - 株式会社春本鐵工所に社名変更。
  • 1961年(昭和36年) - 大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1991年(平成3年) - 本社を東京に移転し、大阪を本店に組織変更。
  • 1996年(平成8年) - 株式会社春本鐵工に社名変更。大阪証券取引所市場第一部に上場。
  • 2000年(平成12年) - 東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2001年(平成13年) - 株式会社ハルテック に社名変更。

駒井ハルテック

  • 2010年(平成22年)
    • 5月 - 駒井鉄工株式会社と株式会社ハルテックが合併契約を締結。
    • 10月 - 駒井鉄工株式会社を存続会社とし、株式会社ハルテックと合併し、会社名を「株式会社駒井ハルテック」に変更し、和歌山工場、大阪支店、和歌山営業所を継承。
  • 2012年(平成24年)10月29日 - 本店を大阪市西区立売堀に移転
  • 2019年 (平成31年)2月20日 - 2017年に和歌山工場で社員が溶接作業中の事故で死亡したのは安全配慮義務を怠ったからだとして、遺族が上司らを相手取り損害賠償を求める訴訟を起こす。

主要事業

橋梁事業

鋼橋の設計・橋梁製作・架設を行う[2] 南備讃瀬戸大橋レインボーブリッジ等の施工実績がある。

鉄骨・鉄構事業

高層建築等の鋼構造建築物の柱や梁等の鉄骨部材の製作・組立・設置を行う他、船舶のハッチカバーやランプドア等の大規模部材の製作を行う[3]

環境事業

風力発電機の開発・製作・設置・メンテナンス事業及び、太陽光発電設備の施工を行う[4] 。駒井ハルテックは、2023年時点では数少ない日本国内の風力発電機メーカーとなっており、洋上風力発電の需要への対応も視野に、風力発電事業の強化を進めている[5]

風力発電機KWT300

主力製品である定格出力300kWの中型風力発電機。駒井鉄工が2000年代中期に開発した[6] 。他の風力発電機メーカーの製品の多くが2MW級以上に大型化する中で、発電可能な下限の風速や定格出力発揮の下限の風速が他社発電機より低く、設置場所の風速範囲条件が緩和されるという利点があり、大型機とは異なる需要に対応する製品となった[6] 。高い耐風性能や、設置の容易さ(60t級クレーンで設置が可能)、系統接続時の系統への負担の少なさ等の特色も有し[6] [7] 、気象条件の厳しい場所や、離島等の施工条件の厳しい場所、施設内や公園内等の設置環境の厳しい場所等向けに、改良を重ねながら駒井ハルテック発足後も継続して導入されている[8]

脚注

  1. ^ 組織図 - 株式会社駒井ハルテック
  2. ^ 株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「橋梁事業」(2023年6月6日閲覧)
  3. ^ 株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「鉄骨・鉄構事業」(2023年6月6日閲覧)
  4. ^ 株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「環境事業」(2023年6月6日閲覧)
  5. ^ 2023年3月2日付建設通信新聞「風力発電事業強化へ改革/洋上風力の需要拡大に対応/駒井ハルテックの富津工場」
  6. ^ a b c 井元康一郎 「The Story of エコ・テク 第7回 駒井鉄工」(『[[エコノミスト (日本の雑誌)|エコノミスト』2009年8月18日号 pp.74-75)
  7. ^ 株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「環境事業 - 製品紹介」(2023年6月6日閲覧)
  8. ^ 株式会社駒井ハルテック公式サイト掲載「環境事業 - 導入事例」(2023年6月6日閲覧)

関連項目

外部リンク

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