「厚木市」の版間の差分
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2006年8月17日 (木) 17:41時点における版
あつぎし ウィキデータを編集 厚木市 | |
---|---|
国 | 日本の旗 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 神奈川県 |
市町村コード | 14212-3 |
法人番号 | 5000020142123 ウィキデータを編集 |
面積 |
93.83km2 |
総人口 |
223,790人 [編集] (推計人口、2024年8月1日) |
人口密度 | 2,385人/km2 |
隣接自治体 |
伊勢原市、海老名市、相模原市、 座間市、秦野市、平塚市、 愛川町、寒川町、清川村 |
市の木 | モミジ |
市の花 | サツキ |
市の日 | 2月1日 |
厚木市役所 | |
市長 | 山口貴裕 |
所在地 |
〒243-8511 神奈川県厚木市中町三丁目17番17号 |
外部リンク | 厚木市 |
厚木市の位置 | |
特記事項 |
世帯数:91,115世帯(2005年7月1日) 外国人登録者数:4,331人(2002年12月31日) |
ウィキプロジェクト |
厚木市(あつぎし)は、神奈川県のほぼ中央に位置する市。首都圏の業務核都市に位置づけられる。 工業・住宅において、東京・横浜の衛星都市として知られる一方、多くの山間部や農業地帯を抱えている。大山方面登山への入口となっている他、市内には温泉も湧いている。 一時は、県央の中心都市として繁栄したが、最近では大型店舗や大学の相次ぐ撤退で、市内の産業空洞化が問題となっている。
地理
厚木市は神奈川県のほぼ中央にあり、東京・横浜からそれぞれ直線距離約60km、30kmに位置している。東京都心までは電車で約45分から1時間半前後。
山中湖を源とする相模川のつくる相模平野の北端に位置し、西の丹沢山地と、そこから南東に開けた相模川西岸の平野部とにまたがる。 海老名市、座間市、相模原市との境界を流れる相模川に、東丹沢山地を源とする中津川・小鮎川が市の北部で合流し、市の南部では玉川が合流している。そのため、河川による侵食地形が複数形成され、市南西部から北東部に向かう間に、台地と侵食盆地が交互にあらわれる。市の北東界では、依知台地が終端から相模川を挟んで向かい側の相模原台地が望める。 相模川は当市付近で中流地形から下流地形に移行し、河口へ向けて沖積平野を形成する。流路に沿って自然堤防が発達しており、厚木町旧市街地や岡田の旧集落がその上に立地している。
古来この地域は交通の要衝として知られ、津久井-平塚間の中間交易や、大山街道中途の大山参りの宿場町として発展した経緯が知られている。その為、元来中卸業者が多く、かつての旧厚木町市街地域には問屋街が形成されていた。現在は消滅してしまったが、水運も盛んで相模川を利用した河川交通の要衝でもあった。また、相模原から大山や平塚へ至る、相武鉄道計画線の主要経由地であったともいわれている。 現在でも東名高速道路、小田原厚木道路、国道129号、国道246号、国道412号の交点であり県央地域の物流拠点となっているが、そのことが屡々渋滞の原因になっている。また、129、246の両国道が合流したバイパスは市中心部商業地域(旧厚木町)とその他の西部地域とを分断する形で存在し、商業地域の拡大を妨げていると言われている。
大学、短期大学が多い街であり、小田急・小田原線沿線にある大学・短期大学の学生が集まる街でもある。小田急電鉄の特急ロマンスカー(座席指定制の有料特急)の大体が停車する。隣接する平塚市同様、路線バス(神奈川中央交通)・マイカーで移動する街である。
厚木基地は大和市・綾瀬市にある。また、東証1部上場のアツギは厚木市に拠点はなく、隣接する海老名市に拠点をおく。
1980年代の一時期、厚木市内を走る「厚木都市モノレール構想」というのがあったがバブル経済破壊によってその構想は中止されたという。実際にその構想の本が厚木市立中央図書館にある。
地形
隣接する自治体
歴史
- 中世、当市域から愛川町南東部にかけて毛利荘が置かれた。鎌倉幕府の政所初代別当(長官)となった大江広元の所領となり、四男の季光が毛利氏を名乗る。鎌倉時代末期から南北朝時代初期にかけて毛利氏は本拠地を安芸国 高田郡に移し,戦国大名・近世大名に成長する。
- 江戸時代、当市域は幕府領(天領)・旗本支配地・藩領に細分された。時期が下るにつれて支配関係はより錯綜したものとなり、幕末の段階では市域内に存在した村のほとんどが複数の領主により支配される相給となっていた。
- 江戸時代後期、厚木村が下野 烏山藩(大久保氏)の支配となり、相模国内の同藩飛地領を支配する役所が置かれる(厚木陣屋)。また、相模小田原藩(大久保氏)支藩の陣屋が中荻野村に置かれていた(荻野山中藩・大久保氏)。さらに幕末の段階で下総 佐倉藩堀田氏、武蔵 金沢藩(のち六浦藩)米倉氏、相模小田原藩が現市域内に領地を持っていた。
- 1868年 徳川氏の駿府入封により荻野山中藩が支配していた駿河国内の領地の代替地として当市域内の旧幕府領・旗本支配地の多くが同藩領となる。
- 1867年(慶応3年)当時の支配は以下の通り(村名の後の○しろまるは他の領主との相給であることを示す)。
- 下野烏山藩: 厚木村、林村○しろまる、下川入村○しろまる、飯山村○しろまる、温水村○しろまる、岡田村(うち下岡田村、上岡田村)、上荻野村
- 下総佐倉藩: 長谷村○しろまる、船子村○しろまる、上落合村○しろまる
- 武蔵金沢藩: 下津古久村○しろまる
- 相模小田原藩: 小野村○しろまる、戸田村○しろまる、下津古久村○しろまる
- 相模荻野山中藩: 中荻野村、下荻野村、三田村、妻田村
- 幕府領・旗本支配地: ※(注記)林村○しろまる、※(注記)下川入村○しろまる、※(注記)及川村○しろまる、※(注記)棚沢村○しろまる、飯山村○しろまる、※(注記)上古沢村○しろまる、※(注記)下古沢村、七沢村○しろまる、小野村○しろまる、岡津古久村○しろまる、※(注記)温水村○しろまる、長谷村○しろまる、※(注記)愛名村○しろまる、※(注記)愛甲村○しろまる、※(注記)恩名村○しろまる、※(注記)船子村○しろまる、※(注記)戸室村○しろまる、※(注記)山際村○しろまる、※(注記)上依知村○しろまる、中依知村○しろまる、下依知村○しろまる、金田村、※(注記)関口村○しろまる、※(注記)猿ヶ島村○しろまる、戸田村○しろまる、長沼村○しろまる、酒井村○しろまる、上落合村○しろまる、岡田村○しろまる、下津古久村○しろまる (※(注記)は1868年に荻野山中藩領となった村)
- 1868年 旧旗本支配地が神奈川県に属する。
- 1871年 7月 廃藩置県により旧荻野山中藩領が荻野山中県となり、中荻野村の旧陣屋が同県の県庁とされる。また旧烏山藩領は烏山県、旧佐倉藩領は佐倉県、旧六浦藩領が六浦県となる。
- 1871年11月 荻野山中県、烏山県、佐倉県、六浦県および神奈川県から足柄県に統合される。
- 1876年 4月 足柄県から神奈川県となる。
行政
- 市長
- 山口巖雄(やまぐち・いわお)
- 任期満了日:2007年2月22日
行政区域の変遷
- 1889年4月1日 厚木町制施行、愛甲郡役所が置かれる。依知(えち)村(山際村+中依知村+上依知村+下依知村+金田村+関口村+猿ヶ島村)・荻野村(上荻野村+中荻野村+下荻野村)・三田(さんだ)村・棚沢村・下川入村・妻田村・及川村・林村・小鮎村(飯山村+上古沢村+下古沢村)・玉川村(七沢村+小野村+岡津古久村)・南毛利村(温水村+長谷村+愛名村+愛甲村+恩名村+船子村+戸室村)が発足
- 1946年 6月1日 荻野村・三田村・棚沢村・下川入村・妻田村・及川村・林村が合併、睦合(むつあい)村に
- 1955年 2月1日 厚木町・睦合村・小鮎村・玉川村・南毛利村の1町4村が合併、市制施行して厚木市発足。
- 1955年7月8日 依知村、中郡相川村を合併する。
- 1956年 9月30日 - 荻野村を合併する。
歴代首長
行政機構
- 市町村職員数 2,058人(2003年4月1日)
財政
- 当初予算規模(2004年度)
- 795.31億円(一般会計)
- 490.99億円(特別会計)
国の行政機関
都道府県の行政機関
立法
- 市議会議長
- 髙橋徹也(たかはし・てつや)
- 選出日:2003年8月8日
- 市議会議員数 : 28
- 任期満了日:2007年7月31日
経済
産業
交通の要衝として、また首都圏に近いことから研究開発、流通およびサービス業などの企業が集積している。しかし近年、大型店舗や大学の相次ぐ撤退で、市内の産業空洞化が問題となっている。2005年には「企業等の誘致に関する条例」を施行し、新たな企業誘致につとめている。
産業人口
(産業分類別就業者数。単位、人。カッコ内は構成比。2000年国勢調査報告より。)
- 第1次産業 1,898 (1.7%)
- 第2次産業 33,559 (30.2%)
- 第3次産業 74,668 (67.2%)
市内にある主要企業
工業
商業
特産品
- とん漬
- 鮎製品
姉妹都市・提携都市
国内
海外
- 友好都市
地域
健康と福祉
- 平均年齢
教育
学校教育
市内の小学校
- 相川小学校
- 愛甲小学校
- 厚木小学校
- 厚木第二小学校
- 飯山小学校
- 依知小学校
- 依知南小学校
- 荻野小学校
- 上依知小学校
- 上荻野小学校
- 北小学校
- 小鮎小学校
- 三田小学校
- 清水小学校
- 玉川小学校
- 妻田小学校
- 戸田小学校
- 鳶尾小学校
- 戸室小学校
- 南毛利小学校
- 緑ケ丘小学校
- 毛利台小学校
- 森の里小学校
市内の中学校
- 厚木中学校
- 依知中学校
- 玉川中学校
- 東名中学校
- 南毛利中学校
- 藤塚中学校
- 睦合中学校
- 睦合東中学校
- 林中学校
- 森の里中学校
- 荻野中学校
- 小鮎中学校
- 相川中学校
市内の高等学校
- 神奈川県立厚木北高等学校
- 神奈川県立厚木西高等学校
- 神奈川県立厚木東高等学校
- 神奈川県立厚木商業高等学校
- 神奈川県立厚木清南高等学校
- 神奈川県立厚木高等学校
- 厚木中央高等学校
短期大学
- 湘北短期大学(ソニー学園、ソニーが設立)
- 昭和音楽大学短期大学部
大学
- 神奈川工科大学(旧名幾徳工業大学)- マルハ(旧大洋漁業)が設立
- 松蔭大学
- 湘北短期大学
- 昭和音楽大学
- 東京工芸大学厚木キャンパス - コニカミノルタ(〔旧コニカ〕)が設立
- 東京農業大学厚木キャンパス
- 青山学院大学厚木キャンパス(2002年、相模原キャンパスへ移転、同時に同世田谷キャンパスも移転)
専門学校
- 厚木看護専門学校
- 神奈川県立厚木病院付属看護専門学校(県立保健福祉大学設立に伴い廃校)
- 厚木調理師学校
- 関東歯科衛生士専門学校
- 厚木文化専門学校
その他の学校
- 学校法人鈴木学園 厚木高等専修学校
- 学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校厚木キャンパス
社会教育
ホール・集会場
- 厚木市文化会館
- 厚木市ヤングコミュニティセンター
- 厚木市勤労福祉センター
- 厚木市パートナーセンター
- 厚木市総合福祉センター
児童館
- 厚木市立南児童館
- 厚木市立ひまわり児童館
図書館
- 厚木市立中央図書館
博物館
- 厚木市郷土資料館 - 旧市立図書館
- 総合防災センター
- 神奈川県立自然保護センター
美術館
公民館
- 厚木市立荻野公民館
- 厚木市立荻野公民館上荻野分館
- 厚木市立依知北公民館
- 厚木市立依知南公民館
- 厚木市立睦合北公民館
- 厚木市立睦合南公民館
- 厚木市立小鮎公民館
- 厚木市立緑が丘公民館
- 厚木市立厚木北公民館
- 厚木市立厚木南公民館
- 厚木市立南毛利公民館
- 厚木市立森の里公民館
- 厚木市立玉川公民館
- 厚木市立相川公民館
- 厚木市立愛甲公民館
体育施設
- 東町スポーツセンター
- 及川球技場
- 猿ヶ島スポーツセンター
- 荻野運動公園
- 県央地区体育センター
病院
- 市立厚木病院(旧県立厚木病院)
- 神奈川リハビリテーション病院
- 東名厚木病院
- 湘南厚木病院
- 仁厚会病院
交通
縦横に伸びる幹線道路、東名高速道路など広域的な交通利便性の高さを保つ一方、市中心部の慢性的な交通渋滞、それに伴う公共交通の利便性の低下が課題である。
特に人口の規模のわりには鉄道駅が2つしかないため、駅へ続く道路は朝ラッシュ時には激しく混雑する。
鉄道路線
※(注記)小田急小田原線·JR相模線の厚木駅は、東隣の海老名市にある。
中心となる駅
- 本厚木駅
隣接自治体への連絡
- 海老名市·伊勢原市:
- 小田急電鉄小田原線
バス路線
道路
- 主要地方道
- 一般県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
神社・寺院
- 浅間神社
- 飯出神社
- 延命寺
- 春日神社
- 建徳寺
- 金剛寺
- 諏訪神社
- 妻田薬師
- 荻野神社
- 長谷寺
- 八幡神社
- 聞修寺
- 法雲寺
- 本照寺
- 本禅寺
- 妙伝寺
公園
温泉
観光
- 飯山観音
祭り
- あつぎ鮎まつり
- あつぎ飯山あやめ祭り
- あつぎ飯山桜まつり
- 飯山観音例大祭
- 小江戸あつぎまつり
出身有名人
俳優・タレント
- 阿部まりな(モデル)
- 名取裕子(女優)
- 榊原郁恵(タレント)(出生は神奈川県 川崎市)
- 小泉今日子(歌手・女優)
- 瀬能あづさ(タレント・元CoCo)
- 五味岡たまき(タレント・元おニャン子クラブ)
- 小室友里(タレント・元AV女優)
- 一戸奈未(タレント)
- 鈴木藤丸(俳優)
- 小林翼(子役)
歌手・ミュージシャン
スポーツ選手
- 原辰徳(読売ジャイアンツ監督(出生は福岡県 大牟田市)
- 多村仁(横浜ベイスターズ外野手)
- 館山昌平(東京ヤクルトスワローズ投手)
- 尾形佳紀(広島東洋カープ外野手)(出生は北海道 札幌市)
- 小宮山慎二(阪神タイガース捕手)
- 三橋直樹(横浜ベイスターズ投手)
- 茂庭照幸(サッカー日本代表・FC東京)
- 永里優季(なでしこジャパン・日テレベレーザ)(出生は東京都 品川区)
文化人・アナウンサー
その他
- 市外局番 046(市内全域)
関連項目
外部リンク
- 厚木市公式ウェブサイト
- あつぎがどっとこむ 厚木市の後援による地域ポータルサイト。
- 小江戸あつぎウェブサイト
このページはウィキプロジェクト 日本の市町村のテンプレートを使用しています。
横浜市 | |
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川崎市 | |
相模原市 | |
その他市部 | |
三浦郡 | |
高座郡 | |
中郡 | |
足柄上郡 | |
足柄下郡 | |
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