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「借方」の版間の差分

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'''借方'''(かりかた、デビット、{{lang-en-short|debit}})とは、[[複式簿記]]において勘定口座の(削除) ''' (削除ここまで)左側(削除) ''' (削除ここまで)を指す。
'''借方'''(かりかた、デビット、{{lang-en-short|debit}})とは、[[複式簿記]]において勘定口座の(追記) 「 (追記ここまで)左側(追記) 」 (追記ここまで)を指す。
{{出典の明記|date=2014年11月}}

== 含まれる要素 ==
== 含まれる要素 ==
借方には[[資産]]の増加、[[負債]]の減少、[[純資産]]の減少、[[費用]]の発生が含まれる。
借方には[[資産]]の増加、[[負債]]の減少、[[純資産]]の減少、[[費用]]の発生が含まれる。


例えば、(削除) パソコン (削除ここまで)を1台購入した場合(削除) パソコン (削除ここまで)は資産の増加に当たるので借方に記入される。この場合(削除) パソコン (削除ここまで)の購入に当てた代金は貸方に計上することになる。
例えば、(追記) 自動車 (追記ここまで)を1台購入した場合(追記) 自動車 (追記ここまで)は資産の増加に当たるので借方に記入される。この場合(追記) 自動車 (追記ここまで)の購入に当てた代金は貸方に計上することになる。


== 呼び方の意味 ==
== 呼び方の意味 ==
日本に初期の複式簿記と[[中央銀行]]システムを輸入したのは[[福沢諭吉]]で、「debit」・「credit」をそれぞれ「借方」・「貸方」と翻訳したのは彼である。[[帳合之法]]33頁に「書付を上下二段に分ち、上の段には山城屋より我方へ対して同人の借の高を記し、下の段には我方より山城屋へ対して我方の借を記したるが故に」とある。
日本に初期の複式簿記と[[中央銀行]]システムを輸入したのは[[福沢諭吉]]で、「debit」・「credit」をそれぞれ「借方」・「貸方」と翻訳したのは彼である。[[帳合之法]]33頁に「書付を上下二段に分ち、上の段には山城屋より我方へ対して同人の借の高を記し、下の段には我方より山城屋へ対して我方の借を記したるが故に」とある。


初期の[[財務諸表]]や複式簿記は[[債権]]・[[債務]]を記載する目的が主であり、主に[[銀行]]の経理で使用されていた。それを(削除) ''' (削除ここまで)相手方から見た視点(削除) ''' (削除ここまで)で記録していたため、借方には相手方が借りた分を記載しているという意味があった。
初期の[[財務諸表]]や複式簿記は[[債権]]・[[債務]]を記載する目的が主であり、主に[[銀行]]の経理で使用されていた。それを相手方から見た視点で記録していたため、借方には相手方が借りた分を記載しているという意味があった。


時代が下り、簿記技術が発展し記録する内容が金銭の貸借関係から拡大していくにつれ、単なる「左側」という意味のみの符号と化した。
時代が下り、簿記技術が発展し記録する内容が金銭の貸借関係から拡大していくにつれ、単なる「左側」という意味のみの符号と化した。

2014年11月4日 (火) 13:22時点における版

会計
主要概念
簿記 - 時価会計
現金主義 - 発生主義
環境会計
売上原価 - 借方 / 貸方
複式簿記 - 単式簿記
後入先出法 - 先入先出法
GAAP / US-GAAP
概念フレームワーク
国際財務報告基準
総勘定元帳 - 取得原価主義
費用収益対応の原則
収益認識 - 試算表
会計の分野
原価 - 財務 - 法定
基金 - 管理 -
財務諸表
貸借対照表
損益計算書
キャッシュ・フロー計算書
持分変動計算書
包括利益計算書
注記 - MD&A
監査
監査報告書 - 会計監査
GAAS / ISA - 内部監査
SOX法 / 日本版SOX法
会計資格
JPCPA - ACCA - CA - CGA
CIMA - CMA - CPA - Bcom
税理士 - 簿記検定
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借方(かりかた、デビット、: debit)とは、複式簿記において勘定口座の「左側」を指す。

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出典検索?"借方" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
(2014年11月)

含まれる要素

借方には資産の増加、負債の減少、純資産の減少、費用の発生が含まれる。

例えば、自動車を1台購入した場合自動車は資産の増加に当たるので借方に記入される。この場合自動車の購入に当てた代金は貸方に計上することになる。

呼び方の意味

日本に初期の複式簿記と中央銀行システムを輸入したのは福沢諭吉で、「debit」・「credit」をそれぞれ「借方」・「貸方」と翻訳したのは彼である。帳合之法33頁に「書付を上下二段に分ち、上の段には山城屋より我方へ対して同人の借の高を記し、下の段には我方より山城屋へ対して我方の借を記したるが故に」とある。

初期の財務諸表や複式簿記は債権債務を記載する目的が主であり、主に銀行の経理で使用されていた。それを相手方から見た視点で記録していたため、借方には相手方が借りた分を記載しているという意味があった。

時代が下り、簿記技術が発展し記録する内容が金銭の貸借関係から拡大していくにつれ、単なる「左側」という意味のみの符号と化した。

関連項目

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