「KFCコーポレーション」の版間の差分
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2016年12月18日 (日) 06:04時点における版
種類 | private |
---|---|
略称 | KFC、米KFC |
本社所在地 |
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ケンタッキー州 ルイビル |
設立 | 1952年 |
業種 | 飲食業 |
事業内容 | レストランの経営、鶏肉料理及び関連料理の販売 |
代表者 | ロジャー・イートン社長 |
主要株主 | ヤム・ブランズ 100% |
関係する人物 | カーネル・サンダース(創業者) |
外部リンク | http://www.kfc.com/ |
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KFCコーポレーション(KFC Corporation)は、KFCやケンタッキーフライドチキン(Kentucky Fried Chicken)のブランドで、フライドチキンを主力商品としたファストフード チェーン店を運営するアメリカ合衆国の企業である。
世界規模で展開し、世界で初めてフランチャイズビジネスを創始した。現在はペプシコからスピンオフしたヤム・ブランズの傘下である。
日本法人など日本限定の事項は日本ケンタッキー・フライド・チキンを参照の事。
CI
1991年、正式名称が「ケンタッキーフライドチキン」から「KFC」へと変更された。これはイメージ戦略の一環であり
- 主力商品のフライドチキンからの多角化を図る
- 消費者の健康志向に応えて揚げ物(Fried)の持つ不健康なイメージを払拭する
- 名称を短縮して若年層の感性にアピールする
という3つの狙いがあった[要出典 ]。
カナダのケベック州ではフランス語の名称の頭文字を取って「PFK」(Poulet Frit Kentucky)と略す。ただしフランス国内では「KFC」と称している。中国語での漢字表記は「肯德基」。
キャッチフレーズは"It’s finger lickin’ good." 1970年代の日本のテレビCMでは「指まで舐めちゃうおいしさです」と訳されていた。
世界展開
日本
日本では1970年7月[1] に設立。同年11月より店舗展開している。日本における提携先・マスターライセンシーは日本ケンタッキー・フライド・チキン 引用エラー: <ref>
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香港
1973年に出店。当時は香港人の食習慣に合わず一時撤退しているが、再上陸後はポピュラーなファストフード店として認知されている。
台湾
1984年に出店。当時は統一企業がライセンシーであったが、現在は香港のジャーディン・マセソン系列企業が経営権を持っている。
韓国
1984年に出店。斗山グループのSRSコリアが経営権を持っている。
中華人民共和国
1987年に北京に第一号店出店。現在650以上の都市に3,200店展開している。
東南アジア
東南アジア諸国は、ハンバーガーよりチキンのほうが人気のため、マクドナルドより高いシェアを持つ[要出典 ]。ただし例外でフィリピンでは、ジョリビーが高いシェアを持つため、ケンタッキーはジョリビーよりは、人気がない[要出典 ]。
商品・サービス
調理法
カーネル・サンダース(本名:Harland David Sanders 1890年–1980年)[注 1] によって1930年にケンタッキー州コービンのガソリンスタンドに「サンダースカフェ」が併設され人気を得た。1939年に考案されたフライドチキンの調理法が礎になって、使用される調合スパイスの種類(ショウガ、ニンニク、セージ、ナツメグ、フェンネル、オニオンフレーク[2] など一部公開)と調合率はごく一部の人にしか知られていない厳重な企業機密である。調理機材などの進化はあるにせよ、基本的な調理法はカーネルサンダース考案のころからまったく変わっておらず、60年以上同じ味を維持し続けている。
カーネル・サンダースが直筆で書いたレシピは過去68年間本社から動かされることがなかったが、セキュリティの近代化に伴い、レシピも新たな場所へと移動された。このことがニュース記事となるほどである[3] 。
鶏肉を揚げる際、圧力釜を使用するが、これはフライドチキンなどを揚げることを目的に設計されたKFCの専用仕様品であり、家庭用の圧力鍋で代用して同様の調理を行うことはできない。なぜならば、日本国内で販売されているどの家庭用圧力鍋でも、それを揚げ物料理に使用する行為は前提にしておらず、その製品に付属の取扱説明書で禁止されているなど、主に安全面において保証がないためである(理由の詳細は圧力釜の項を参照)。
KFCでは、揚げ油に保存性の良いショートニングを使用してきた。ショートニングに多く含まれるトランス脂肪酸は人体に有害であるという世論の高まりから、KFC社は米国などで消費者団体から提訴されており、2006年10月30日、米国本社は2007年4月までに北米でのショートニングの使用を取りやめると発表した[4] 。米国本社でさまざまな代替品を検討した結果、遺伝子組み換えの低リノール酸 大豆油が本来の味覚にもっとも近いということで採用される見通しである。
味付けの秘密は、11種類のハーブとスパイスによるものとCMなどで説明されている。これに対してジャーナリストのウィリアム・パウンドストーンは調査を行い、自著「BIG SECRETS」の中でその時点においてはハーブは含まれておらず、調味料は塩と黒コショウとグルタミン酸ソーダだけであったとの結論を導いている[要ページ番号 ]。
食べ放題
食べ放題を一部地域・一部店舗にて展開しており、アメリカは7米ドル程度、オーストラリアは10豪ドル程度と、価格のばらつきがあるが実施している。
日本では、大阪府 箕面市にある「ケンタッキーフライドチキン小野原店」内の「カーネルバフェ」のみにおいて、チキンの食べ放題が可能である[5] 。
ロゴとカーネル立像
似顔絵は1955年頃、最初のフランチャイズ店であったピート・ハーマンの店で持ち帰り用の紙箱に印刷された線画のイラストが始まり。本人は「マグカップみたいだ」と遠慮した話が残っている。1998年からは「スマイリーカーネル」と呼ばれるロゴが登場した。立像はカナダのある店舗でイベント用に作られたもので、倉庫に眠っていた。これを日本の幹部が見つけて持ち帰り、飾られるようになった。日本だけの人形だったが、後に外国でも模倣されるようになった[6] 。1985年の阪神タイガース優勝の際に、サンダースの像を道頓堀に投げ入れたファンがいたため、その後優勝できないのは「カーネル・サンダースの呪い」という都市伝説があった。その後、カーネル像は2009年3月に発見され、大切に保存されている。
事件
- マクドナルドなどと同様、アメリカ文化の象徴ともいえるケンタッキーは、アメリカのアフガニスタン紛争やイラク戦争が起きたとき、パキスタン、インドネシア、エジプトなどのイスラム社会では破壊や放火など被害が起きる[要出典 ]。
- 2005年、動物愛護団体PETAスタッフが抗議のためケンタッキー・フライド・クルーエルティ.comに一時改名した[7] [要出典 ]。
- 2007年3月、中国 北京市内の店で販売されていたチキンから発癌性の疑いが強いスーダンレッドが検出され、一部商品の製造販売が中止された。これは、スーダンレッドがチキンの味付けに用いられていたチリペッパーの着色料として使われていたことに原因があり、中国国内の店舗網だけの問題であった(ケンタッキーだけを狙い撃ちした措置ではなく、同じ製造元の唐辛子を利用していた数十社の業者にも製造中止等の措置が行われている)[要出典 ]。
脚注
- 注釈
- ^ カーネルは「大佐」の意味があるが、この場合はケンタッキー州に貢献した人に与えられる称号。
- 出典
- ^ ケンタッキーフライドチキンtwitter公式アカウント 2013年7月4日付
- ^ 『シルシルミシルさんデー』(2011年7月17日放送分、バックナンバー)
- ^ カーネル・サンダースもびっくり、超厳重なケンタッキー・フライドチキンのレシピの移動 ライブドアニュース 2008年9月11日 より
- ^ KFCもトランス脂肪排除へ 海外健康食品情報速報(情報源:ヘルスビジネスマガジン社) 2006年11月1日、朝日新聞 2006年11月2日
- ^ 公式サイト
- ^ 高橋書店編集部 編『ロゴの秘密』高橋書店、2013年、116-117頁。ISBN 978-4-471-19122-1。
- ^ PETA staffer legally changes name to KentuckyFriedCruelty.com
関連項目
- 日本ケンタッキー・フライド・チキン
- ケンタッキーの我が家(当社発祥の地・ケンタッキー州 州歌。CMに長年BGMとして使用)
外部リンク
- KFC US
- 日本KFC
- ケンタッキーフライドチキン (@KFC_jp) - X(旧Twitter) - 日本KFC公式アカウント