「恋姫」の版間の差分
2016年10月10日 (月) 15:57時点における版
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
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対応機種 |
PC-9801VX以降(PC98) Windows 95/98/98SE(Win) |
開発元 |
シルキーズ(PC98) エルフ(Win) |
発売元 |
シルキーズ(PC98) エルフ(Win) |
発売日 |
1995年 5月26日(PC98) 1999年 12月24日(Win) |
レイティング | 18禁 |
キャラクター名設定 | 可 |
メディア |
フロッピーディスク:5枚(PC98) CD-ROM:1枚(Win) |
画面サイズ |
640*400 4bit-COLOR(PC98) 640*480 16bit-COLOR(Win) |
BGMフォーマット |
FM音源(PC98) PCM音源(Win) |
キャラクターボイス |
無し(PC98) 有り(Win) |
CGモード | 有り |
オートモード | 無し |
備考 | Win版はXPの互換モードで動作可能 |
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『恋姫』(こいひめ)は、シルキーズのアダルトゲーム(以降、「ゲーム版」)。及び、それを元にしたアダルトアニメ(以降、「OVA版」)及びパチンコ機。
概要
PC98版は、1995年5月26日にエルフのブランドの1つであるシルキーズより『恋姫 〜Mystic Princess〜』(こいひめ ミスティック・プリンセス)のタイトルで発売された。そのリメイク作であるWin版は、1999年12月24日にエルフより『恋姫 K・O・I・H・I・M・E』のタイトルで発売された。
サスペンス色の強かった過去のシルキーズ作品とは違い、開発チーム「しるきーず・すぴんあうと」によって全編にコメディ性が強調された作品。和風テイストが強く、テキスト表示部分は吹き出し表示かつ縦書きである。
PC98版からWin版へのリメイクに当たっては、シナリオや基本的なゲームシステムはそのままに、キャラクターデザイン・原画にはアニメ版『下級生』のキャラクターデザイン・総作画監督を務めた渡辺真由美が起用され、グラフィックも一新された。テキスト表示も横書きとなり、マウスを用いたユーザーインターフェイスへの変更や、声優によるキャラクターボイスの追加などが行われている。また、このリメイクを機にOVA化もされた。
あらすじ
主人公の青年・佐々松小十郎(変更可能。Win版では佐々木小十郎)は夏休みを利用し、10数年ぶりに生まれ故郷の山間の小さな村へ戻ってきた。典型的なド田舎で祖母と再会し、のんびりと休暇を過ごしていたある日、小十郎は4人の少女と出会う。4人とも小十郎とは幼馴染だと言うが、彼自身には少女達のことは全く覚えが無い。
この少女達との「再会」を期に、小十郎の過去の出来事や村自体の秘密が明らかに、そして彼自身の人生の行方も大きく変わってゆく。
登場人物
声優名はWin版・OVA版共に非公開。
- 佐々松小十郎(ささまつ こじゅうろう)/ 佐々木小十郎(ささき こじゅうろう) / 佐々木武蔵(ささき むさし)
- 本作の主人公。作中に登場する数少ない人間。
- 以前、幼少期に村へ訪れたことがあるが、そのときの記憶は不鮮明である。OVA版では後ろ髪を結んだ青年として描かれた。
- 那水(なみ)
- 本作のメインヒロイン。村で唯一の商店「何でも屋」で店番をしている女性。かなりの巨乳の持ち主。
- ヒロインの中では最年長者で、最たる美貌や気品のために近寄りがたく見られるが、実際は暖かく家庭的な面と若干天然ボケな一面を持つ。
- 本来の姿は「水部」と呼ばれる龍族の長・龍王(りゅうおう)の娘で、その際には頭から2本の角が生えている[1] 。実は、4人の中で最も性欲が強い。
- OVA版では武蔵に自身の処女を捧げ、彼の初体験の相手となった。その際、ゲーム版以上に躍動的なセックスの描写が展開された。
- あんず
- 本作のヒロイン。小十郎の祖母宅へよく遊びに来る元気な少女。
- 外見は小十郎よりも年下に見えるが、実際は同い年。しかし、小十郎のことを「お兄ちゃん」と呼び、無邪気かつ一途に慕う。
- 本来の姿は「民部」と呼ばれる座敷童子族の族長・奈美貴(なみき)の娘で、その際には髪が緑になる。
- 性欲は那水に次いで強く、性技にも長けており、外見から軽く見ていた小十郎を怯ませるほど。
- 朱雀(すざく)
- 本作のヒロイン。村の古びた神社の巫女であり、神主の祖父と暮らしている。
- 少年のように凛々しく勝ち気なボク少女。正義感が強く武術に長けているが、小十郎を一途に想う少女らしい一面も併せ持っている。あんずからは「雀」の一文字を取って「すずめちゃん」と呼ばれている。
- 本来の姿は「森部」と呼ばれる天狗族の族長の孫娘で、その際には髪が赤くなる。
- まゆき
- 本作のヒロイン。儚げで可憐な美少女。病弱で内気、さらに極度の赤面症であり、気持ちが高ぶると泣き出してしまう。そのため、小十郎に想いを伝えられずにいる。
- 本来の姿は「氷部」と呼ばれる雪女族の族長・静氷(しずひ)の娘で、その際には髪が青くなる。族長である母は、病弱であった小十郎の母に代わり、彼とまゆき両方に乳を与えた。
- かつて主人公が村を去った際には悲しみのあまり、ゲーム版では日本国土の約半分の面積を、OVA版では村を丸ごと氷漬けにしている。
OVA版
原作 | エルフ |
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監督 | 政木伸一 |
脚本 | 吉岡たかを |
キャラクターデザイン 総作画監督 |
渡辺真由美 |
美術監督 | 長尾仁 |
撮影監督 | 本多稔裕 |
プロデューサー | 大宮三郎 |
アニメーション制作 | スタジオ雲雀 |
製作 | ピンクパイナップル |
2000年から2002年にかけ、ピンクパイナップルより『恋姫』全2巻と『続・恋姫』全2巻の計4巻で発売された。収録時間は各巻30分[注 1] 、媒体はVHSとDVD。
内容はゲーム版をほぼ踏襲しており、キャラクターデザイン・総作画監督もWin版と同じく渡辺真由美が担当しているが、主人公の名前は佐々木武蔵に変更されている。武蔵とメインヒロイン4人のセックスシーンについてはいかにもアニメらしく、ゲーム版以上にアクロバティックな性交体位で交わる様子や、それを経て絶頂を迎える様子が描かれる。
また、『続・恋姫』ではOVA版オリジナルの新ヒロイン・たまも(九尾の狐に由来)も登場。メインヒロイン4人に劣らぬ美しい顔立ち、ポニーテールにまとめた長い金髪、蠱惑的な肢体を併せ持つたまもが武蔵を誘惑してセックスに耽る姿は、物語に一層の華を添えた。
ちなみに、最終巻である『続・恋姫』の「長の巻」の終盤で武蔵との複婚を果たしたメインヒロイン4人が彼の子を身籠るべく個別に耽る濃厚なセックスシーン[注 2] には、DVDでは「マルチエッチシステム」と名付けられたマルチアングル機能による趣向が凝らされている。
2014年 4月25日には、計4巻をDVD1枚に収録した『恋姫&続・恋姫 ゴールドディスク』が発売された[2] 。
エンディングテーマ
- 「なぜ?」(『恋姫』)
- 作詞 - さいとういんこ / 作曲 - 山口美央子 / 編曲 - 安井歩 / 歌 - 寺田はるひ
- 「アイシテル...!」(『続・恋姫』里の巻)
- 作詞 - 六ツ見純代 / 作曲 - 鈴木雅也 / 編曲 - 上田益 / 歌 - Millio
- 「Forever Precious Love」(『続・恋姫』長の巻)
- 作詞 - 六ツ見純代 / 作曲 - UZA / 編曲 - 山中紀昌 / 歌 - Millio
サブタイトル
パチンコ
2003年に、高尾より『CR恋姫』のタイトルでリリースされた。
脚注
注釈
出典
- ^ OVA版では、角が性感帯という設定が追加された。
- ^ PinkPineapple / 恋姫&続・恋姫 ゴールドディスク
関連項目
外部リンク
- エルフ 公式ホームページ ※(注記)18歳未満閲覧禁止
- ピンクパイナップル 公式ホームページ ※(注記)18歳未満閲覧禁止
- 株式会社高尾 公式ホームページ
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