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「灰原哀」の版間の差分

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なお、工藤新一とは異なり、周囲の人物のほとんどが宮野志保の存在自体を知らない。ただし、以下のメンバーがその中にあって志保と知らないまま接触または映像でその顔を認識した。
なお、工藤新一とは異なり、周囲の人物のほとんどが宮野志保の存在自体を知らない。ただし、以下のメンバーがその中にあって志保と知らないまま接触または映像でその顔を認識した。
* [[毛利蘭]]=(削除) 上 (削除ここまで)記の宮野志保の映像が毛利探偵事務所のパソコンにも送られたことで、志保の顔を認識したが、志保の存在を知らないため、「少年探偵団を助けた謎の女性」と感じつつも、彼女と灰原との関連性を考慮する描写は、現時点では見られない<ref>ただし、蘭はその直後のミステリートレイン事件で、灰原が(組織の影に)おびえている姿を見て、尋常でないものを感じて彼女の様子を案じる描写が見られる。</ref>。
* [[毛利蘭]]=(追記) 下 (追記ここまで)記の(追記) 少年探偵団絡みの事件で、 (追記ここまで)宮野志保の映像が毛利探偵事務所のパソコンにも送られたことで、(追記) 初めて (追記ここまで)志保の顔を認識したが、(追記) 灰原哀の正体としての宮野 (追記ここまで)志保の存在を知ら(追記) されてい (追記ここまで)ないため、「少年探偵団を助けた謎の女性」と(追記) は (追記ここまで)感じつつも、彼女と灰原との関連性を考慮する描写は、現時点では見られない<ref>ただし、蘭はその直後のミステリートレイン事件で、灰原が(組織の影に)おびえている姿を見て、尋常でないものを感じて彼女の様子を案じる描写が見られる。</ref>。
* [[少年探偵団 (名探偵コナン)|少年探偵団]]のメンバー=1度だけ本来の姿の志保と顔合わせしたことがあるが、志保の存在を知らないため「窮地を助けてくれた哀によく似た美人の女性」と認識したのみである<ref>彼らはその女性がミステリートレインに現れる可能性も指摘していたが、乗車日以降話題には挙がっておらず、ミステリートレインで灰原が黒の組織の影に怯えていたことなども全く理解していない。</ref>。
* [[少年探偵団 (名探偵コナン)|少年探偵団]]のメンバー=1度だけ本来の姿の志保と顔合わせしたことがあるが、志保の存在を知らないため「窮地を助けてくれた哀によく似た美人の女性」と認識したのみである<ref>彼らはその女性がミステリートレインに現れる可能性も指摘していたが、乗車日以降話題には挙がっておらず、ミステリートレインで灰原が黒の組織の影に怯えていたことなども全く理解していない。</ref>。
* [[毛利小五郎]]=蘭同様に志保の顔を映像で見て認識してはいるが、特にそれを気にしている様子は見られない。
* [[毛利小五郎]]=蘭同様に志保の顔を映像で見て(追記) 、「謎の女性」と (追記ここまで)認識してはいるが、特にそれを気にしている様子は見られない。


== 人物 ==
== 人物 ==

2013年9月11日 (水) 10:19時点における版

灰原 哀 / 宮野 志保
名探偵コナンのキャラクター
作者 青山剛昌
柴田杏花(灰原哀)
香椎由宇(宮野志保)
林原めぐみ
詳細情報
愛称 灰原
灰原さん
哀君
志保ちゃん
志保
目つきの悪いあくび娘 など多数
性別 女性
職業 小学生(灰原哀)
黒の組織のメンバー科学者(宮野志保)
親戚 宮野厚司()
宮野エレーナ()
宮野明美()
国籍 日本の旗 日本
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灰原哀(はいばら あい)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス名探偵コナン』の作品に登場する架空の人物である。本名は宮野志保(みやの しほ)。

アニメでの声優は林原めぐみが担当する。ドラマでの俳優は灰原哀を柴田杏花(声:林原めぐみ)、宮野志保(シェリー)を香椎由宇が担当。


来歴

黒の組織」の元メンバーで、組織でのコードネームは「シェリー 」。組織が独自に開発していた毒薬「APTX4869」の開発者だったが、試作段階だったその薬を組織が勝手に人間に投与したことに嫌気が差したのに加え、たった1人の肉親であった姉の宮野明美が10億円強奪計画に絡むトラブルにより組織に殺害され、その理由を組織に問いただしても口を割らないため、真実が語られるまで「APTX4869」の研究を中断するという対抗手段に出たところ、組織のガス室に監禁されてしまった。監禁されている間、姉と同じように自分も組織に抹殺されると覚悟した彼女は、自殺しようと思って隠し持っていた「APTX4869」を自ら服用したところ、運良く工藤新一と同じく身体が幼児化し、小さなダスト・シュートから脱出できた[1]

彼女は、組織が行った工藤家の調査で、工藤新一襲撃直後にはあったはずのタンスの中の子供服が、2度目の調査時にはすべてなくなっていたことに気がついており、また薬の試作段階におけるマウステストで幼児化したマウスが1匹だけ存在していたことから、工藤新一が失踪した理由が幼児化によるものではないかと推測していた。そのため、同じ薬で幼児化した境遇の持ち主であろう新一を頼って工藤家に向かい、その門前で倒れていたところを阿笠博士に保護された。

以後は正体がばれるのを防ぐため、灰原哀と名乗り江戸川コナンと同じく帝丹小学校1年に編入。少年探偵団 にも半ば強引に入団させられた。当初は探偵団メンバーと距離を置く態度も見られたが、最近ではかなり親しくなっている。その一方で、阿笠宅に居候しながら地下の研究室で「APTX4869」の解毒剤を研究している。

かつて組織を抜け出した後に組織のメンバー「ピスコ」に捕まり、監禁されたことがある。監禁場所が偶然にも酒蔵だったことが幸いし、コナンの指示で飲んだ「白乾児(パイカル)」の効力により宮野志保の姿に戻る[2] も、組織のメンバー「ジン」に撃たれ負傷した後、「白乾児」の効力が切れて再び小さくなる。この際はコナンの活躍により、無事に生還した。

また、組織のメンバー「ベルモット」に正体が知られ殺されかけたが、その際はコナンと毛利蘭FBIの助けにより無事に生還できた[3] 。その後、FBIから証人保護プログラムを受けるよう勧められたが、逃げたくないから[4] と、この申し入れを断った。

ミステリートレインでの黒の組織との対決では、直接組織のメンバーと対峙(たいじ)することはなかったものの、シェリーの姿を装った怪盗キッドに電話越しに会話内容を伝え[5] 、「バーボン」とのやり取りをスムーズに交わすことに協力した。そしてついに組織のメンバーにシェリーの死亡を認識させることに成功するが、ベルモットには作戦の内容が露見してしまう(コナンとの約束によりシェリーを殺せないベルモットはこのことを組織に隠している。またベルモットは、シェリーの正体を秘密にしているベルモット自身の事情が別にあることを、工藤有希子に指摘されている。)。

灰原哀の正体

2013年現在、灰原哀の正体がシェリー / 宮野志保だという事実を知っているのは以下の4人である(事実を知った直後に死亡したピスコを除外すれば3人)。

  • 阿笠博士(自ら正体を明かした)
  • 江戸川コナン / 工藤新一(同上)
  • ベルモット / シャロン・ヴィンヤード(彼女自身の調査により判明した)
  • ピスコ / 桝山憲三(彼自身の調査により判明。直後にジンによって殺害される。)

上記の4人以外では、以下の3人が、ほぼ正体を知っている。

この3人は、灰原について「元・黒の組織の一員であり、新一同様に薬で幼児化して組織を脱走した」と、概ねの素性は認識しているが、さらにその詳細(平次はAPTX4869を開発したことと本名の宮野志保、工藤夫妻は本名の宮野志保)まで知っているか、2013年現在で作中の言及がないため不詳で、上記の4人のように灰原の本名やコードネームまで知っているかどうか、つまり完全に正体を知っていると言える立場なのかが明確でない[6] [7] [8]

上記の7人以外で、正体を知っていると断言できないながらも、灰原哀=宮野志保という接点に少なからず作中で関わった描写があるのが以下の面々である。

  • 沖矢昴=阿笠宅に仕掛けた盗聴器でコナンと彼女の会話を盗聴したり[9] 、ミステリートレインでベルモットからメールで呼び出された彼女を救出するために迎えに行ったりしており、彼女と黒の組織との関係については知っているようである。また、バーボンが毛利探偵事務所のパソコンで宮野志保の映像を見ているところをハッキングして彼女の顔を見ているが、彼女が何者であるか、また灰原と同一人物だと知っているのかどうかは、2013年現在では作中での言及がないため不明である[10]
  • 怪盗キッド=ミステリートレインで灰原を助けることに協力したが、彼女の正体を知っているのかどうかは不明[11]
  • 世良真純=灰原が写っている動画を削除し[12] 、その後も毛利蘭鈴木園子から「無愛想な大人の女がそのままチビッ子になっちゃった感じ」の子だと聞き出すなど、灰原に関心を寄せる描写が見られる[13] 円谷光彦から宮野志保の映像を見せられて何かを感じた表情を見せているが、彼女が何者であるか、また灰原と同一人物だと知っているのかどうかは、2013年現在では作中での言及がないため不明である。
  • FBI=彼女の正体までは知らず、黒の組織から「シェリー」と呼ばれている20歳ぐらいの女性とだけ認識している。ただし、赤井秀一は灰原の正体を知っているかのような描写がある。

なお、工藤新一とは異なり、周囲の人物のほとんどが宮野志保の存在自体を知らない。ただし、以下のメンバーがその中にあって志保と知らないまま接触または映像でその顔を認識した。

  • 毛利蘭=下記の少年探偵団絡みの事件で、宮野志保の映像が毛利探偵事務所のパソコンにも送られたことで、初めて志保の顔を認識したが、灰原哀の正体としての宮野志保の存在を知らされていないため、「少年探偵団を助けた謎の女性」とは感じつつも、彼女と灰原との関連性を考慮する描写は、現時点では見られない[14]
  • 少年探偵団のメンバー=1度だけ本来の姿の志保と顔合わせしたことがあるが、志保の存在を知らないため「窮地を助けてくれた哀によく似た美人の女性」と認識したのみである[15]
  • 毛利小五郎=蘭同様に志保の顔を映像で見て、「謎の女性」と認識してはいるが、特にそれを気にしている様子は見られない。

人物

実年齢は18歳[16] 。現在は帝丹小学校1年B組在籍。父親が日本人、母親がイギリス人のハーフで、赤みがかったウェーブ状の茶髪が特徴[17] 。家族は父の厚司、母のエレーナ、姉の明美(すべて故人)。幼少時はアメリカで過ごしており、東洋系の顔立ちであるということで嫌がらせを受けたことがある[18]

元は黒の組織のブレーンの1人で「APTX4869」を開発した科学者 [19] だったということもあって頭の回転が速いが、推理は苦手だと語っている[20] 。事件絡みで焦ってしまったり、無茶をしようとするコナンをなだめることもしばしばあるが、その一方でコナンからは見かけほど精神的にはタフではないと指摘されている。また、周囲を巻き込むくらいなら自身の死ですべてを解決した方がよいと考える傾向が見られたが[21] 、ベルモットとの対決後は自身も生き抜こうとの思いからその傾向は弱まっている[22]

常に冷静で、感情を表に出すことはあまりないが、姉の話になると涙を見せることもある[23] 。ダークでシリアスな雰囲気を醸し出しており、コナンに対して皮肉やシャレにならないジョークを言うこともしばしばある[24] 。また子供を演じているコナンとは違い、冗談で子供を演じるとき[25] 以外はほとんど素のままで話し、大人をタジタジにさせることも多い[26] 。無謀な行動に出た結果、危険な状況に追い込まれることもある[27]

「バカね」が口癖。本心なのか冗談なのかはぐらかせるかのように、「なーんてね」と言うこともしばしばある(主にコナンに対して)。

普段は周りの人を「彼(彼女)」や「あなた」と呼び、同学年の人を名前で呼ぶ際には姓に「君」「さん」を付ける。コナンのことは周囲に人がいるときには「江戸川君」と呼ぶが、コナンと2人きりのときや、博士や平次などコナンの正体を知っている者しかいないときと心の中では「工藤君」と呼ぶ。

本人いわく「夜行性」のため、朝が苦手でよくあくびをしている(コナンいわく「目つきの悪いあくび娘」)。「ウソ泣き」はうまいが、「寝たフリ」は下手だとコナンに言われているほか、「ゴスロリが似合いそう」とも評された。

年相応にブランド物を好む一面もあり、見返りを要求する際は有名ブランドの小物類を要求することが多い。好きな食べ物は、ピーナッツバターとブルーベリージャムのサンドイッチ [28]

動物好きだが蛇などの爬虫類は嫌い。幽霊系統のものは一切信じない。地震と静電気が苦手で、特に静電気は被害を恐れてコナンや光彦に車のドアを開けさせようとしたほどである。

プロサッカーチームビッグ大阪の比護隆佑選手のファン[29] 。サッカーの知識は、ハットトリックは知っているがイエローカードの累積警告は知らないなどあいまいである。

姉のかたきであるジンとは組織に所属していた当時に何らかの関わりがあった様子。また、組織にいた人間を「におい」で判別する能力があり、以前は姉の明美からさえ「におい」を感じるほど敏感であったが、平穏な日常により徐々にその感覚は鈍くなっており、沼淵己一郎から「におい」を感じることができなかった[30] 。工藤邸に居候している沖矢昴に対して組織の「におい」を感じ取り彼を警戒していたが、ミステリートレインでバーボンベルモットの急襲から助けられたため、彼に対する警戒感は薄らいでいる。

コナンに対しては、コナンが新一に戻って蘭に思いを伝えようとして失敗したことに対しうれしがったり、工藤有希子にも「コナンのことを好きなのではないか」と指摘されるなど何らかの感情を抱いている描写が見られるが、恋愛感情があるかどうかは1度も明確に描かれたことはなく、今のところは不明[31] [32] 。その一方で、黒の組織の追跡に深入りする彼を懸念し、ときには組織への猛追を警告することもある。

組織から脱出した際に助けてもらった阿笠博士に対し、強い恩義を抱いている[33] メタボ気味の阿笠博士の健康を気遣い、日頃からヘルシーで低カロリーの食べ物を食べさせている。

蘭に対しては、初めて対面したときから苦手意識を持っていた[34] [35] が、蘭の言葉[36] を受けて心境に変化が起き、歩み寄りを見せている[37] 。ベルモットの襲撃の際に守られて[38] 以来、実年齢は下ながらも姉の明美を重ねて見ている。

名前の由来

灰原哀」の名前は、命名者の阿笠博士いわく「コーデリア・グレイ (グレイ=灰)」と「V・I・ウォーショースキー (I=あい)」から組み合わされたもの[39] 。博士は「」のほうがかわいらしいということで「」にしたかったが、本人の希望で「」になった。

補足

  • 灰原哀のデザインは、原作者・青山剛昌の別作品『YAIBA』の主人公・鉄刃の妹、鉄諸羽が元で、『YAIBA』の再アニメ化の際には諸羽を「ぜひ灰原役の林原めぐみさんにお願いしたい(笑)」と、青山は高山みなみとの対談で語っている[40]
  • 「宮野志保」の名前の由来は、青山剛昌のインターネットの友達の名前から[41]
  • かつて自分や姉を通じて組織への潜入捜査を行っていた赤井秀一とは顔見知りであるものの、赤井が捜査上「諸星大」という偽名を使っていたこともあって、彼の本名やFBI捜査官であるという事実を知らない(姉と恋人だった組織のメンバー・ライであるという事実だけ知っている)。灰原本人は子供であるコナンを捜査に参加させることを容認する赤井がどういう人物か知りたがっているようだが、コナンは結果的に姉の死の原因を作ってしまった赤井と灰原が接触することを避けている。
  • 周囲からの呼称は、コナン・元太が「灰原」、光彦小林先生が「灰原さん」、蘭・歩美[42] 和葉・園子・高木刑事が「哀ちゃん」、阿笠博士・目暮警部が「哀君」、ジョディは「哀チャン」、ピスコが「志保ちゃん」、ベルモットは「シェリー」、沖矢昴は「[43] 平次には直接呼ばれたことはないが「小っさい姉ちゃん」と呼ばれていたが、劇場版第17作『絶海の探偵』では「小っさい姉さん」に改められた。
  • 劇場版では第3作『世紀末の魔術師』で登場し、以降の劇場版冒頭では灰原に関する説明も加わっている(『名探偵コナン 天空の難破船』を除く)。
  • 灰原哀の米国版での名前はAnita Hailey(アニータ・ヘイリー)となっており、推理小説の母と言われるアンナ・キャサリン・グリーン(Anna Kathrine Green)がその由来と設定されている。ただし、宮野志保はShiho Miyano(シホ・ミヤノ)のままである。
  • 2005年に『週刊少年サンデー』誌上で行われた『コナン』公式人気投票のベストキャラクター部門で第4位、2008年のYahoo! JAPAN「名探偵コナン特集」のキャラクター人気投票で第4位、2011年のTV&劇場版15周年記念キャラクター投票で第4位、2012年の『週刊少年サンデー』連載800回記念キャラクター人気投票で第3位と、いずれも女性キャラでは最上位である。
  • 灰原とうり二つの人物として、アニメ第577話「ホタルが灯した真実」(アニメオリジナル)には「まゆ」という少女が回想シーンに、OVA第11話「ロンドンからのマル秘指令!」[44] には「グレース・アイハラ」[45] という半年前に引退したアメリカの元・少女タレントが写真で登場している。
  • アニメのキャラデザインは1996年〜2004年前半、2004年後半〜2008年、2009年〜現在にと変遷している。ただし、2004年前半のデザインは表情がそれまでとやや異なっていた。

脚注

  1. ^ 原作にはそれを裏付ける決定的な描写はないものの、ジンウォッカの会話の内容などから、真相と思われる。なお、アニメでは、灰原が組織からの脱出の説明をしているシーンでその描写がある。
  2. ^ 宮野志保としての姿は、回想・イメージシーンのほかはこのときと、キャンプ場近くの燃え盛る山小屋から脱出するために解毒薬を飲んだときのみだが、ドラマの単発第2作でも宮野志保の姿に戻っている。
  3. ^ ベルモットはコナンの組織への猛追を避けるため、自分の負けを認めシェリー(灰原)を殺すことをあきらめると明言し、以後もその約束を守っている。
  4. ^ 「灰原哀の決意」(アニメ版「お尻のマークを探せ」)にて、吉田歩美の(通り魔を見つけるための見分に立ち会った際の)「逃げてばっかじゃ勝てないもん」との言葉を受けて、以前から黒の組織には慎重かつ逃避的だった態度を改める。
  5. ^ 声は怪盗キッドが出していた。
  6. ^ 平次は「命懸けの復活」(アニメ版「命がけの復活 黒衣の騎士」)の際に灰原から解毒剤のことを聞かされ、「死羅神様事件」でコナンが新一に戻った際にも解毒剤について灰原から電話で説明されていることから、灰原が解毒剤の開発を研究・試作していることと、組織の科学者であったことは認識している。
  7. ^ 工藤有希子は「仮面ヤイバー」の映画の試写会に少年探偵団を連れて行った際に、灰原がコナンのことを自分が作った薬の被験者として様子を見ていると、コナンが普通の会話で有希子に話していることから、両親にはあらかじめ灰原がAPTX4869の開発者で組織の科学者でもあったことまでは話しているようである。
  8. ^ 灰原は、平次と工藤有希子に対し、黒の組織の存在や自分がかつて黒の組織の一員であったことを知っている数少ない協力者と認識して接しているが、工藤優作とは現時点まで直接の面識はない。
  9. ^ 沖矢昴は、「壷と猫」の中で、コナンが彼女に対して「黒ずくめの奴らの仕業なら、博士を殺してオメーが帰宅するのを待ち伏せしているはずだ」などと会話しているのを盗聴している。
  10. ^ ベルモットからのメールで呼び出された彼女に、「やっぱり姉妹だな... 行動が手に取るようにわかる...」と宮野明美・志保の姉妹のことを示唆するかのような発言をしているが、志保と灰原が同一人物であると認識しているかどうかは作中での明確な言及がないため不明である。
  11. ^ 志保の画像を見てその姿を装い、電話越しで灰原と会話しているので、写真の女性が灰原であることは承知しているはずだが、その女性が何者であるかまでは知らない様子である。
  12. ^ 動画を削除しながら、「データだと... すぐに消せるんだけどな...」とつぶやいている。
  13. ^ ミステリートレインで初めて灰原に会ってからは、関心を示す描写は現在のところ見られない。なお灰原は、世良と会ったときに動悸が激しくなるとともに、「こ、この人... まさか...」と独白している。
  14. ^ ただし、蘭はその直後のミステリートレイン事件で、灰原が(組織の影に)おびえている姿を見て、尋常でないものを感じて彼女の様子を案じる描写が見られる。
  15. ^ 彼らはその女性がミステリートレインに現れる可能性も指摘していたが、乗車日以降話題には挙がっておらず、ミステリートレインで灰原が黒の組織の影に怯えていたことなども全く理解していない。
  16. ^ 作者はサンデー公式ガイド『名探偵コナン10+PLUS』(小学館、2003年2月)「青山剛昌へ112の質問」にて、「18歳なんだけど、内緒だよ」と答えている。
  17. ^ アニメでは、2009年後半にキャラデザインが変わったのに伴い髪の毛は淡いオレンジ色に描かれているが、劇場版では茶髪のままである。
  18. ^ なお、自身の生い立ちに関しては、少年探偵団のメンバーに明かしている。
  19. ^ 薬品開発の研究者は「化学者」と表記されるべきだが、原作では「科学者」と表記されている。
  20. ^ 第68巻「探偵団と四神獣」のモノローグ内で自ら発言。しかし、キッドによってコナンが気絶され推理が行えない状況の中で彼女が中心となって推理を行い四隅の台座が四神にちなむことを推理しており、ほかにも「象牙の塔」(アニメ版「青の古城探索事件」)で犯人を指摘したり、連続放火事件でも放火魔の次の標的を推理し、「オオカミ少年」(アニメ版「カルタ取り危機一髪」)ではコナンが風邪で現場にいない状況で全ての真相を解くなど推理が苦手なようには見えず、自分の専門分野と比較もしくはコナンの推理と比較しての発言ではないかと思われる。
  21. ^ バスジャック事件のときには、爆発直前のバスからわざと逃げ遅れたことにして爆死しようとしたり、ベルモットとの対決では自ら現場に駆けつけ、自分の死と引き換えに他の人を殺さないようベルモットに頼んだ。
  22. ^ ただし、ベルツリー急行でベルモットに追い詰められたときには、周囲の人を巻き込まないよう解毒薬を飲んで元の姿に戻って1人で殺されようとしようとしかけた。
  23. ^ 「何でお姉ちゃんを助けてくれなかったのよ」とコナンの胸をつかみ泣き崩れたことがあり、この姿をコナンは内心「これが本当の素顔だったのかもしれない」と評していた。
  24. ^ コナンに「こちら黒ずくめの女」と交信したり、「P&A」という暗号に対して「Pistol(ピストル)とAssassin(アサシン=暗殺者) 」「Peritonitis(ペリトナイティス=腹膜炎)とApoplexy(アポプレキシー=脳卒中)」などと言ったこともある。(実際はP AND A→パンダ、つまりパトカーのことだった)
  25. ^ 劇場版『ベイカー街の亡霊』で1度だけ半ばぶりっ子のような話し方をした。
  26. ^ 2010年以降は突っ込みも入る。
  27. ^ 前述のバスジャック事件の際にわざと逃げ遅れたことにして爆死しようとしたり、ベルモットとの対決の際に自ら現場に駆けつけたり、「オオカミ少年」(アニメ版「カルタ取り危機一髪」)の事件の際に少年探偵団を引きつれて怪しい親子の部屋を訪れたりするなど。
  28. ^ OVA第11話「ロンドンからの秘指令」の中で、アメリカのランチの定番で小さい頃大好きだったが、今でもときどき無性に食べたくなると語っている。
  29. ^ 「兄弟のことを理由に、黒のチーム=ノワール東京 (ノワール(NOIR) はフランス語で「黒」) を出ていった裏切り者」という自分との共通点があるためだとコナンは分析している。
  30. ^ コナンは、それだけ灰原が普通になったということだから良かったと話している。
  31. ^ 作中においての灰原は、歩美に「好きなの?」と聞かれ「だったらどうする?」と問い返した直後に、彼(コナン)をそういう対象(恋愛対象)として見ていないと言っている。
  32. ^ 原作者は、『スーパーダイジェストブック 名探偵コナン40+』内で「哀はコナンが好きなのか?」との問いに、「いきなりそんな質問なの?」と言うだけで明確に答えていない。
  33. ^ もしも組織に阿笠博士を人質に取られたら、博士を助けるためにコナンを抹殺することも辞さないとコナンに明言している。
  34. ^ 「暖かき海」(アニメ版「網にかかった謎」)にて、蘭のことを「人気者のイルカ」、自身のことを「冷たい海の底から逃げてきたサメ」に例えて、かなわないと言っている。
  35. ^ コナンにも蘭が苦手だと解釈されている。
  36. ^ 「勇気って言葉は身を奮い立たせるための正義の言葉」。
  37. ^ 苦手意識がなくなった訳ではなく、その後も「ある来訪者の残した謎...」(アニメ版「トイレに隠した秘密」)で、風邪を引いた哀のためにお粥を作りに訪れた蘭との会話を避けている。
  38. ^ 最終的にはベルモットを撃退した赤井秀一に助けられたのだが、気絶していたため本人は赤井に助けられたことを知らなかったようである(46巻収録「前奏曲(プレリュード)」の中で、前回は赤井が助けてくれたとコナンが話しているのを聞いて、「え?」と驚いている)。
  39. ^ ピスコに監禁され煙突から脱出する際、「まるで井戸からはい上がったコーデリアね」と話していることから、その命名を気に入っている様子がうかがえる。
  40. ^ 『名探偵コナンカラーイラスト全集』(小学館) ×ばつ高山みなみスペシャル対談!!」参照。
  41. ^ 『名探偵コナン30+スーパーダイジェストブック』(ISBN 4-09-124718-0)より。
  42. ^ 当初は「灰原さん」だったが「友達なのだから名前で呼ぼう」と思い、本人に許可されて「哀ちゃん」に変えた。光彦・元太が「哀ちゃん」と呼ぼうとしたときは「あなたたちはダメ」と言ってそれを妨げた。ちなみに灰原の方はこの一件以降も「吉田さん」と呼んでいるが、アニメオリジナルエピソードやOVAで「歩美ちゃん」と呼んだこともある。
  43. ^ 「泡と湯気と煙」のアニメ版では「姫」と呼ぶシーンがある(原作にはこのセリフはない)。
  44. ^ 「ロンドン編」とパラレルに進行する日本での少年探偵団中心のオリジナル・ストーリー。
  45. ^ 光彦は「グレース・アイハラ」は灰原本人で、その名前は「グレー(灰)ス・アイ(哀)ハラ(原)」と灰原の名前からもじった芸名ではないかと推理している。

関連項目

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