「海がきこえる」の版間の差分
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*コピーは「高知・夏・17歳 ぼくと里伽子のプロローグ」。
*コピーは「高知・夏・17歳 ぼくと里伽子のプロローグ」。
*続編として、『海がきこえるII - アイがあるから -』を発行した。こちらは雑誌連載ではなく、氷室冴子による書下ろしである。全くの続編であり、『海がきこえる』を読んでいないと把握できない。
*続編として、『海がきこえるII - アイがあるから -』を発行した。こちらは雑誌連載ではなく、氷室冴子による書下ろしである。全くの続編であり、『海がきこえる』を読んでいないと把握できない。
*方言指導は高知県出身の声優、[[島本須美]](削除) であっ (削除ここまで)た。
*方言指導は高知県出身の声優、[[島本須美]](追記) がつとめ (追記ここまで)た。
==あらすじ==
==あらすじ==
2005年9月25日 (日) 07:23時点における版
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『海がきこえる』(うみがきこえる)は氷室冴子による小説、またそれを原作にスタジオジブリが製作したアニメーション作品。徳間文庫より発刊。
高知市を舞台にした、東京からの転校生・武藤里加子に恋をする、町を出たことの無い高校生・杜崎拓の物語。
概要
- 小説は雑誌『月刊アニメージュ』に連載されていたが、なぜか懐かしさやノスタルジーを感じさせる作風や、挿絵をスタジオジブリの近藤勝也が担当したことも話題になり、若い世代を中心にじわじわと人気を得る。
- 単行本化の際に作者による編集が加えられ、拓と里加子が高知城前でキスするシーンなどが省かれた。
- 文庫版は、現実と小説にギャップが生じたため、作者による修正が加えられた。
- 1993年、テレビアニメ化。スタジオジブリ内の若手作家を育成する目的で製作し、宮崎駿や高畑勲は全く関わっていない。挿絵そのもののキャラクターによって、原作とは若干違うストーリーを展開した。日本テレビ系で夕方に放映したが、この時間帯では異例の視聴率17パーセント以上を記録した。後にビデオ化、DVD化。英語版のタイトルはThe Ocean Waves。なお、テレビ放映では予算が合わないことを理由に、同様の企画はその後実現していない。
- コピーは「高知・夏・17歳 ぼくと里伽子のプロローグ」。
- 続編として、『海がきこえるII - アイがあるから -』を発行した。こちらは雑誌連載ではなく、氷室冴子による書下ろしである。全くの続編であり、『海がきこえる』を読んでいないと把握できない。
- 方言指導は高知県出身の声優、島本須美がつとめた。
あらすじ
東京の私立 大学に入学した杜崎拓は、高校時代の同級生から武藤里加子が東京の大学に進学しているらしいことを知る。一人暮らしのアパートで、拓は高校時代を思い出す。ハワイへの修学旅行、里加子と 二人だけの東京旅行、親友と喧嘩別れの文化祭。ほろ苦い記憶をたどりながら、拓は里加子のことが好きだった自分に気 がついていく。
登場人物
- 松野豊 (CV:関俊彦)
- 小浜裕実 (CV:荒木香恵)
- 山尾忠志 (CV:緑川光)
- 清水明子 (CV:天野由梨)
- 校長 (CV:渡部猛)
アニメ
スタッフ
- 監督:望月智充
- 脚本:中村香
- 音楽:永田茂
- キャラクターデザイン・作画監督:近藤勝也
- 美術監督:田中直哉
- 音響監督:浦上靖夫
- 主題歌「海になれたら」(歌:坂本洋子、作詞:望月智充、作・編曲:永田茂)
- 制作:スタジオジブリ若手制作集団
テレビドラマ
岡田恵和の脚本でテレビドラマ化された。主演は武田真治(杜崎拓)、佐藤仁美(武藤里伽子)。
ロケーション
- 高校 - 高知県立高知追手前高等学校が杜崎達が通う高校のモデルとなっている。
- 帯屋町 - 劇中に度々登場した高知市内のアーケード街。
- 成城学園- 里伽子がもともと住んでいた街。杜崎と共に父親に会いに行った。
- センチュリーハイアット - 東京で里伽子と杜崎が一泊したホテル。