「東武百貨店」の版間の差分
2015年9月9日 (水) 09:24時点における版
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 池袋東武、船橋東武 |
本社所在地 |
日本の旗 日本 〒171-8512 東京都 豊島区 西池袋1-1-25 |
設立 | 1946年(昭和21年)7月13日(中央商工として)(東武百貨店旧法人は1960年 9月1日創業) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 5013301008549 ウィキデータを編集 |
事業内容 | 百貨店業 |
代表者 | 代表取締役社長 重田敦史 |
資本金 | 5000万円 |
売上高 | 1,492億1,032万円(2011年2月期) |
従業員数 | 1,589人(2012年2月29日現在) |
決算期 | 毎年2月末日 |
主要株主 | 東武鉄道株式会社100% |
主要子会社 |
株式会社東武友の会 株式会社東武カルチュア |
関係する人物 | 根津嘉一郎(創業時社長) |
外部リンク | http://www.tobu-dept.jp |
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東武百貨店(とうぶひゃっかてん、英称 Tobu Department Store)とは、東武鉄道傘下の株式会社東武百貨店および株式会社東武宇都宮百貨店 が運営する百貨店。企業理念の『親切一番店』は東武百貨店の登録商標である。
前述の2つの法人が存在し、両社ともに東武鉄道の完全子会社である。だが同じく東武グループの百貨店事業ということで、「東武百貨店」は両社が運営する百貨店の総称として、用いられることが多い。
本項には東武グループとしての「東武百貨店」のほか、法人としての「株式会社東武百貨店」についても記載する。なお、株式会社東武宇都宮百貨店については東武宇都宮百貨店の項を参照のこと。
概要
東武百貨店池袋本店(東京都 豊島区 西池袋)は、株式会社東武百貨店が1962年に東上線 池袋駅に開店[1] したターミナルデパートである。1964年には譲渡を受けた東横百貨店池袋店を別館として開店、1971年には別館も含めた大増改築を施し「ぶらんで〜とTO-B(東武)」としてオープンさせた。その後も増改築を重ねて現在の形となっている。一方、東武百貨店宇都宮店(栃木県 宇都宮市宮園町)は、株式会社東武宇都宮百貨店が1959年に東武宇都宮線 宇都宮駅に開店したターミナルデパートで、東武百貨店船橋店(千葉県 船橋市本町)は、株式会社船橋東武が1977年に東武野田線 船橋駅に開店したターミナルデパートである。株式会社船橋東武は1988年に株式会社東武百貨店に合併されている。このほか、東武百貨店の店舗として、株式会社東武宇都宮百貨店が運営する東武百貨店大田原店(栃木県大田原市)・栃木市役所店(旧:栃木店、栃木県栃木市)がある。親会社である東武鉄道株式会社は松屋に7.64%出資しており、2007年度時点では投資ファンドに次ぐ第2位株主で、役員派遣も行っている[2] 。
株式会社東武百貨店と株式会社東武宇都宮百貨店の連結売上は2,000億円を超える。
店舗
- 東武百貨店 池袋本店:東京都豊島区西池袋1-1-25
- 東武百貨店 東京ソラマチ店:東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ4階
- 東武百貨店 船橋店:千葉県船橋市本町7-1-1
- 東武宇都宮百貨店 本店:栃木県宇都宮市宮園町5-4
- 東武宇都宮百貨店 大田原店:栃木県大田原市美原1-3537-2
- 東武宇都宮百貨店 栃木市役所店:栃木県栃木市万町9-25 栃木市役所1階
池袋本店
売り場
売り場は、北から南に向けて1番地 - 11番地に区分されている。各フロアの商品取り扱い区分は以下のとおり。このほか、南11番地(東武プラザ館)の1 - 3Fには全国伝統的工芸品センターがある。なお、東武プラザ館があるメトロポリタンプラザビルには、東武のほかルミネ(ルミネ池袋、旧メトロポリタン)が入居している。東武百貨店とルミネでは、レストラン街やCD・書籍店など、重複する売り場もある[3] [4] 。2005年から段階的に改装工事が行なわれている。一時期休止をしていたが2011年より再開。2012年6月26日に発表されたニュースリリースによると、2012年6月から9月にかけて約38億円を投じて低層階を中心に改装工事が行なわれる。それにより、1階の化粧品売り場が2階に移転するなど売り場構成が変更される。
- 11F - 15F レストラン街 SPICE
- 10F ユニクロ
- 9F ユニクロ、ボディーズ
- 8F 催事場、健康器具、介護用品、婦人服(ミセス)、コムサスタイル、ファミリーガーデン、屋上
- 7F 子供・学生服、玩具、呉服、和雑貨、メガネ、スポーツ・ゴルフ、文具、旭屋書店、CDショップ「五番街」 【東武プラザ館-ルミネ連絡】
- 6F ギフトサロン、商品券、リビング、美術工房、宝飾・時計(プラザ館)【東武プラザ館-ルミネ連絡】
- 5F 紳士服 【東武プラザ館-ルミネ連絡】
- 4F 婦人服(ミセス)、婦人服(大きなサイズ・小さなサイズ)(プラザ館)【東武プラザ館-ルミネ連絡】
- 3F 婦人服(キャリア、ヤング)など 【東武プラザ館-ルミネ連絡】
- 2F 婦人服飾雑貨・婦人靴、特選ブティック(プラザ館)など 《東武プラザ館-JR線池袋駅ルミネ口連絡》
- 1F 化粧品、特選ブティック(プラザ館)《東武プラザ館-東武東上線池袋駅連絡》
- B1F 本館食品、東武プラザ館食品 《東武東上線、東京メトロ有楽町線、同丸ノ内線、JR線池袋駅連絡》
- B2F 本館食品、東武プラザ館食品
売り場面積
1992年に増床し、売り場面積(83,000m²)は当時日本国内の百貨店で最大であった。2003年に松坂屋名古屋店が86,758m²に増床されてからは、関東地方最大となっている。なお、各階で接続されているメトロポリタンプラザの売り場面積 (19,608m²) を含めると、102,571m²となる。
レストラン街「SPICE」
11 - 15階には「SPICE」が、また別館にも「SPICE2」があり、両館合わせて51店舗の日本国内最大規模のレストラン街となっている。
デパ地下
B1F, B2Fの食料品売り場(デパ地下)の面積も、日本国内最大規模である。なお、『日経MJ』(日本経済新聞社)が実施した2002年「首都圏デパ地下人気調査」や、株式会社インターワイヤードによる2005年の同様の調査では第3位にランクインしている。
催事場
10F催事場では多種の展示・販売が行われる。その中でも、ほぼ毎年開催されている『大北海道物産展』は来店客から好評を博している。バイヤーが直に北海道まで出向き、買出しや契約交渉を行っている。
その他
商品の売上構成比(2009年度)は、衣料品31.8%、食料品が32.6%、雑貨15.3%[5] 。2000年代に入ってからはインターネットショッピングの「TOBU ONLINE SHOPPING」にも注力している。
船橋店
売り場
売り場は、1番地 - 5番地に区分されている。なお、1番地は2003年まで専門店街「ViV」として営業しており、CDショップ等があった。かつてViVの店舗だったものでは、現在でも5Fの1番地にある旭屋書店が営業している。
- 8F レストラン街「SPICE」、屋上
- 7F レストラン街「SPICE」、リビング
- 6F スポーツ、紳士服、イベントプラザ(催事場)
- 5F 子供服、宝飾、呉服、旭屋書店
- 4F 婦人服
- 3F 婦人服
- 2F 婦人服
- 1F 婦人服飾雑貨
- B1F 食品
売り場面積
船橋店の売り場面積は2003年に増床(建増しではなく、ViV→船橋店1番地への転換)した結果、35,694m²となった。
レストラン街「SPICE」
7 - 8階には「SPICE」がある。かつては「ViVレストラン街」であった。
その他
2008年度の売上高は約441億円、売上構成比は衣料品約31.5%、食料品37.9%約、雑貨約12.2%だった[6] 。千葉ロッテマリーンズを応援する県内企業の一つで、毎年3月のルーキーキャンペーンには、前年のドラフトで入団した新人選手が販促ポスターのモデルに起用される。
東京ソラマチ店
(同じ東武グループである)東京スカイツリータウンの開業日である2012年5月22日に、東京ソラマチ4階にオープン。小型店で、売場面積は330m²である。40代以上の女性や海外からの観光客を主なターゲットとして、食品(東京スカイツリー土産)・宝飾・ファッション雑貨・化粧品・ステーショナリー雑貨の5つに絞ったショップを展開する。
サテライトショップのような形態であり、京王百貨店におけるららぽーと新三郷店などと形態が類似している。
宇都宮店
大田原店
栃木市役所店
その他
- バリアフリー対応など
- 衣服リフォーム
- 「ドクターリフォーム」、「リフォーム工房」では、和服から洋服まで、古くなったりサイズが合わなくなったりした洋服をリフォームしている。
クレジットカード
会員サービス
- 「クレソンサークル」(東武友の会) - 月々の会費は積立てシステムで、多彩な特典がある。月会費は3,000円から。
東武カルチュアスクール(池袋別館)
語学、パソコン、各種資格、趣味・スポーツなど、様々な講座を開いている[7] 。
POSシステム
備考
- 池袋では、池袋駅西口に東武百貨店と東武東上線のりばが、東口に西武百貨店池袋本店と西武池袋線のりばが立地する。これは、同様に池袋に本店を構えるビックカメラがCMソングの歌詞としたため、一般にもよく知られる[8] 。また、船橋駅では南口に西武百貨店、北口に東武百貨店が立地する。かつての宇都宮東武百貨店本店も、東武宇都宮駅の駅ビルとして東武百貨店、東武宇都宮駅から少し離れた二荒山神社付近に西武百貨店(現:MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店)が立地していた。
- 池袋駅地下には東武ホープセンター(地下街)があり、東武百貨店と複雑に入り組んでいる。
- 2008年6月に東京地下鉄(東京メトロ) 副都心線が開業した際には、池袋の顧客が新宿・渋谷等の百貨店に流出するのを防ぐため、長年ライバル関係にあった西武百貨店と協力して様々な取り組みを行った[9] 。
沿革
- 1946年(昭和21年)7月13日 - 中央商工株式会社を設立。
- 1960年(昭和35年)9月1日 - 株式会社東武百貨店を設立。
- 1962年(昭和37年)
- 1964年(昭和39年)
- 1968年(昭和43年)11月1日 - 中央商工株式会社を東武不動産(初代)株式会社に商号変更。
- 1971年(昭和46年)11月11日 - 池袋店増床、「ぶらんで〜と東武」オープン(旧百貨店法による売場面積 46564m²)。
- 1974年(昭和49年)11月27日 - 株式会社船橋東武を設立。
- 1970年代後半 - 経営危機に瀕した「松屋」の経営再建に関わる。
- 1977年(昭和52年)10月7日 - 船橋店開店。
- 1986年(昭和61年)6月14日 - 船橋店の地下変電設備より火災。警備員ら3人死亡[10] 。
- 1988年(昭和63年)9月1日 - 株式会社東武百貨店と株式会社船橋東武が合併する。
- 1990年(平成2年)11月24日 - 池袋店レストラン街「SPICE池袋東武」がリニューアル。
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)2月1日 - 東武不動産株式会社と株式会社東武百貨店が合併する。
- 2003年(平成15年)10月16日 - 船橋店が6,808m²増床(ViV専門店街を、東武百貨店に業態転換したことによる)。
- 2008年(平成20年) - 東武ホープセンターがリニューアルオープン。
- 2012年(平成24年)5月22日 - 5店舗目:東京ソラマチ店が、東京スカイツリー土産等に特化した業態としてオープン[11]
主な関連会社
- 株式会社 東武宇都宮百貨店
- 株式会社 東武友の会
- 株式会社 東武セキュリティ
- 株式会社 東武カルチュア
- 株式会社 ニッテイ事業社
- 株式会社 総合パーキングサービス
- 株式会社 ガンプス・インターナショナル
- 株式会社 フルール・ド・パリ
脚注
- ^ 東武がテナントビルを貸す形で関わった最初のターミナルデパートは浅草駅にある松屋浅草支店(現浅草店、1931年開店)である。
- ^ 「半期報告書 (PDF) 」 株式会社松屋
- ^ 東武百貨店フロアガイド
- ^ ルミネ池袋店フロアガイド
- ^ TOBU 池袋本店売上構成(2009年度)
- ^ TOBU 船橋店売上構成(2008年度)
- ^ 「地図」
- ^ ビックカメラは2000年代に入ってから日本全国に店舗展開するようになったため、CMでは最後のキャッチ以外歌詞を入れていないが、池袋店内のBGMでは聴くことができる。
- ^ 一例として、副都心線開業を記念した「LOVE IKEBUKURO」キャンペーンが両社合同で行われたり、西武百貨店で東武百貨店のマップが配布されたり、東武東上線の電車内に西武百貨店の広告が掲出されるようになった。
- ^ 「特異火災事例 (株)船橋東武 (PDF) 」 財団法人消防科学総合センター
- ^ "東武百貨店 東京ソラマチ店の商品構成が決定" (PDF) (Press release). 東武百貨店. 26 January 2012. 2012年3月3日閲覧。
外部リンク
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