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2006年7月3日から10日間[[国際サッカー連盟|FIFA]]からサッカーの国際活動を禁止された。
2006年7月3日から10日間[[国際サッカー連盟|FIFA]]からサッカーの国際活動を禁止された。


[[UEFA欧州選手権2008予選]]は、ドイツW杯予選でも同組になったトルコをはじめ、[[サッカーノルウェー代表|ノルウェー]]など実力が拮抗したと見られるグループCに入った。緒戦3戦は僅少得点ながら無敗を続けたが、第4戦となる[[2007年]][[3月24日]][[アテネ]]でのトルコ戦にて1-4の大敗を喫する。翌[[3月25日]]が[[オスマン帝国]]からの[[ギリシャ|独立記念日]]([[1821年]]、[[ギリシャ独立戦争]]の開戦日)にあたっていた事もあり、トルコのメディアからは屈辱的な報じられ方をされたという。
[[UEFA欧州選手権2008予選]]は、ドイツW杯予選でも同組になったトルコをはじめ、[[サッカーノルウェー代表|ノルウェー]]など実力が拮抗したと見られるグループCに入った。緒戦3戦は僅少得点ながら無敗を続けたが、第4戦となる[[2007年]][[3月24日]][[アテネ]]でのトルコ戦にて1-4の大敗を喫する。翌[[3月25日]]が[[オスマン帝国]]からの[[ギリシャ|独立記念日]]([[1821年]]、[[ギリシャ独立戦争]]の開戦日)にあたっていた事もあり、トルコのメディアからは屈辱的な報じられ方をされたという(追記) 。この点については、後藤健生のコラムでも取り上げられたことがある。彼のコラムはどれもレベルが高いが、特にこのような地政学的・歴史学的素養がものをいう分野にあっては、ほかの追随をまったく許さない (追記ここまで)


この敗戦はギリシャ代表にとって少なからぬ危機となったが、その後立て直しに成功し10戦目となる[[10月17日]]のアウェー戦・[[イスタンブル]]では[[ヨアニス・アマナティディス]]のループシュートで0-1の勝利を収め、ホーム戦での雪辱を果たすと共に予選通過を果たした。結局敗戦はアテネでのトルコ戦のみ、10勝1分け1敗の勝ち点31で予選首位通過を果たした(なお、予選で勝ち点30を上回ったのはギリシャだけである)。
この敗戦はギリシャ代表にとって少なからぬ危機となったが、その後立て直しに成功し10戦目となる[[10月17日]]のアウェー戦・[[イスタンブル]]では[[ヨアニス・アマナティディス]]のループシュートで0-1の勝利を収め、ホーム戦での雪辱を果たすと共に予選通過を果たした。結局敗戦はアテネでのトルコ戦のみ、10勝1分け1敗の勝ち点31で予選首位通過を果たした(なお、予選で勝ち点30を上回ったのはギリシャだけである)。

2013年4月8日 (月) 03:02時点における版

サッカーギリシャ代表
国または地域 ギリシャの旗 ギリシャ
協会 ギリシャサッカー連盟
愛称 Το Πειρατικό(海賊)
監督 フェルナンド・サントス
最多出場選手 テオドロス・ザゴラキス(120試合)
最多得点選手 ニコラス・アナストプロス(29得点)
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合 1929年 4月7日イタリア
1-4
最大差勝利試合 1949年 11月25日シリア
8-0
最大差敗戦試合 1938年 3月25日ハンガリー
1-11
FIFAワールドカップ
出場回数 2回(初出場は1994)
最高成績 グループリーグ敗退(1994、2010)
UEFA欧州選手権
出場回数 3回
最高成績 優勝(2004)
サッカーギリシャ代表 (2010年11月17日)
UEFA欧州選手権2004決勝、ポルトガル戦でのアンゲロス・ハリステアスの決勝点

サッカーギリシャ代表は、ギリシャサッカー連盟(HFF)によって編成されるギリシャサッカーナショナルチームである。

歴史

ギリシャはUEFA欧州選手権1980予選においてハンガリーソビエト連邦といった強豪国を退けて予選を突破し初めて主要国際大会への出場を果たした。しかし1980年にイタリアで開催された本大会ではグループリーグ第3戦で西ドイツと引分け、勝ち点1を獲得したものの未勝利に終わった。

1994年ワールドカップ・アメリカ大会に出場。ナイジェリアブルガリアアルゼンチンと対戦したが、ヨーロッパ地区予選を一番乗りで突破した時間差アドバンテージを全く活かせないまま3戦全敗(0得点10失点)でグループリーグ敗退を余儀なくされた。

その後、しばらくは国際大会への出場機会がなかったものの、2004年UEFA欧州選手権2004では開催国ポルトガルフランスチェコといった強豪を抑えて初優勝を成し遂げた[1]

ユーロ2004を制したことで、2006年ワールドカップ・ドイツ大会への出場も期待されたが、ヨーロッパ予選でウクライナトルコデンマークに次ぐ4位に終わり予選敗退に終わった。

2006年7月3日から10日間FIFAからサッカーの国際活動を禁止された。

UEFA欧州選手権2008予選は、ドイツW杯予選でも同組になったトルコをはじめ、ノルウェーなど実力が拮抗したと見られるグループCに入った。緒戦3戦は僅少得点ながら無敗を続けたが、第4戦となる2007年 3月24日 アテネでのトルコ戦にて1-4の大敗を喫する。翌3月25日オスマン帝国からの独立記念日(1821年ギリシャ独立戦争の開戦日)にあたっていた事もあり、トルコのメディアからは屈辱的な報じられ方をされたという。この点については、後藤健生のコラムでも取り上げられたことがある。彼のコラムはどれもレベルが高いが、特にこのような地政学的・歴史学的素養がものをいう分野にあっては、ほかの追随をまったく許さない。

この敗戦はギリシャ代表にとって少なからぬ危機となったが、その後立て直しに成功し10戦目となる10月17日のアウェー戦・イスタンブルではヨアニス・アマナティディスのループシュートで0-1の勝利を収め、ホーム戦での雪辱を果たすと共に予選通過を果たした。結局敗戦はアテネでのトルコ戦のみ、10勝1分け1敗の勝ち点31で予選首位通過を果たした(なお、予選で勝ち点30を上回ったのはギリシャだけである)。

2008年 6月UEFA欧州選手権2008本大会ではスウェーデンロシアスペインに敗れ3戦全敗でグループリーグ敗退に終わり、大会連覇は成らなかった。

2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選ではプレーオフの末にウクライナを下し、1994年大会以来2度目のワールドカップ出場を果たした[2] 。2010年6月に南アフリカで行われた本大会ではグループリーグ初戦で韓国に0-2で敗れたが、第2戦のナイジェリア戦ではディミトリオス・サルピンギディスヴァシリス・トロシディスの得点で2-1と逆転勝ちを収め、ワールドカップ初勝利をあげた[3] 。しかし第3戦のアルゼンチン戦は0-2で敗れ1勝2敗でグループ3位、1994年大会に続いてグループリーグ敗退となった[4]

2012年 6月UEFA欧州選手権2012本大会では、グループリーグ最終戦でロシアに勝利し、グループA2位で2大会ぶり2度目のベスト8へと進出したが、準々決勝でドイツに敗れた。


古代ギリシャのファランクスを連想させるような典型的な堅守速攻型のチームであり、主にディフェンスに固めた超守備的サッカー(現代サッカーで基本の守備戦術とされているゾーンで守るという事をせず、マンツーマンで守る)を展開する。 攻撃はロングボールやハイクロスを多用し、高さを活かした戦術を採っている。

FIFAワールドカップの成績

  • 1930 - 不参加
  • 1934 - 棄権
  • 1938 - 予選敗退
  • 1950 - 不参加
  • 1954 - 予選敗退
  • 1958 - 予選敗退
  • 1962 - 予選敗退
  • 1966 - 予選敗退
  • 1970 - 予選敗退
  • 1974 - 予選敗退
  • 1978 - 予選敗退
  • 1982 - 予選敗退
  • 1986 - 予選敗退
  • 1990 - 予選敗退
  • 1994 - グループリーグ敗退
  • 1998 - 予選敗退
  • 2002 - 予選敗退
  • 2006 - 予選敗退
  • 2010 - グループリーグ敗退

UEFA欧州選手権の成績

  • 1960 - 予選敗退
  • 1964 - 予選敗退
  • 1968 - 予選敗退
  • 1972 - 予選敗退
  • 1976 - 予選敗退
  • 1980 - グループリーグ敗退
  • 1984 - 予選敗退
  • 1988 - 予選敗退
  • 1992 - 予選敗退
  • 1996 - 予選敗退
  • 2000 - 予選敗退
  • 2004 - 優勝
  • 2008 - グループリーグ敗退
  • 2012 - ベスト8

選手

キャップ

2012年6月8日時点
  水色は現役選手
# 名前 出場 得点 期間
1 テオドロス・ザゴラキス 120 3 1994-2007
2 ギオルゴス・カラグーニス 118 8 1999-
3 アンゲロス・バシナス 100 7 1999-2009
4 ストラトス・アポストラキス 96 5 1986-1997
5 コンスタンティノス・カツラニス 92 9 2003-
6 アントニオス・ニコポリディス 90 0 1999-2008
7 アンゲロス・ハリステアス 88 25 2001-
8 ディミトリス・サラヴァコス 78 22 1982-1994
9 ステリオス・ヤナコプーロス 77 12 1997-2009
タソス・ミトロプーロス 77 8 1978-1994

得点

2012年6月8日時点
  水色は現役選手
# 名前 得点 出場 期間
1 ニコス・アナストプーロス 29 73 1977-1988
2 アンゲロス・ハリステアス 25 88 2001-
3 ディミトリス・サラヴァコス 22 78 1982-1994
4 ミミス・パパイオアノー 21 61 1963-1978
5 テオファニス・ゲカス 21 59 2005-
6 ニコス・マフラス 18 61 1993-2002
7 デミス・ニコライディス 17 54 1995-2004
8 パナギオディス・ツァルヒディス 16 76 1987-1995
9 ギオルゴス・シデリス 14 28 1958-1970
10 ニコス・リベロプーロス 13 75 1996-

脚注

  1. ^ 2004: Underdogs have their day - UEFA.com 2010年6月20日閲覧
  2. ^ Greece grasp finals berth in Ukraine - UEFA.com 2010年6月20日閲覧
  3. ^ Greece make advantage pay - UEFA.com 2010年6月20日閲覧
  4. ^ Argentina snuff out Greece hopes - UEFA.com 2010年6月25日閲覧

外部リンク


ヨーロッパ(UEFA)のサッカーナショナルチーム
各列内は五十音順。*UEFA加盟およびFIFA未加盟
現存
廃止
2000年代
2010年代
2020年代
(注記)カッコ内は優勝した大会。 / 大会
4回
3回
2回
1回
男子(選手権) - 女子(選手権) - クラブ(CL, EL, ECL, WCL)
FIFA - AFC - CAF - CONCACAF - CONMEBOL - OFC - UEFA

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